不登校のケア 心の健康を学ぶ意義

 

この記事では、子どもたちの心の健康を促進するために、学校の授業でメンタルヘルスケアについて取り組むことの意義についてお伝えしています。

 

一つでも多くの心の健康のための「知識」を武器として持つことで、しんどくなったときの対応がやりやすくなります。

 

子どもの頃から心のケアの重要性について、一緒に学んでいきましょう。

 

この記事でわかること

▶︎メンタルヘルスケアの重要性

▶︎学校の授業で心の健康を学ぶことの大切さ

▶︎家庭でもできる心のケア

 

この記事を書いた人
▫️不登校・ひきこもり専門公認心理師なかがわひろか
▫️学校・PTA・自治体での不登校・ひきこもり講演多数
▫️これまで280組以上の親子のサポートを行う

 

▶︎心の健康ケアを学ぶことの意義

 

 

カウンセリングの仕事を始めて13年の月日が流れようとしています。この仕事をしていて大きな武器になったのが「(自身の)メンタルヘルスケア」です。

 

私自身中学時代に不登校を、そして新卒で働いた会社でパニック障害を経験し、心の健康を乱したことで、休養を余儀なくされる経験を持ったことがあります。

 

\なかがわの経歴については👇をどうぞ/

 

そのころは、メンタルヘルスケアについて何も知りませんでした。どちらかというとそういうのは「心が弱い病気の人がやること」くらいに思っていました。

 

しかしいざ自分がメンタルダウンを起こしたことで、心が弱い、強いというのは関係なく、また病気、病気じゃないということも関わりなく、全ての人に大事なことだと認識しました。

 

その後ふとした偶然の出会いから、不登校・ひきこもりの方と接するようになりその後大人の心のケアにも取り組み、今はメンタルヘルスケアの研修を行うようにもなりました。

 

一つでも多くの心のケアの方法を知っておくことは、長い人生を生きていく上で必要不可欠なものだと感じています。

 

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▶︎カウンセリングを通して学んだメンタルケア

 

カウンセリングを行うようになってから、さまざまな方法を身につけました。呼吸法、リラクゼーション、マインドフルネス、認知行動療法、短期療法、アサーション……

 

今では「こういう気持ちになったときはこの方法を使おう」と臨機応変に使い分けができるようにもなりました。

 

「メンタルヘルスケアは、子どもの頃から国語や算数と同じように学んでおくべきこと」と思っています。

 

私の元には10代・20代はもちろん、小学生のご相談もあります。子どもたち用にわかりやすくメンタルケアについてもお伝えします。伝え方が大事なだけで、内容は大人も子どもも基本的な部分は同じです。つまり小さい子どもたちにも十分理解できるものです。

 

メンタルヘルスケアの方法は使わなくてもいいのです。「もししんどくなっても、こんな方法があるよ」と知っておくのと、知らないのとでは大きな違いがあります。

 

「この道を抜ければ街に出る」ことを知って運転するのと「どこに繋がっているかわからない」と思って運転するのと。不安度は大きく違うものです。

 

しんどくなっても、こうすれば問題を解決しやすくなる、という方法を知っておくだけでも安心して「悩める」ようになります。

▶︎月に1時間でも取り入れてみませんか?

 

私は講演会などで先生方やPTAの方々にお伝えするのは「月に一度、算数や数学の授業を削ってでも、メンタルについて学ぶ機会があることは重要ではないでしょうか」ということです。

 

特別授業などで取り組んでいるところもあるようですが、最低でも月に1度くらいは、きちんと時間をとって取り組むことで、子どもたちは「武器」を手に入れることができます。

 

1時間くらい算数の時間を削っても大きな支障はないはずです。1時間メンタルについて学ぶことで、学校を休んだりすることが減るならばそちらの方が有意義ではないかなと思います。

 

なかなかすぐに実践は難しいかもしれませんが、本気で今の日本の不登校という課題に取り組むならば、避けては通れない道だと思っています。

 

▶︎家庭でできるメンタルケア:呼吸法

 

学校でということはなかなかすぐには難しいかもしれません。しかし家庭であれば比較的自由度高く取り組むことができます。

 

例えば呼吸法。リラックスさせるために効果的な方法になります。お金もかからないし、時間もそこまでかかりません。

 

お腹に息を溜めるように吸い込んで、できるだけ長く吐き出すことを繰り返します。吐き出すときに副交感神経という体をリラックスさせる神経が作用するので、心を落ち着かせる効果があります。

 

ADHD傾向のあるお子さんに勉強の前に3分ほど取り入れると、見違えるほど集中します。こんな簡単なことで集中力も高められるしリラックス効果もあります。こういったことはぜひ積極的にご家庭でも吸収していただけたらと思います。

 

▶︎考え方に幅を持たせる方法

 

他にも「他の人だったらどんな風に考えるだろう」と一つの考え方に縛られない練習を行うこともできます。

 

\思考力の幅を広げる方法について👇のコラムをご参考ください/

 

私たちは追い詰められたときに、「こうするしかない」と「しか」という発想をしがちです。しかしそれは視野が狭くなっている証拠です。

 

他にはどんな考え方があるだろうと思いを巡らしてみるのです。このようにして一つの事柄に対して多様な角度から考えられる力を身につけることで、思考を柔軟にし、ストレス耐性も強くできるようになります。

 

▶︎心の安心につながるメンタルケア

学校でも家庭でもメンタルケアについて取り組むことができれば、きっと上手に心の課題に取り組める子どもたちが増えていきます。

 

生きているといろんなことがあります。私たちはそれらに向かいながら生きていくことになります。

 

辛いときに「こういう方法がある」と知っておくことは、きっと心の安心につながります。学校で、家庭で、ぜひ一緒に取り組んでみましょう。

 

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初めまして、不登校・ひきこもりカウンセラーなかがわひろかです。
 
私は中学2年生の頃に不登校を、そして新卒で入社した会社でパニック障害を患ったこと経験があります。
 
この頃の経験をきっかけとし「心の問題で悩む人たちの助けになりたい」と思い心理相談室OFFICE NAKAGAWAを2011年に立ち上げました。これまで12年以上にわたって親子のサポートや8050問題にも取り組んでいます。
 
学校に行けなかった頃「どうして自分は行けないんだろう」と思いました。パニック障害を療養中は「自分はもう社会に適応できないんじゃないか」と思いました。
 
きっとお子さんたちも同じような思いを持たれていると思います。そして親御さんもどうサポートしていいかわからず、不安な状態にいらっしゃるのではないでしょうか。
 
私自身出会った人たちのサポートによって、再登校し、再び社会で働けるようになりました。自分もそんな人たちのような存在になれたらと思い事業を立ち上げました。
 
私が得意としている分野は次の3つです。

1. 不登校やひきこもり、またそのご家族のケア

2. 心理療法を応用した学習サポート

3. 親子の関わり方

今が一番辛い時期だと思います。でもきっと脱け出すことができます。どうやったらいいのかという「具体的な方法」について一緒に考えていきましょう。