2022年 私的年間ベストアルバム | ラフラフ日記

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主に音楽について書いてます。

それでは、「2022年のアルバム」について書きたいと思います。今回は 20枚選んで、順位を付けました!

 

もっと聴き込みたい:20位~15位
まだあまり聴けてないけど、これから聴きたくて、もっと聴いたら順位も変わってくるかも知れない 6枚です。


20位 betcover!!『卵』
12月に出たアルバム。私は果たして本当に betcover!! に惹かれているのか? でもやっぱり惹かれているんだと思う。『極東サンバ』のころの THE BOOM も少し感じるのよ。

adieu(上白石萌歌)に曲提供してるんですね(後述参照)。 → https://youtu.be/1EvUb65A6L0

 

「H」 https://youtu.be/GVjlK_h_32U

 

19位 ロザリア『モトマミ』(Rosalia『Motomami』)
「HENTAI」を聴いたとき、ぐっときてしまって。他の曲も、もっと聴きたいアルバムです。

 

「HENTAI」 https://youtu.be/_6YCNd3ONUU

18位 ビョーク『フォソーラ』(Bjork『Fossora』)
ビョークの「歌心」を感じた。来日公演行くよ!楽しみ!

「atopos」 https://youtu.be/9FD2mUonh5s

17位 ハンバートハンバート『丈夫な私たち』
年末に出会った瞬間ノックアウト! 良い! 「私のマサラ」「君の味方」たまりません。これはもっと聴いたら確実に順位上がりそうなアルバムです。

(出会った瞬間ノックアウトといえば、T字路s の「これさえあれば」も良かったなぁ)

「恋の顛末」 https://youtu.be/09vOe1_UsjM

 

16位 syrup16g『Les Mise blue』
復活後のシロップは、2014年に国際フォーラムで観たきりか。2020年に観るはずだったんだけど、コロナで…。いつか観られるとき来るかなぁ。「Dinosaur」からスイッチが入るように感じた。

 

東京ガーデンシアター 2021.11.04 teaser https://youtu.be/M19SECg8RdQ

15位 ホフディラン『Island CD』
ホフディランもシロップもベースはキタダマキ!なんだけど、最近は宮本浩次でも弾いてる。でもやっぱり私はキタダマキとはホフディランでの出会いなんだよね。

 

そのキタダマキの貴重なインタビューがありました!(ホフディランも出てきます)

 

syrup16g、宮本浩次、YEN TOWN BAND、Chara、椎名林檎、コーネリアス、ピチカート・ファイヴ……約30年もの間、活躍を続けるベーシスト・キタダマキ。初めてキャリアを訊いた

【インタビュー前編/連載・匠の人】 https://spice.eplus.jp/articles/310254

【インタビュー後編/連載・匠の人】 https://spice.eplus.jp/articles/310257

シロップも宮本浩次も良いけど、ホフも良いよ!

 

「花」 https://youtu.be/y1UnJXWL99Q


新しさと古さ:14位~11位
新しさもありつつ古さもある、みたいな? 一番私の趣味が出てるゾーンのようでもあり、新しさもあるみたいな? そんな 4枚です。


14位 フォンテインズD.C.『スキンティ・フィア』(Fontaines D.C.『Skinty Fia』)
不思議な魅力のあるアルバムで、なんか聴いちゃう。ミステリアスな魅力が。

 

 

13位 amazarashi『七号線ロストボーイズ』
すごくポップなアルバムに感じた。全曲シングル?みたいな。聴きやすいし。「火種」のあえてギター掻き鳴らしてる感じも良い。

 

音楽通みたいな人からはあまり語られてない印象があるんですけど(米津玄師とかは語られてるけど)、amazarashi からトラヴィス・スコットとかボン・イヴェールとの共振を感じるときがあるんだよね。「U (Man Like)」(ボン・イヴェール)とか「令和二年」って思ったし。

 


