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2008 best seller in U.S.

みなさま、遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。

健やかに今年一年を過ごせるよう願いつつ、新たな年を迎えた松井です。

(炎の編集者 常盤は、仕事をしながら新年を迎えたそうです・・・。今年もいい本、作るね、きっと)


さて先日、TSUTAYA 書籍 2008年間ランキングの「実話!感動のノンフィクション」ジャンルで3位にランクインするという嬉しいニュースをお伝えしましたが、大ベストセラーとなったアメリカでの『LAST LECTURE』の状況をお知らせしたいと思います。


『最後の授業』担当者ブログ-thai ed


amazon.com の Best of 2008 では、Top 100 Customer Favorites  で見事、2位にランクイン! 

このランキングは、2008年に出版された本で、2008年10月までに実際にオーダーされた冊数のランキングです。

1位独走状態が長く続き、多くの読者に愛された結果でしょう。


マンハッタンにある本店が有名な書店の最大手であるBARNES & NOBLE の Bestsellers of 2008  では、3位にランクイン!


しかし!上記はあくまでも途中経過。現在もまだまだベストセラーランキングのトップに君臨しつづけているのです。


たとえば、The New Yorks Times の2009年1月7日付けランキングの「HARDCOVER ADVICE」ジャンル1位、

PUBLISHERS WEEKLY の2008年12月22日付けランキングの「Hardcover Nonfiction」ジャンル1位 などなど。


越年のベストセラーとなり、これからもまだまだ多くの読者がランディ・パウシュの心の生徒となることでしょう。

日本でも、まだまだこれからですね!

誕生日おめでとう、ディラン

こんにちは。常盤です。


あっという間だった2008年。みなさんにとって、この1年はどんな年でしたか?


今年は私にとって、昨年末から関わりつづけていた『最後の授業 』をようやくみなさんにご紹介することのできた、思い出深い年になりました。

本書をお読みいただいたみなさん、動画をご覧いただいたみなさん、そして、松井と細々とつづけているこのブログを訪れてくださるみなさん。ほんとうにありがとうございました。

また来年からも、どうぞよろしくお願いいたします。


みなさんにとって、2009年がより楽しく、より実り多い年になりますことを心よりお祈りしています。



あ、そうだ。

今日はパウシュ先生の長男、ディランくんの誕生日。

生まれたときにはわずか1325グラムの小さな小さな未熟児だったディランも、もう7歳になります。


『最後の授業』pp.108-109より


  帝王切開手術が始まり、僕はジェイの手を強く強く握りしめた。

  彼女の唇は真っ青で、体は震えていた。ジェイの頭をなでながら、

  両手で彼女の片方の手を握りしめ、ありのままに、でも安心できるように、

  手術の様子を説明した。ジェイも意識を失わないようにしようとしていた。

  「赤ちゃんが見えるよ」と、僕は言った。「赤ちゃんが出てくる」

  ジェイは涙があふれて、いちばんつらい質問ができなかった。

  でも僕は答えた。

  「ちゃんと動いてるよ」

  そのとき赤ん坊が――僕たちの最初の子、ディランが――聞いたことの

  ないような甲高い声をあげた。あらんかぎりの力をふりしぼって。

  看護師たちが笑顔になった。

  「えらいわね」と、だれかが言った。弱々しく生まれてきた未熟児は、

  たいてい問題をかかえている。でも、元気よく大声で泣きながら出てくる

  未熟児は闘志にあふれている。力強く成長するのだ。


そう、力強く成長してほしいものです。

パパがあれほど愛した、自慢の息子ですものね。


誕生日おめでとう、ディラン。



『最後の授業』担当者ブログ-randy&kids




パウシュ先生が“Pittsburgher of the Year”に!

こんにちは。常盤です。

今日から冬休みという方も多いかもしれませんね。みなさまいかがお過ごしでしょうか?

年末っていつも慌しいものですが、私はこのシーズンが大好きです。年が明けるとお楽しみが終わってしまったような気分になりますが、年末には独特のワクワク感がありますよね。



さて、本日の話題はちょっとしたグッドニュース。


カーネギーメロン大学があるピッツバーグの地元誌『ピッツバーグ・マガジン 』が決める“Pittsburgher of the Year(ピッツバーグの今年の顔)”に、パウシュ先生が選ばれました!



『最後の授業』担当者ブログ-pittsburgh mgz
パウシュ先生が選ばれました!



