まいちょいす。 -7ページ目

死神は音楽がお好き。

読了
井坂幸太郎 【死神の精度】


文藝春秋 2008年2月




冒頭のタイトル作品「死神の精度」で仕事の対象者となる床屋の主人との
会話がシュールでした。死神“千葉さん”のキャラも最初の作品でキッチリ
固まっていたようで、続く作品もサクサク楽しめました。


床屋 「死ぬのが怖い」

死神 「生まれてくる前を覚えているか。生まれてくる前って怖かったか」

床屋 「いや...」

死神 「死ぬというのはそういうことだろう」



うーん。うまいなぁ。井坂さん、どこから湧いてきたんだろう (^▽^;)


ブログを探ってみたら、ちょうど一年前に井坂さん読んでいました。
びっくりです。偶然ですけど驚きますね。なぜほじくってみたのかと言い
ますと、「バイバイ、ブラックバード」の繭実キャラを連想していたから
です。井坂さんも、キャラクターのイメージつくりの中で、今回の死神と
つながるところがあったのではないかなぁと思いました。

   エージェントは金髪ハーフ女子レスラー並み


それから、柴田よしきさんの「謎の転倒犬」の占い師、摩耶優麗とか、
笑うセールスマンの喪黒福蔵にもイメージがつながっていました (^∇^)

最後の6作品目「死神対老婆」もエンディングとしていい感じです。
井坂さんの個性がとても出ている良い作品、短編集だと思います。


とても楽しめました (^-^)/

こちらのメールが受講券となります。

よかったー!  (・∀・)


今年も東京国際ブックフェアの読書推進セミナーに参加できる
ことになりました。受講券に換わるメールが届いていました。

セミナーは毎年イベントの最終日なのでドタバタします。
今年こそ、一日休みを取って、講演とは別の日に会場を散策し
たいと思っています。洋書の掘り出し物にも出会いたいものです。


筒井さんの本を読んだのは一昨年でした。
河合隼雄さん、養老孟司さんらとの対談録 「笑いの力」。
以外に最近、読んでいなかったようです。

講演タイトルは「読書の極意と掟」だそうです。
そうそう、新刊も読んでおかなきゃ (^∇^)


7月5日 たのしみです (^O^)/

週末の代理帰省。

土、日、月の3日間、息子が郷里の鹿児島へ一人旅。
串木野のお祖母ちゃんちへ遊びに行ってくれました。

数年前、母は上京してくれていて息子とこちらで会っては
いたのですが、鹿児島の記憶はほとんど覚束ないぐらいの
実家訪問ということになりました。


色鉛筆ふうのエフェクトでご勘弁をば... (^▽^;)



左は、桜島をバックにお祖母ちゃんと。
右は、いとこのカヨちゃんと、久方ぶりのツーショット。
小学生時代にTDLへ一緒に行ったきりだったものねぇ。


父親の郷里と、どんな距離を置くのかも彼しだい。
ぜんぜん、縁故のつながりにも頓着してこなかったゆえに
セガレの思うようなトコロに「鹿児島」をおいといてくれれば
それでかまわないと思っています。


今度はオヤジと一緒にもどっがねぇ(帰ろうね) (^∇^)

今年は筒井さん。

第21回東京国際ブックフェア。


案内メール見逃していました!

今年の読者推進セミナーは筒井康隆さん。メールは二週間も
前だから、ひょっとすると今年は参加できなかったりして。。
夏のイベントとして楽しみにしているので、会場の散策と合わ
せて筒井さんのお話しも聴けたらうれしい。

どちらかといえば、読者層は男性に偏るのかなぁ。間に合って
くれるといいのですが。せっかくだから、筒井さんの最新刊を
読んでみようかと思います。

(^-^)/

洋モノ和モノお好みで。

読了
夏目漱石他 【もっと厭な物語】


文藝春秋 2014年2月




アンソロジーの面白みは、編み方しだいで半減もすれば倍増もあり得る
と思います。本文庫は続編らしく「厭な物語り」が前作としてあったので
すが、ナリユキでこちらが先となりました。解説は、文藝春秋(編集部)
として詳しく、各方面紹介されている小説も読んでみたくなるものです。
そのうちに先出の文庫も買ってみましょう (^∇^)


読み出しは夏目漱石。「夢十夜」の「第三夜」。どこぞの地方の昔話しに
あるような古典的なストーリーですが捕まりますね やはり。

いちばん短いお話しは、氷川瓏「乳母車」。京極堂へ続く眩暈坂を夜更
けに歩けばこんな出来事と遭遇するやも知れん。。。
そんな京極夏彦さんの小説を連想しつつ読みました。


和洋競うようなラインナップで、限が無いですが、いちばん楽しめたのは、
最後の「著者謹呈」 ルイス・バジェット作。 悪魔との取り引きで、換え難
いものと夢をかなえることを交換するネタは、さほど目新しいストーリーで
はないですね。漫画の「デスノート」のもとネタではないかな?と思わせる
ところも感じました。最後のページでガッツリ、やられてしまいます。


