浜崎あゆみ COUNTDOWN LIVE 2023-2024 A ~A COMPLETE 25~ | ラフラフ日記

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主に音楽について書いてます。

約一ヶ月前になるのかぁ、浜崎あゆみのカウントダウンライブに行ってきました。カウントダウンなしの 30日の方です。
行ってきてすぐに(といっても 5日後)「年末年始に感じたこと考えたこと」のブログを書きましたが、改めて。

 

といっても、詳しいことはそのブログにも貼ったライブレポートで読めると思うので、なんかちょっと違う視点からのことを。私のライブ記事って大体いつもそんな感じになっちゃってるんだけど。

 

ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2023-2024 A ~A COMPLETE 25~
2023年12月30日(土) 国立代々木競技場第一体育館

 

 

今回は、なんといっても、

バンド(4人)
コーラス(2人)
クワイヤー(4人)
ストリングス(8人)
ホーン(3人)
ダンサー(12人)


という、浜崎あゆみ+33名という編成。

 

センターステージで、音楽が中心にあるという感じで、ずっと幸せだった。

センターステージははじめてではなかったけど、皆が中心に向かってる感じがいつも以上にして、中心がちゃんとあるというか、音楽が中心にあって、そこにあゆがいてという感じが。

 

1曲目は、no more words!

 

今回、TAアプリ(ファンクラブ)で聴きたい曲のアンケートがあったのだけど、SNS などを見る限り、「no more words」に投票してる人多そうだったし、前から聴きたいという声をよく聞いたし、私も聴きたいと思っていた(私は「Melody」「WORDS」「Gloria」に投票したのだけどね)。2002年のアルバム『I am...』に入ってる曲だ。

 

それとは別に、2023年の夏、この曲を思い出すことがあった。

 

いろいろ考えて、自分に自信を持つことが大事なんだなと思ったときに、この曲のことを思い出したのだ。

 

もしもこの世界が勝者と敗者との
ふたつきりにわかれるなら
ああ僕は敗者でいい
いつだって敗者でいたいんだ

 

「敗者でいい」とあゆが歌っていたことを。

 

勝ちに行かなくたっていい。負けなければ。

「負けないことの大事さ」をこの曲は歌っているんだと思った。

 

勝ちに行くんじゃなくて、負けないことを考えてみたらどうだろう。

 

誰かがあなたを負かしに来るかも知れない。あなたは負け、あるいは、勝つかも知れない。

 

でも、「勝ちに行く」と「勝ちに行っちゃってる」は違うんだと思った。

 

「勝ちに行こうぜ!」と私の大好きな宮本浩次は言うのだけれど、でもそれは、「勝ちに行っちゃってる」とか「勝ちに行かされてる」とは違うんだなと思った。

勝ちたくもないのに勝ちに行っちゃってたり、あなたそれ本当に勝ちたいの?それは何に勝ちたいの?というような。特に最近は油断してるとすぐに勝ちに行かされてる気がする。

 

そんなとき、あ!私、今、勝ちに行っちゃってる…と気づいたとき、「負けない力」に気づくというか、この歌はそういうことを気づかせてくれる。

 

「知性」とは「負けない力」である…と橋本治も言ってたそうな。

 

負けない力 (朝日文庫)

 

“敗者でいい” と歌う「no more words」に感じた、負けない力。

 

自分の力は無限じゃなく、有限だと知ること。その一方で、自分に自信を持つこと。

 

私は負けるかも知れない。

けど、あゆがくれた「負けない力」がある!

 

そんなことを思った。

 

・・・・・・と、その「no more words」が 1曲目だったのだ!

 

ここで、橋本治『負けない力』を読んで印象に残ったことを書いておこう。

「知性」とは、自分の欲望をコントロールすること。それが出来ているかどうかは別として、その必要を理解して、自分自身が生きる上での前提にしておくこと。それが「知性がある」ということ。

 

「えらい人が言うことだから信じられる」というのは権威主義で、「えらい人の言ったことを都合よく解釈してしまう」は、その上を行く「自分が第一権威主義」。

 

そんな「no more words」をあゆはいつぶりに歌ったのだろうと思って、24周年ライブのときのこんな記事を思い出した。

そんな感動冷めやらぬまま披露されたのが本公演のハイライトのひとつ、「poker face」。このデビュー曲をフルコーラス、たった1人で歌い切るのは浜崎の歴史の中でも初めて。

そうだったのか?確かにフルで聴いたことなかったかも!とも思ったのだが、これ、知らない人からしたら「24周年ライブでデビュー曲をはじめてフルで歌った」って、今まで何を歌ってたの!?って感じだよね。でも、そういうところがあるというか、あゆは一筋縄では行かないよね! でも今回、「no more words」を歌ったのよ!

 

っと、まだ 1曲目だよ? 「no more words」だけでこの記事が終わってしまうよ!

 

とにかく、終始わたしの感想は、

 

あゆ、かっけーーーーーー!