この記事 を読むと、奥様のジェイや恩師のアンディ・ファン・ダム教授をはじめ様々な人たちとのエピソードとともに、パウシュ先生が歩んできた道のりを改めて振り返ることができます。

パウシュ先生がいかに幼いころからビジョンを持っていたか、教師としていかに優れていたかもわかりますよ。



そのなかで、『最後の授業 』には書かれていない、印象深いパウシュ先生のエピソードをひとつご紹介しますね。




それは、パウシュ先生が余命宣告を受けた後の、2006年秋のこと。


パウシュ夫妻は、ピッツバーグの名門Shady Side Junior Schoolに長男のディラン(当時3歳)を通わせるにあたり、同校のシェリル・リトル校長と面接をしました。

通常であれば、校長先生と親御さんとの面接は20分ほど。「お子さんはどんな子ですか?」など、校長先生から両親に、ざっくばらんに質問する程度なのだそうです。


ところが、パウシュ先生の場合はまったく違いました。

2時間ほどに及んだその面接を「あんなに大変な思いをしたことはなかった」と振り返りながら、リトル校長は次のように述懐しています。


面接が始まると、パウシュ先生はリトル校長に対して、同校の支出を細かく示した円グラフと、進学に必要な独習の成績がわかる最新データを見せてほしい、と言ったそうです。
「そんなことを尋ねてくる親御さんは初めてですよ。しかも、お子さんはまだ3歳だというのに」とは校長先生の談。


面接の最中に、パウシュ先生は校長先生にこう言いました。


  バカげた質問だってことは自分でもわかっているんです。
  でも、僕は死にかけている。
  僕には、まだ学校に上がっていない3人の子供がいます。
  あの子たちの面倒をいちばんよく見てくれる学校がどこなのか、

  僕はこの目でしっかりと確かめておかなくてはならないんです。



その言葉を聞いて、自身も親であり、また癌を克服した身でもあるリトル校長は、パウシュ先生を同校のMiddle School(6~8歳)、Senior School(9~12歳)の校長たちに引き合わせました。ディランがMiddle School、Senior Schoolに進学するのはまだ数年先のことだったけれど――。


当時を回想しながら、リトル校長はインタビューにこう答えています。

「ランディは、私がいままで出会った誰よりも熱心なお父さんでした」。


パウシュ先生が子どもたちのことをどれほど愛していたか、このエピソードからもよくわかりますね。



この『ピッツバーグ・マガジン』の記事、全文はかなり長いですが、もしお時間に余裕があればぜひお読みください。



’08 TSUTAYA BOOKS 年間ランキング

皆さん、こんにちは。

今年の仕事納めは26日という方が多いのではないでしょうか。

ということは残すところ、あと1週間、がんばっていきましょう!


さて皆さんは今年、どんな本を読みましたか?


2008年 年間ベストセラー総合(トーハン調べ)


1. ハリー・ポッターと死の秘宝

2. 夢をかなえるゾウ

3. B型自分の説明書

4. O型自分の説明書

5. A型自分の説明書

6. ホームレス中学生

7. 女性の品格 装いから生き方まで

8. 親の品格

9. AB型自分の説明書

10.脳を活かす勉強法 奇跡の「強化学習」


この中で皆さん、読んだ本はありましたか?

私は・・・2位の『夢をかなえるゾウ』1冊のみでした。


そして『最後の授業』は、部数では、上記のベストセラー本の足元にも及びませんでしたが、「今、必要とされている本」であったように感じています。本を読んだ下さった読者の皆さんにとって、「今年、もっとも心を動かされた本」であったなら、こんなにうれしいことはありません。


そうそう、TSUTAYA BOOKS 年間ランキングでは、「実話!感動のノンフィクション」というジャンルで、3位にランクされたんですよクラッカー


『最後の授業』担当者ブログ-TSUTAYA



ランディ・パウシュとの出会いが、皆さんにとって2008年、心に残る出来事でありますように。

YouTubeの再生回数が300,000回を超えた!

こんにちは。常盤です。


YouTubeにアップされているパウシュ先生の「最後の授業 」。

その再生回数が、ついに300,000回を超えました! すばらしい!


『最後の授業』担当者ブログ-YouTube
ついに…!


このブログで100,000回を超えた 、とご報告したのは8月13日のこと。あれから4ヶ月ほどのうちにさらに200,000万人の人にご覧いただけるとは夢にも思っていなかったので、今日は朝から若干放心ぎみです。


パウシュ先生の授業を受けてくださったみなさん、そして、まわりのお知り合いにURLを転送してくださったみなさん。あらためて、ほんとうにありがとうございました。

今後もコツコツと、多くの方にパウシュ先生のことを知っていただくために努力していきます。



このところブログの更新をサボりぎみの松井も、きっと近日中にナイスなエントリーを書いてくれると思いますので( ̄ー ̄)、どうぞお楽しみに!