スプラッタものの草野唯雄 「皮を剥ぐ」を除けば、気分を害するようなお話
しは意外にありません。SFチックなもの、シュールなものが多いです。
センスの良いアンソロジー。タイトルのわりにはおススメできます。

現実からかけ離れた夢物語りほど、
今生のリアルを浮き彫りにしてくれる
そんな気がします。


面白かった (^-^)/

楽しみは蕎麦湯

船橋市の外れにあるお蕎麦屋さん。

蕎麦好きとしては気になっていて、帰宅も遅くなったため途中で
立ち寄り食事をしました。
畑の只中にあって、周りには商店どころか民家も見当たりません。






趣のある店造り。個室が中心でゆっくり食事ができそう。
通された部屋は中庭の景色まで望めます。






あー。黒塗りの引き戸は汚れて斑々たるありさま。昼間は気に
ならないでしょうが、室内照明に照らされて手垢やら湯気のあと
やら。。板張り腰壁の横桟にはホコリがチョークの粉の様。。

座敷やテーブルはこぎれいなのですが気配りは届いていないので
した。仲居さんの問題ではないでしょう経営者の問題ですね。



山かけセットの蕎麦は可もなく不可もなく。せっかく楽しみに
”とっといた”のに。残念でした。。


たまにはハズレもあるさー (´□`。)

アメイジング・グレイス

連休中そこそこ時間取れました (^-^)/

弾かないことには。
上手くなるどころか、レパートリーの維持も難しいのです。。




傾城

読了
百田直樹 【モンスター】


幻冬舎文庫 2013年10月 31刷




18ヶ月で、31刷りそうです。 ...すごいですね。これぞ人気
作品。版元も、印刷屋さんも、もちろん百田さんだって嬉しい
 (^▽^;)


主人公はモンスターとまで呼ばれた不美人。お話しは彼女の
復讐劇。500ページ近い長編ですが一気に読めました。一日目、
朝夕の通勤時間と、二日目は帰宅後に30分程度プラス。
実質3時間弱ですね。布団の中でまで読むことは稀です。中途
半端に読み終わりたくないと思わせてくれるから、面白いので
しょう... (^▽^;)

食をつめ、体を売ってまで手に入れた美貌は、唇の感覚を失い、
定期的なメンテナンスのために瀬戸内に面した小さな港町から
東京へと通うことを要求します。そして老いに対しては異常な
ほどの恐怖を覚えるわけです。


整形手術の果てに彼女が得たものとはなんだったのだろうか。
エンディングで纏わりついてくる空虚感は、虚構と現実との
コントラストをより強くしているようです。

働く女性の過半数は非正規雇用。

NHKスペシャル調査報告、先日の土曜日みました。

「女性たちの貧困 ~"新たな連鎖"の衝撃~」


特別養子縁組を希望する母親が年間1600人。
そのほとんどがわが子に自分のような暮らしをさせたくない、
若しくは、育てられないという貧困が理由だそうだ。
そんな女性たちを支援するNPOもあるらしく、公営と思しき
木造平屋の借家に複数の妊婦が身を寄せ合っている。。


すでに二年以上ネットカフェに暮らす母子三人。母親41歳、
長女19歳。二人は生計を別にしていて、次女14歳の面倒
は、バイトえを掛け持ちする姉がほとんどみている。現在、
妹は中学校へ通ってもいない。
料金一日一人1900円。
おいおい、月額いくらの支出なんだ。母親、死ぬ気で働けよ、
...って思ったのが本音。「食事の心配をしないでよい暮らし
がしたい」それは目標になっていないよ...(泣


番組を通して感じたのは、登場する女性のほとんどに
ビジョンが無いことだ。あきらかに満たすべきトコロ、
生活の足場にするべき基盤を見失っている。
これが現代の日本なのか?


病んでいる部分はなかなか見えない (´□`。)

秋子と伸助。

読了
中町信【模倣の殺意】


東京創元社 2004年8月




ははーん、そういうトリックね。。

と、終盤間際まで、幾度も推理小説好きの読者を喜ばせるで
しょう。ところがウラをかかれる。おおーそういうことか!と (^∇^)

時系列でまさに推理探偵のような男女二人が殺人事件の犯人を
追いかけます。ちゃんと日付まで入った章わけまでされて分かり
やすい。
分かりやすいけれど騙されるっ! (^▽^;)



初出は、1971年の第17回江戸川乱歩賞の長編ミステリで、最終
候補までノミネートされた「そして死が訪れる」。 改題「新人文学
賞殺人事件」上梓。さらに版元を違えて「新人賞殺人事件」にて
出版されます。

経緯はちょっと複雑ですが、最終的に決定版として、加筆、改版
もおこなわれ、この「模倣の殺意」が版を重ねているようです。



一風変わった推理小説を読みたいなときに。
こんな作品はもってこい。そんな小説でした  (^-^)/ タノシー !