12位 大森靖子『超天獄』
とにかく一曲目の「VAIDOKU」に吃驚した。向井秀徳が大森靖子にシンパシー感じるのもわかる気がする。なんかファンキー? YUKI や Chara、椎名林檎たちがなぎ倒されていったような。

大森靖子が居なかったら世界は今よりつまらないだろうな。

 

「魔法が使えないなら」「音楽を捨てよ、そして音楽へ」を歌ってきた人にとって、このインタビューに出てきた「魔法なしで戦える人が一番強い」という言葉は重い。そして今回、「魔法使いは二度死ぬ」

同じくそのインタビューで「傷つかずに癒えるとでも思ってんのか」という靖子ちゃんに、浜崎あゆみの「戦いもせずに癒し求めるもんじゃない」を思い出したよね(「Real me」2002年)。

 

「前説ADvance」好きだなぁ。靖子ちゃんの低音ボーカル良い。

 


11位 アークティック・モンキーズ『ザ・カー』(Arctic Monkeys『The Car』)
イギリスのロックが好きと言いながら、アークティック・モンキーズそんなに聴いてなかった。フランツ・フェルディナンドとかストロークス(はアメリカのバンドですが)とか出てきたあたりから疎くなっていったというか。でも今年(2022年)、アークティック・モンキーズの『AM』を聴いたらすごく良くて。このアルバムよりも『AM』を挙げたいくらいだけど、それで新しいアルバムが出るっていうんで楽しみにしてて。それで聴きました。

 

 


良いアルバム:10位~5位
いろんなところの年間ベストでも挙がってるんじゃないかっていう 6枚です。


10位 ビヨンセ『ルネッサンス』(Beyonce『Renaissance』)

同じ 2022年に出た浜崎あゆみの「Summer Again」を聴いたとき、ビヨンセの「ブレイク・マイ・ソウル」と通じるって思ったんですよね。


2022年を象徴する?30曲でアルバムの曲は入れないと言いつつビヨンセの曲を入れたけど、あれはマドンナとのリミックスってことで。

 


9位 ザ・スマイル『ア・ライト・フォー・アトラクティング・アテンション』(The Smile『A Light for Attracting Attention』)

良い。良いんだけど、レディオヘッドじゃないのかぁという気持ちと。レディオヘッドより聴きやすくてポップなんだと思うんだけど、だからこそレディオヘッドではできないのかな? だとしたら、レディオヘッドとは…。良いんだけど、これを良いとしちゃうとレディオヘッドは…みたいな。でも良いよ。

 


8位 羊文学『our hope』

 

2022年は羊文学に出会えて良かったなぁ。

 

“何回だって言うよ 世界は美しいよ 君がそれを諦めないからだよ”


7位 ティアーズ・フォー・フィアーズ『ザ・ティッピング・ポイント』(Tears for Fears『The Tipping Point』)

私にとって、ビートルズ的良さとデペッシュ・モード的良さが混じり合ってるティアーズ・フォー・フィアーズ。

けど、ビートルズはわかるけど、デペッシュ・モードはどうなんだろうと思ってたら、この最新アルバムに入ってる「My Demons」は「デペッシュ・モードのために書かれたような曲」だと本人が表現したんだそう。

今回のアルバム、カントリーっぽさもある?(いや、カントリー全然わかんないけど)

 

ティアーズ・フォー・フィアーズって、ウィーザー、ロード、ロバート・グラスパーがカバーしてたり、カニエ・ウェスト、ウィークエンド、ドレイクがサンプリングしてたりするんだね。

 

ティアーズ・フォー・フィアーズの歩み 80s黄金期と復活劇、カニエも魅了した「疎外感」

https://rollingstonejapan.com/articles/detail/37248

 


6位 リアム・ギャラガー『カモン・ユー・ノウ』(Liam Gallagher『C'MON YOU KNOW』)

ノエルのソロは聴いてたけど、リアムのソロはあまり聴いてなかった。でも、リアムのソロ良いじゃんと!! いやちょっと、これは嬉しい。サマソニ来るんだよね? 観たいなぁ、今のリアム。