 

だよ。

 

それと、「年末年始に感じたこと考えたこと」でも書いたけど、歌うのが楽しそうなあゆが見られたこと。

 

これ何年ぶりだろうって話でね。いや、そりゃ楽しい瞬間もなかったわけではないだろうけど。

 

「声が出てない」とか「音程がずれてる」とか言われたり、10年くらい前には「浜崎あゆみを見て、高音が出なくなって語尾を切る歌い方に変えたリアム・ギャラガーを思い出した」なんて言う人もいて。でも、そんなときあゆは楽しそうではなかったはずだし、きっと誰よりも、他人では想像できないくらいに、悔しくて、苦しくて……。私はそれを庇いたいわけではない。それでも、「声でてたね」とか「声きつそうだったね」と言われるのがシンガーであり、でもそれは「生き方そのもの」を言われるようなものなのだろうなって。リアム~と言ってた人はこうも言っていた。「生き方がそのまま出てしまう。シンガーって大変な仕事だ」

 

それでも(それゆえ)、あゆはシンガーなのだろう。

 

「歌」を一から学び直したい。あゆのインスタをもう一度貼っておく。

https://www.instagram.com/p/C1UGRjTPQD9/

 

ああ、こんなこと書いてたら、リアムの映画観たくなっちゃったよ!

 

 

映画『リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ』

https://asitwas.jp/

 

歌うのが楽しそうなあゆは、それでもやっぱり、必死だった。

 

必死で、歌うのが楽しそうなあゆ。

 

最高や!

 

あとはもう、この日ライブでやった曲を貼っていく。

 

この曲、ライブでひさしぶりに聴いたけど、めちゃめちゃカッコ良かった! いや、はじめて CD で聴いたときからカッコ良いと思ってたけど、“dance dance dance do it again” “sing sing sing do it again” だけでこんなにカッコ良くなる人、いる? MV も浜崎あゆみ史上もっとも謎かも知れないし、とにかく、謎のカッコ良さ! この曲を reprise的に 2回歌ったの! まさに反復、do it again!

 

いやぁぁぁ、あゆの曲って歌ってみるとわかるけど(歌ってみなくてもわかると思うけど)、あゆって体力あるなあって思う。この曲に続いて、「NO FUTURE」。いやぁ、本当すごい。広瀬香美が「広瀬香美も無理。広瀬香美真っ青」と言ったのわかるわぁ。「浜崎あゆみさんってすごいよね」「どこかで体力温存なさってるとしか思えない」って広瀬香美も言ってたわ。

 

そして、「FLOWER」(↑これは 2016年のライブ映像)。この曲であゆが人力車に乗ったの。人力車に乗ってセンターステージを一周したんだけど、絵になりすぎて、カッコ良すぎて、倒れそうだった。(ライブレポートに写真あり)

 

この曲の前には「Will」を歌った。「Will」好きだから嬉しかったなぁ。で、その「Will」では獅子舞が出てきて。その獅子舞が消えて(RIKI に変わり?)、「FLOWER」の “優しく笑ってた君は何処へ消えたのでしょう” へと。

ちなみに、上記ライブレポートに 35名とあるのは、この獅子舞パフォーマー 2人を入れて 35名ということだと思う。

 

「M」はこのアレンジの「M」。かっこいい~。しびれる。

 

そして、「Daybreak」。

31日では、カウントダウンしてからがこの曲だった。最後、“いつかの~” ってところをアカペラで歌った。

 

そこからの「Thank U」。

 

明日が来る事への

確約なんてないから

 

年が明けてすぐから、この一節が突き刺さってる。

 

1月に石川で観るはずだった、第3幕のライブ。

 

あゆが 2024年最初に歌った歌のサビを思い出してる。

 

どんなに遠く離れていても
僕らは同じ空の下で
いつかのあの日夢見た場所へと
旅している同志だって事を
忘れないで

 

 

って、ちょっと書くつもりが長くなっちゃってる! しかも、またいつものごとくライブの話じゃないこといろいろ書いちゃってる気がする!

 

あゆが MC で、「師走の忙しいときに来てくれてありがとう。明日(大晦日)ここでカウントダウンライブしてるから、年が変わった瞬間でも、それぞれの場所で私たちのこと少しでも思い出してくれたら嬉しい」というようなことを言っていて、お客さんが明日も来る前提じゃなくて、今日しか来れない前提で話してたのが良かった。

 

セットリスト <COUNTDOWN LIVE 2023-2024 A>

00. Opening
01. no more words
02. evolution
03. Last angel
04. task'n'bass
05. do it again
06. snowy kiss
07. NO FUTURE
08. do it again
09. tasking
10. Will
11. FLOWER
12. Acoustic Show (Dearest / LOVE ~Destiny~ / Days / HEAVEN)
13. walking proud
14. monochrome / M / Far away / SEASONS
15. Bold & Delicious (Instrumental)
16. Daybreak
17. Thank U
18. Just the way you are
19. until that Day...

20. Humming 7/4
21. Boys & Girls
22. MY ALL

23. Replace

 

オレンジは演奏のみ。こちらを参照させていただきました)

 

本編最後が「until that Day...」で、これだけやって最後これ!一座すご!ってなった。

 

最後の「Replace」で、これも 47都道府県ツアーの一つなんだということを思い出した。

 

31日はキンタロー。さんも登場。面白いのでこの投稿を見て欲しい。

 

あゆのインスタ

https://www.instagram.com/p/C14MuHWvqfz/

 

キンタロー。さんのインスタ

https://www.instagram.com/p/C1smONNy37z/