ジョニー!よろしく。
読了
ローラン・グラフ 【ハッピーデイズ】
遺産を使って十代で自分の墓石を購入。以後も墓標の文言を
幾度も改め、そのたびにクローゼットの石は増えていく。
そして35歳にして老人介護施設へ入所する主人公。
職員ではなくて、施設利用者として以降の人生をすべて施して
もらう側に立つと決めた男の物語り。
ちょっと異常な主人公の行動なわけで、そこだけ読んでしまうと
なんだかなーということになってしまいます。終盤、人との触れ
合い、男女であっても年の差があっても、分かち合える情愛を
共有できるのだーと主人公は伝えてきます。
ジョニー・デップがこの小説の映画化を約束しているといいます。
主人公のアントワーヌを彼が演じるシーンをイメージします。
思うにとってもイイ感じ(^∇^) もし封切りされるなら、是非に観に
いきたいなと思います。きっと楽しめると思います♪
半世紀を生きて折り返しを過ごして、いっそう若かりし日々の思い
出は色濃くなるみたいです。若さが生を受けた中の特権であること
を気がつかないんですね。只中にいると。
青春は心の様相であって、加齢と別もの
と、サミエル・ウルマンは詠った。
いつどこで手に入れたかA3判ぐらいのポスターもってます (^∇^)
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映画といえば、「脳男」観てきました。
ミステリーにアクション。まずまずでしょうか。
悪役キャラの女優さん、色が薄いなー。主人公の引き立て役
としても、もっと濃い色が出せるキャスティングが欲しかったと
感想。バッディーな演技なら、小泉今日子、大竹しのぶさんた
ちの狂気のそれがもっと凄かったよなぁと (^▽^;)
追伸:
あぁそれから犯罪者の男のお母さん役に、山崎ハコさん。
登場シーンは少ないけれど、とっても熱の入った演技でした。
所作。
和楽 Mook 【和樂のきもの: きもの佳人のきもの拝見】
小学館 2012/11
和樂編集部が11年をかけて取材した、日本の伝統文化を代表する
各界きもの佳人の特集ということで、見惚れるような着物姿の写真が
たくさん。男性は少なくて、徳川ミュージアムの館長さんが、日光東
照宮の拝殿で奥様と座していらっしゃる写真ぐらい。
でもそれもかっこえー笑
「今さら聞けないきものおさらい帖」はためになりました。
江戸染めものから京都西陣。和装の小物も限が無さそう。草履の白
い鼻緒というのは、足袋の白と同化して足元がスッキリ見えるという
案配なのですね。。。
日頃から和装が多い方たちの着物姿は、やっぱり違うーと感想。
普段着に着物を着るぐらいでなければ、こんな雰囲気は醸せないん
だろうなぁ。
日本の歴史をテキスタイルデザインで追えば、やはり中国や朝鮮か
らの文化流入からでしょう。本書「きれかがみ」の章、冒頭を借りれば、
「遥かオリエントから中国に到るユーラシア染織の技術と
歴史の終着点であった日本」
昨年の初夏、都立美術館の特別展示で膨大な布(きれ)のコレクシ
ョンの一部が限定公開されて見学しました。
酸化が進んで微かに残る柄もようも、思いが時代を飛び越えると、
意匠家がいて、織部あり、そしてそれらを身に着けた“雅の方”が
いたのだーと感慨深かった。
すてきねーとか、やっぱハヤリはこっちよねーとか、ちょっと地味
すぎないかしら♪ とかなんとかきっと言い合いながら (^∇^)
日本国の歴史を様々な形でふれることができる美術館でもやはり、
染め・織りの文化は、特別だと感じています。地味なので、あまり
ウケはよくないのかもしれませんが。
所作、っていい響きです。
立ち居振る舞いなぞ、分かりもしないのですが、着物は美しい。
たまにどうみても可笑しな着付けの外人さんがいますが、わたしは
許せます笑 まず、着てみようと思ったところでおっけー。
新聞でだいぶ前に知ったのですが、成田市では、海外からの旅行
者の希望に応じて、空港内で着物の着付けをしてあげて、写真を
撮ってあげるボランティアがあるとのことでした。
紋付袴の青年はOh!SAMURAI!とか喜びさわいでいるとかw
