願わくばこれを語りて。。
読了
京極夏彦【遠野物語remix】
角川学芸出版 2013年4月
京極さんはあまり乗り気ではなかったことがあとがきで
わかりました。その構成も読み手を慮るものではないと。
版元としては、遠野物語の創作百年を記念して岩手の
盛り上がりにつながるところもあったのかもしれません。
そんなことで作品は2,3年遅れたりしたんじゃないだろ
うか ...と勘ぐったり (^∇^;)
昨年は、明治大正の日本文学から柳田國男周辺の作家
さんを数人を読みつないだときがあって、遠野物語にも
気持ちは向いていました。ちょっと間は空きましたが、
なんと京極さんで出会うことになろうとは。
願ったり叶ったり (^-^)/
本当は日本国中に遠野と同じような伝承はきっとたくさん
あるはずだったのでしょうが、如何せん語り伝えてくれる
世代は少なくて、今となっては手遅れなのかもしれない。
生活様式、文化が変わり、家族の有りようも言い伝えや
語り聞かせの大切さも、必要を感じない社会、親たちの
価値観も含めてもう過去のものなのだろうか。。(´□`。)
京極堂店主にあれば、この世に不思議なことなど何も
無いというところでしょうが、遠野の物語りは村人たちが
ただただ、夢うつつ不明瞭な中で体験し人々に語った
お話し。その対比がまた面白くもあります。
自然を怖がること。
失ってしまったように感じます。
再読了だ!って。
読了
椎名誠【続 大きな約束】
集英社 2012年3月
そうそう、大きな約束は読んだから、続編を読もう。
タイトルうろ覚えのまま確認もしないで購入。
冒頭の一行目。ネパールから客人を迎えるくだり。
・・・あぁ。読んでるし (´□`。)
そうだった。久しぶりの椎名さんということで、大きな約束と、
続編の二冊を昨年の秋口に一緒に読んだんだっけ。
年に一二度ぐらいかならずやらかす失敗。
それでも読む。
やっぱりしっかりおじいちゃんしている椎名誠。若かりし頃の
はちゃめちゃな暮らしもないし。思い出の語りと穏やかな旅、
そして孫への思いがいっぱいのお話しです。
岳くん家族も日本に帰ってきてどんな暮らしぶりなんだろうか
と思います。
そのうち既読なのにもう一回しっかり読んで楽しんで、
はたと気がつけば、手元にしっかり同じ本があったりして。
そんなことも起こりようか (´□`。)
椎名さんには、また長編のSFでも読ませてもらいたいなぁ
と思う梅雨のひと時でした。
正しいだけでは生きていけない byサイバラ。
読了
西原理恵子 【生きる悪知恵】 正しくないけど役に立つ60のヒント
文芸春秋 2012年12月(第13版)初版同年7月
挿絵のからみで、笑かしてもらった前回の読書接点に続いて
中島らもさんの「明るい悩み相談室」同様、一般の方からの
悩みごとをサイバラさんが一刀両断。
各章の終わりには同業漫画家や作家の方からの相談ごとも
あって、その応答は対面頁に漫画でレスポンス。
このあたりはどう読んでも受け狙いのコンサルテーション。。
らも兄いの「明るい悩み相談室」はA新聞のコラムでしたが、
サイバラさんの回答は、朝刊の紙面にはちょっと不向きだ 笑
シモネタ全開ではありますが、ちゃんとした回答もあります。
ちゃんとした、って、ちょっと違うかもしれませんね。。
普通のお母さんの持ちネタには無い発想としましょう。
もちろん彼女の経験値が、平均的母親のそれと大きくかけ離
れているからこその快刀乱麻。気づかせてもらえることも多く
あります。
んん、と。 この本で学びを得ていいのか? なっ!? (^▽^;)
解決率3割りぐらい。
ドナルド・J. ソボル【2分間ミステリ】
早川書房 2013年4月18刷 (2003/11初版)
訳 武藤 崇恵
一話が原稿用紙2,3枚ぐらいの長さ。チョー短編の推理小説集。
推理冴え渡るハレジアン博士が犯罪者の悪知恵を暴きます。
メインにモナハン刑事ほか、数名のサブキャラ入れ替わりで登場。
ネタバラシは次のお話しの次ページに天地を逆に文字組みして用意
されています。面白いアイデアでしたが、いかんせんお話しが短すぎ
るためにネタ的に裏をかくような“ひねり”までは出てこないのが残念。
ちょっと長めの、なぞなぞって感もあったり。もっとも多いのは、饒舌が
仇となって犯人が墓穴を掘ってしまうパターンのようです。
お話し勝手につくってみました (^-^)/
「おや?医者としか言ってないのに
なぜ外科医だと分かったのかい。。」
「ちょっと待ってくれ。初めての町なんだろ。
バスの乗り場をなぜ知ってるんだい?」
「チケットは彼の胸ポケットにあったって?