 

10年くらい前、浜崎あゆみを見てリアムを思い出したとネガティブな意味で言ってるのを見かけたけど、今ならポジティブな意味で言えるかも知れない。生き方がそのまま出てしまうのがシンガーだという。

 


5位 Awich『Queendom』

 

いやもう、かっこいいなって。歌詞に “アンミカ” とか出てくるのも面白い。

 

ピアソラからPUSHIM、AwichからPUSHIM

 

 


すぐに決まった:4位~1位
順位決めるにあたって、4位~1位はすぐに決まったんだよね。でも、1位は自分でもびっくりしてしまった。

4位 リナ・サワヤマ『ホールド・ザ・ガール』(Rina Sawayama『Hold The Girl』)

この前のライブも素晴らしかったです。

 

Rina Sawayama で「地獄で華金」

 

このアルバムの曲ではないけど、この前のライブで「STFU!」のイントロに Korn の「Blind」のオマージュが…というのを見かけて、「STFU!」といえば私があゆを感じた曲でもあるから、ってことはあゆも Korn とかの影響受けてるのかなぁと。というか、「メタル」の要素は浜崎あゆみも Rina Sawayama も大いにあるからね!!

 

 


3位 ケンドリック・ラマー『ミスター・モラル&ザ・ビッグ・ステッパーズ』(Kendrick Lamar『Mr.Morale & The Big Steppers』)

曲が好き。なんかいろいろとあるとは思うんだけど、まず何より、曲が好きなんだよね。で、かっこいい。ケンドリック・ラマーもサマソニ来る。観たいなぁ。

 

 


2位 クーラ・シェイカー『ファースト・コングリゲイショナル・チャーチ・オブ・エターナル・ラヴ・アンド・フリー・ハグス』(Kula Shaker『1st Congregational Church Of Eternal Love And Free Hugs』)

ファースト・コングリゲイショナル・チャーチ・オブ・エターナル・ラヴ・アンド・フリー・ハグス

 

もうこのへんは「私的」ランキングなんだからっていう。ジャケットも良いし、タイトルも長い。サマソニでの milet との共演(「Govinda」)も良かったなぁ。そして、もうすぐ来日公演!

 

 


1位 The Songbards『Grow Old With Us』

Grow Old With Us(完全限定生産盤)

 

まさかソングバーズが 1位になるとは! いや、もちろん素晴らしいアルバムだし、まさかだなんて失礼だけど、でもまさか 1位になるとは思ってなかったからさ。でも、こうして挙げていってみると、そっか、これが 1位か、これを 1位にしないでどうする、これしかないな、みたいな。

 

The Songbards 『Grow Old With Us』Release Tour

 

ソングバーズ前から良いなと思ってたけど、この曲が決め手になったような気がする。「夏の重力」ともつながってる MV だよね。素晴らしい。

 

中川大志くんが出てます~。

 

 

そんなこんなで、「2022年 私的年間ベストアルバム」でした。

 

宇多田ヒカル『BADモード』を意地でも選んでない自分が可愛いです(笑)。2018年のときにも書いたと思うけど、こういうとき宇多田ヒカルを選んでなるものか!みたいな。そのくせ、2022年を象徴する?30曲では選んでるという、やっぱり可愛いです(笑)。でも、もうそろそろ宇多田ヒカルを選んでなるものか!から解放されるかも~?

 

そして、betcover!! のところで後述参照と書いたのは、

 

 

これは、川谷絵音さんが一年間の音楽シーンを振り返るやつなんですが、2020年のときはソングバーズを挙げたりしてて。

で、2022年ではビアリストックス挙げてるじゃないですか!(2022年、新しく出会ったアーティストと私的トピックで挙げたやつ~) アウスゲイルも出てくるし。ミューズのギターリフがどうとか。

この記事で betcover!! の柳瀬二郎が adieu(上白石萌歌)に曲提供(「旅立ち」)してることを知りました。