最近、ロンドンでの日本人診療にたずさわる中、やはり気になるのが、特に日本人の皆さんのビタミンD欠乏です。
以前にもビタミンD欠乏について二つの記事を書きました。
「ビタミンD欠乏症について~外出自粛にともなって~ /まゆこvol.1」
こちらもご覧いただきたいと思います。
上の記事で触れているように、ビタミンD欠乏によって骨軟化症やくる病につながります。
しかしそれだけではなく、ビタミンDは免疫や精神面でも大きな役割を持っていることが少しずつ分かってきています。
原因はわからないのだけど、特別なからだの不調がないのだけど、なんだか元気が出ない、やるきが起こらない、というご相談をよく受けます。
そういった方で検査をしてみると、
やはりビタミンDが基準値が低いということが見られます。
もちろんこれだけが原因かどうかはわからないところではありますが、少なくともビタミンD欠乏に関しては比較的対策が取りやすいところです。
具体的には、
・ビタミンDを多く含有する食品を多く摂取する(魚類、きのこ類など)
・日光を浴びる
・ビタミンDサプリメントを摂る
ということが挙げられます。
もちろん、食品や日差しだけで、十分なビタミンDが得られれば良いのですが、これに関しては現代的な生活の中ではなかなか達成しにくいところです。
ですので、やはり積極的にサプリメントで摂取することをお勧めします。
でも、食品も心がけて、日差しを浴びるのも心がけて、かつサプリも摂ったら過剰にならない?
と思うかもしれません。
しかし、ビタミンDは摂取安全域の幅が広いですので、仮に一日目標の二倍を摂取してしまっても何も問題ありません。
もし、個別にご相談なさりたい場合は、ぜひお問い合わせくださいね。