君は犯人の後ろ姿しか見てないと言ったよね。」
こんな感じのオチが大半。
その次に多いウンチク。医学や物理、犬猫の反応だったり
地理地形の特性だったり、お国によって変わる文化だったり。。
3割りぐらいは解決できたように思います (^-^)/
今年もブックフェア
リードエグジビションから郵便。
東京国際ブックフェアへの招待状。。
併催イベント多くて。というよりも初開催となるプロダクションEXPOや、
個人作家、著作関連のイベントが主となる「コンテンツ東京2013」と
いう括りとなって催されるようです。
ペーパーメディアはやっぱり時代に取り残されていくのかなぁ (´□`。)
今年の記念講演は、 三人の作家さんたちのトークスタイルのようです。
平野啓一郎さん、田中慎弥さん、柴崎友香さん。
申し込んだら速攻、受講券(メール内容をプリントして持参)届きました。
田中さんのトークが楽しみだー。
昨年は京極さん、さすがの人気で大盛況でした。
その前は浅田さん、その前は林さん、その前はシーナさん。。
毎年7月のお楽しみイベントというところです。
エージェントは金髪ハーフ女子レスラー並み
伊坂幸太郎 【バイバイ、ブラックバード】
双葉社 2013年3月
主人公の星野一彦が何を理由に俗世から縁遠いトコロヘ
追いやられるのか最後までわかりません。
借金のカタなのか何らかの代償なのか。。
得体の知れない組織に囲われ状態、というか繭実という
レスラーのような体躯の女に付き添われながら、つき合っ
ている女性たちに別れを告げてまわるというお話しです。
行き先不明のバスに乗せられるまでの執行猶予も、その
実は組織がただ面白がっているだけ、という設定。
複数形なのは二股ならぬ、六つ股だからで、小説も個性的
な彼女たちそれぞれとの立ち回りで成り立つ6編で構成。
ラフに読めて楽しかったです。
結局のところ繭実は一彦に情が湧いていく。。
エンディングは明かされないけれどきっとバイクのエンジン
はかかって、繭実は何とかしてくれたのでしょう。
繭実のイメージはあの、マツコデラックス (^▽^;)ahaha-
お気に入りは鰐のイワンのサンドマグカップ。
池田あきこ 【猫のダヤンとわちふぃーるどの世界】
宝島社 3013年3月 MOOK アニバーサリー号
TDLも30周年ですが、池田あきこさんのダヤンも30周年。
時代をさかのぼってカットの紹介、作者池田さんの経歴やら、
ついでにトートバックの付録付きで、1380えんは安か!笑
“船橋ららぽーと”ができた当初、“わちふぃーるど”のお店はあり
ました。そのころからずっとファンでいます。今はショップは無くなっ
ていますが、その代わりに巷のファンシーショップで、新コンセプト
のキャラクター、べべダヤンなどのグッズにお目にかかれます。。
わたしは初期のダヤンが好きです。ちょっとダークな雰囲気、
ときにおどろおどろしいカットもあって。
ですから、最近のキャラクター展開はちょっと好みません。
池田さんは母親のレザーショップのお手伝いから、自身の作品
制作にうつり、以降にダヤンの世界観を完成されていかれます。
わたしはマグカップも使ってますし、携帯ストラップは以前から、
わちふぃーるど製。
スマホに替えてからストラップは、外したままではありますが。。 (^▽^;)









