現在、子育てをしているママさんたちが子どものときと、今とでは育児の方法が変わっていることがありますね。
スキンケアひとつとっても、変わりましたね。(参照: 子どものスキンケア/まゆこvol.11)
だっこも、昔は「抱きぐせをつけると甘えてよく泣くようになる」とか「自立できない子になる」などと言われていました。でも、今はどうでしょう?
だっこは、自己肯定感や人への信頼感が育つ、ココロの成長に大切なことと言われています。親に十分に甘えた経験や安心して過ごした日々が、自己肯定感を高め、自立心を促すということもわかってきています。
しつけの為の体罰に関しても、昔と今では大きく変わりました。色々な研究が進む中「体罰」が子どもに与える悪影響がわかってきました。例えば、叩くことで、子どもの振る舞いや態度がよくなるという結果はでていません。が、体罰は子どものココロの成長や親との関係にネガティブな影響をもたらすと指摘されました。 子どもたちだけでなく、わたしたち大人も、言葉や態度による精神的暴力または身体的暴力で傷つけられると、大きな恐怖心が残りココロは委縮し、自信や自分らしさを失っていきます。
体罰は身体的な虐待となる恐れがあるとも言われています。 そして今年、2020年4月に「児童虐待の防止等に関する法律」が改正され、体罰は(しつけの為だとしても)法律で禁止されることになりました。(日本は世界で59番目の体罰全面禁止国になりました!わたしたちのホームページ、子育てに関するリンク内のオレンジリボン運動「子供への虐待をなくそう」パンフレットもご覧ください)
また、一昔前と比べると、自分の家族や義理の親などの助けを得られず、ワンオペ育児をされている方が増えているようです。が、その代わり、地域子育て支援センターなど、親子をサポートする様々な機関や支援制度が増えてきました。
近年は、ママがリフレッシュすることの大切さ、パパの子育て参加・協力の大切さや、ワーク・ライフバランス(仕事と生活の調和)の重要性も認識され、関心も高まっています。
昔と今、育児の方法や考え方、子育てに関する制度・法律など変わったことが色々あります。なので、時代の変化に伴い、わたしたちの気持ちも、これから少しずつ変えてみませんか?
例えば、完璧なママを目指さない、しんどいときは我慢し続けないで少し周りの人に頼ったり、つらい時は、誰かに悩みを相談したりできるように 孤立せず横のつながりを作り、ママ自身が自分を大切にすることも考えていきましょう。
様々な変化の中、この令和の時代に「子どもを産み育てやすい国」になってほしいですね。