西洋人の体躯が和装にマッチするとは思わないのですが、それで
も着てみよう、という好奇心と、着せてやりたいw という好意が、
すてきな思い出つくりのお手伝いになって、きっと親日家も増やし
ている活動になっているんだろうなと思いました。
すごく素敵なおもてなし、”接客”だな、と (^∇^)
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一張羅の着物と羽織は、独身のとき伯母が買ってくれた大島紬。
全然着てないな。 ・・・着たいなぁ(^▽^;)
輪郭がシャープな女性と曖昧な女性。
読了
ジュリアン・バーンズ 【終わりの感覚】
新潮社 2012年12月
前半は40年の時をさかのぼる青春の日々の回想。
友人の死が大きく関わりますが、さして劇的な思い出という
ところではないです。この章だけでもひとつのお話しは完結
しています。恋愛や人生観についても若さゆえのありがちな
男子の思考とふるまい。女性にはちょっと受け入れ困難な
解釈もあるかもしれないなぁ。
誰しも振り返る思い出というのは、年を重ねるとともに感慨
深さも大きくなるんだよなーと思いました (^∇^)
後半は思い出に浸りきったところで主人公のもとへ事務的な
一通の手紙が届くことからはじまります。
ここからがこのお話しの盛り上り。楽しめました。
別れたマーガレットとの関係はある意味、理想かもしれない
なぁ。夫婦仲ではないけれど、いちばんお互いを理解しあって
いるというところ。二人の会話にすごく癒されました。
ちょっと重かったです。
元気なときにもう一回読みたい物語り (^-^)/
日本とは。
読了
小坂英二 【 タブーなき告発 日本を蝕むものとの戦い 】
武田ランダムハウスジャパン 2012年11月
「これは一身を投げ打って戦う若きサムライの戦いの記録である」
田母神さんの書評。
著者の小坂さんは練馬区の議員さん。
昨年8月無許可で尖閣諸島の魚釣島に上陸した十人の志士のひとり。
というほうがわかりやすいでしょう。
立ち居地、ビューポイントがここまで明確だと気持ちがいい。
逃げも隠れもしない!その潔さも伝わってきます。
日本国の縦糸を連綿とつむがねばならない!と幾度も語られます。
でも、と思う。
戦ってでも自国を守らねばならない、そのとき、その攻防は
われわれ国民が担う役割であるという事実。
国益、国防のために戦場へわが子、わが父、わが夫を
見送らねばならない時を迎えるときがくるとすれば。
命とは。
生きることとは。
平和とは。
日本とは。
究極の意味は問われる。
スケールの小さなお話し。
読了
新井素子【ちいさなおはなし】
集英社 2007年10月
ほくほく、やさしい気持ちになれる短編15作品。
この季節によいと思います。
第一話 「こゆび」
あまりに易しい活字で編み進むので
あれ、これって児童書の類なのかなと思ったり。
「ごっとはんど」 良かった。
神がかっていた祖父の医療行為。
目標にする孫へ語った真実とは。
読みながら星新一さんの作品を連想していました。
案の定、つながりがありました。こういうナリユキが
とってもうれしい。
こんなところが読書の、本との出会いとの、楽しみの一つ。
いろんな意味で「あ、つながっている!」と、感じられるとき。
年代に関係なく楽しめるので、できれば若いうちに
読んでおいて、時を経てもう一度読んでみるのが、
いいかも知れません (^-^)/
西部の博物館や。
William Manns 【 COWBOY 】
ワールドフォトプレス Mook
「色鮮やかな写真とストーリーでつづるカウボーイ大全の決定版。
ウエスタン・ヒーローの生きざま、ファッション、伝説。」
(表紙コピーより)
古今東西の意匠に興味があっておもわず購入のセコハン。
洋書の日本語版。
ウエスタン・ファッションも、時代によって取り入れられる流行では
ありますが、皮革意匠のイメージも満載。自身、類を見ないほどの
充実内容におもわず、衝動買い。
すごいっ、出会えてよかった♪ 感謝♪
・・・ちょっとだけ、パラパラ。
その時代の服飾全般、銃や馬具の類、文化的なお話しはもとより
