浜崎あゆみ 25th Anniversary Live Tour 島根 <第3幕> | ラフラフ日記

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主に音楽について書いてます。

ayumi hamasaki 25th Anniversary Live Tour
2024年2月24日(土) 島根県民会館 大ホール

 

浜崎あゆみの 47都道府県ツアー、島根公演に行ってきた。

 

初の島根。

初の第3幕。

 

第3幕は 1月に石川ではじめて行く予定だったが、地震の影響で延期になり、この日が私にとって初の第3幕。(このツアーは第1幕・第2幕・第3幕にわかれていて、セットリストや内容が違う)

第3幕としては 14公演目で、もうツアーの後半だ。

 

島根に行くことにしたのは、あゆが島根でライブをするのはおそらく初だから見たいというのがあった。そしたら、島根は初というだけでなく、

 

 

浜崎あゆみにとって、47都道府県、最後の上陸地だった!!

 

「島根TAの皆様、大変お待たせ致しました!!!!」の文字から伝わってくる想いが熱い。

 

そんな島根公演に来ることができた幸せをかみしめて。

 

ツアートラックのバックが島根県民会館。遂に島根に!

 

ライブの前に、会場すぐ近くの松江城へ。

 

黒くて渋い。近くに武士(まつえ若武者隊?)がいた。

 

そして、エレカシの 47都道府県ツアーのときに宮本さんも行ったという小泉八雲記念館へ。

 

 

 

松江に着いたときから感じていたけど、静かで風情ある町並み。

 

そこに静かに建っている記念館に入ると、アイルランド、イギリス、フランス、アメリカ、日本と、小泉八雲が移り住んだ世界が広がっていた。「越境」という言葉が浮かぶ。

小泉八雲が左目を失明していたと知る。夏目漱石との関わりも。

家族を呼ぶときにホラ貝を使っていたというのが面白かった。庭も可憐だった。

 

そうこうしてるうちにライブの時間が近づいて。

 

「SHIMANE」のご当地ayupan。

 

ライブは、

 

ラスベガス カーニバル

 

とあゆが言っていたように、「祝祭」感あふれるスタート。カラフルで多彩で、ラスベガスのショーか、ブラジルのカーニバルか、日本のお祭りか。

 

そんな中、「ever free」「Memorial address」と “死別” を歌ったであろう歌も歌われた。

今までもライブで歌われてきた歌だけど、今までと違って聞こえた。いつもより悲しくないというか、死という向こう側へ行ってしまうではなくて、ここでは生も死も共にあるというか。いつもはもっと悲痛な叫びに聞こえるのに、祝祭のステージがそうさせたのか、輝きさえ感じたかも。ダンサー ZIN のソロが良かった。

 

何しろ、ステージが凄い。

宇宙を感じたり奥行きを感じたり。第1幕からそうだけど、第2幕、第3幕と、どんどん進化してる。例えば、2月に行ったテイラー・スウィフトのステージ、ああいうのをホールでやっちゃう感じ? アリーナやスタジアムであのスケールを実現するならわかるんだけど、ホールでこんなことができるんだぁみたいな。といっても、アリーナのようなスケールをホールでも出すというのとも違って、ホールを生かした、ホールでしか出せないスケール感。

 

「TO BE」「SEASONS」のときの映像を映す板?(LED?)、それが数枚、前後左右に並んで。あゆが街中で歌ってるみたいで、立体的に響いてくるというか、「ライブを観に来た」というより、街中であゆの歌に出会う感覚。それぞれの生活や人生の中にあゆの歌が生きていることをリアルに感じる。

 

そして、第1幕~第3幕通して、ライブの終盤に向かう前に流れる映像。

あれは、あゆがステージや音楽に向かってるときの葛藤や対峙を表わしてるんだと思った。あれを経て、音楽でありステージに立つ。それはそのまま、人生に向かうことでもあるんだなと思った。

何面もの鏡に囲まれるようにしてあゆが立っていて、その鏡に閉じ込められたり追われたり、その鏡を割ったり。あんな、笑っているようにも泣いているようにも見える表情、できる人いる? すごいなぁと思った。

最後にはその鏡の扉らしきものが開き、出て行くのだけど、それが、こうして浜崎あゆみはステージに音楽に向かっていく、人生に向かっていくっていうのを示しているようで。

第1幕、第2幕、第3幕と観てきたから感じたことかも知れない。

 

それら、街中であゆの歌に出会う感覚、鏡に囲まれる感覚が、ホールだから感じられるものだなと思った。

 

本編最後は、黒くてダークな「Nonfiction」。

 

そこで私は思い出した。

第1幕の 1曲目も「Nonfiction」だったことを。そのときはピンクで、もっと明るくキュートだったことを。

 

最初のピンクは、ツアーを通して、になった?

 

改めて長い旅路を思うとともに、表から裏までを行く、浜崎あゆみの胆力みたいなものを感じた。

 

ツアー終盤ということで、今まで回ってきた都道府県の想いもぎゅっとつまっているように感じたのは、八百万(やおよろず)の神が集まるという出雲がある島根だったからだろうか。そういう土地の影響はどうしても受けてしまうものだと感じた。遠征だと特に。

 

島根が、浜崎あゆみ一座が最後に上陸した場所だったというのも大きいだろう。

これであゆは、47都道府県すべてでライブをしたことになるんだね。すごい!

 

教会がたくさんあって異国情緒あふれる長崎、静かで風情ある町並みに松江城、武家屋敷、出雲大社の島根、同じ日本でもこうも違う。

あゆの 47都道府県ツアーを通して、今までより日本を知って、知りたくなって、日本を好きになる。

 

MC では、かまいたち山内さん(島根出身)の話になり、弟さんがコンビニで働いてて詐欺を何度も未然に防いで表彰されてる話も。あゆが山内さんに「島根行きます」と言ったら、弟さんの話が出たそうな。

USAゲームで、ko-ya が SATOMIさんのことを「大丈夫ですって言うけど、心こもってない♪」って言ったのが面白かった(笑)。

 

そして、第1幕でも第2幕でもダブルアンコールで最後に「Replace」を歌っていたから第3幕でもそうだと思っていたら、アンコールの最後に歌ったので、あれ?ダブルアンコールなしでこれで終わりかな?と思っていたら、この歌い出しが。

 

“Revolution”

 

「SEVEN DAYS WAR」だ。

 

そうか。沖縄ファイナルまで今日の公演を入れて、あと 7公演だ。

 

最後に、「沖縄ファイナルまで 7days」の文字が映し出され、「7」が「6」に。(days だったか正確な文字は記憶が定かではないのですが)

 

「SEVEN DAYS WAR」は TM NETWORK のカバーで、あゆは 2010年にカバーしている(シングル『crossroad』、アルバム『Love songs』に収録)。

 

ファイナルまでのカウントダウンがはじまった。

 

 

翌日、出雲大社へ。

 

一畑電車の「しまねっこ号Ⅱ」。私は乗れなかったけど、対向車とすれ違えた。

車窓から松江しんじ湖が。大きい!

 

出雲大社。

 

帰りは、鳥取の米子鬼太郎空港から羽田へ。

 

あゆも米子鬼太郎空港から帰ったみたいよ~。