カウガールたちのファッションまで。
冒頭には、ロイ・ロジャースの寄稿があったり、個人所有の歴史的
意匠が多く盛り込まれていて読んで、見て、楽しめる一冊。
当時のカウボーイブーツというのは"デカ足”はダサいものだった
ようで、誰もが小さめのブーツに足をねじこんでいたらしいです。
映画のような銃撃戦なんて多くはなかった。銃は傷ついた家畜を
楽にしてやったり、仲間との連絡に放たれる合図としてその役目を
持っていたんですね。
これ全部、リメイクではなくてその時代のリアルなわけで。
150年以上を遡る意匠集として十二分に楽しめます。
ブルーグラス・ミュージックに興味があって
と、いうよりギターを本格的に弾き始めたころの接点でもありました。
若いころは、ウエスタンスタイルのシャツやブーツは、何気に意識し
ていたところではあります。
・・・今でも若干はあります (^▽^;)
くつかえる。
DOLCE&GABBANA のハイカットを先月買いました。
ちょっとめずらしいのかな、バトルシップカラー。
本当はこの季節なので厚底の靴が欲しかったのですが。
ハヤリはワークブーツのキャメルのようで、
帰省していた息子もTimberland 履いていました笑
探す段では、息子と同じようなブーツをイメージしていたのですが
巷では、あまりにみんなが同じ靴履いているし。
暮れに求めたアウターがTimberland のシェルパジャケットに
なったので、靴まで合わせたくないし。
結局、妥協点でオールシーズン履いていられるスニーカー。
(オヤジは服装に合わせてまで履き替えないのです笑)
それにしてもぺったり底なので、足の裏がつめたい!
はははha..
そんなこんなで、昨日、m.f.で扱っているAround the shoes に
イメージしていたマウンテンブーツ発見。
セール価格でもあったので買ってしまいました。
なんか、どちらもスェード調。
あらためて自分の好みがわかったような気がします。
ドルガバのスニーカーは
暖かくなるまで、しまっとくことにします (^-^)/
くしゃみすること。
読了
谷川俊太郎 【生きる わたしたちの思い 】
2008年11月(三刷初版同年8月)
角川SSC
ユニークな企画本です。
mixiの谷川さんを囲むコミニュティで「生きる」「続・生きる」
に投稿された参加者たちの詞が書き留められています。
掲載されたものには、すべてその投稿者本人のコメントや
写真がつけられていて、イメージ世界が広がります。
「生きる」 谷川俊太郎
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと
こんなシンプルなコトバの羅列にうんうんそうそうとうなずき
つつ幾度か読み直す。うんうん、そうそう。
詩は、ときにその前後に時間や、空間を要求してきます。
その創作の域に至るまでの高揚感というか、沸き立つ
創作欲というか、そんなものが立ち上っているわけで、
読み手も、きばってそういった立ち位置をもって臨みたい笑
末巻には、SNS参加の数人がハンドルネームで
座談会開催。もちろん谷川さんも同席!
性別、年齢、関係ないですねー。
いいですね、こういう企画は。
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この本は、bookoffで入手したセコハンなのですが、手放した方へ
宛てたであろう、手紙と名刺が挟まっていました。
この本の「贈り主」とも思えます。
ふつう破棄されるであろうところ、カバーの袖部分の折込みが
深いこともあってか、わたしのもとに届いてしまいました。
(まず、関係者につながらないと思いますので。。。)
女性から男性へ向けた手紙。某出版関係から演劇一本で生きて
いきます!今までお世話になったお礼と今後もできれば応援して
欲しいです、といった内容。名刺は誰もが知る演劇団体。
ぜんぜん、だからどうするということではないのですが、
本を巡って、ヒトを廻って、本というのはいろんな役割りを担って
るもんだなぁーと、あらためて感じ入った次第です (^∇^)












