2011 フランスへの旅 10. 田舎での一日
6日目。
今日は日曜日です。
例によって、朝5時から彼はブロカントへと出かけて行き(げんきだなー)、
私は11時近くまで寝ていました・・・
![]()
今日は、旅行に出かけていた彼のご両親が帰ってくる日。
ちゃんとお会いするのは初めてなので、いつ帰ってくるんだろう・・・と
若干どきどきしていました
。
12時過ぎ ![]()
彼はまだ帰ってきてませんでしたが
どうやらご両親がご帰宅のようす・・・
意を決して降りていくと・・・
「あ~emiko!!
会えてうれしいわ!!!
ビズでいいかしらね!??」
ちゅっ
ちゅっ
ほっ・・・![]()
旅行から帰ってきたばかりにもかかわらず、
ハイテンションで歓迎してくれたお二人に
一気に緊張もとけました ![]()
「○○(彼)はまだ帰ってきてないのかい?
何か食べた?食べてない??
ジュースでも飲みなさい、
今からリゾットを作るからね」
旅行から帰ってきてすぐ、
昼ごはんにリゾットを作り始めたパパ・・・
「あ~emiko、
ごめんなさいね、あまり時間がないの、
今日はこれから歌いに行くのよ」
旅行から帰ってきてすぐ、
出かける準備をし始めたママ・・・
なんてエネルギッシュ・・!!! ![]()
旅行の写真を見せてもらったり
おみやげの説明をきいたり、
そうこうしているうちに彼も帰ってきて、
まずはみんなでシャンパンでかんぱーい ![]()
ママは、日本の震災のことを心配してくれて、
「日本のために」
と乾杯してくれました。
その後、ママはごはんは食べずに歌いに出かけ、
残った三人でリゾットをいただきました。
おいしかった~ ![]()
さて。
朝は雨模様でしたが、
少し晴れ始めた午後。
今日も、ブロカントめぐりでも行きますか~
水色ヴェスパくんとおでかけです。
彼の家から少し離れると、
すぐにこんな風景が広がります。
もー もー
そしてたどりついた、最初の村。
すでに怪しい曇り空・・・ ![]()
少しすると、案の定雨がふってきました ![]()
元からテントを張っているところはいいのですが、
大抵は青空マーケットなため、次々とシートがかぶせられる品物たち・・・
それでも物色を続けていた彼。
(私は屋根のあるところに避難)
雨の中見つけたボブ・ディランのレコードをムッシューにただでもらえてました。
雨もふってるし、もってけ~ってかんじになっちゃったんですかね 笑
この日は時間もかなり遅かったので(16時半くらい)
もうそのまま片付けに入るところも多く、
雨が止むと同時にわたしたちも出発しました。
![]()
その後もう一か所ブロカントをやっているところに行ったのですが、
そちらももうほとんど片付けモード。
やっぱり、ブロカントは朝から行かないと、ですねー。
再び晴れ始めた空。
赤いお花と、奥に湖も見えます。
もー もー もー
(スクーターに乗りながらの撮影のため、とりあえず撮った写真ですみません
)
途中、また彼のお友達宅に寄り道。 ![]()
彼のヴェスパを補修(?)してくれた人のおうちでした。
ガレージには、今まさに補修中の赤いヴェスパが!
普段、ガレージなんて立ち入る機会なんてあまりないだけに、
ちょっと映画の中みたいだな、と思いました。
無造作に置かれた看板も、
なんだか絵になります。
![]()
今日はパリに戻る予定。
すでに18時をすぎていたので、
そろそろおうちに戻ります。
と、
その前に。
彼が寄り道をしてくれました。
おうちからスクーターで5分もかからないとことが
こんな景色。
すごいなーーー
水色と、黄色。
他になーんにもない景色。
振り向くと、青々とした緑。
これ、同じ場所です。
はあ、いやされるわ・・・ ![]()
彼が、そこらへんに咲いている花をつみとってくれました。
めるしー。
![]()
![]()
おうちに戻ったのは19時前だったかな?
1時間後くらいに出発するよーと荷物をまとめたりしていると。
ママが帰ってきて、
「ディナーを一緒に食べる時間はないの?
あるなら食べていきなさい!」
ってことで、予定変更~ ![]()
何か日本にないものを食べさせてあげようと、
いろいろと聞いてくれるママ。
「emiko、 ピザは食べたことあるの??」
「emiko、 ラザニアは??」
「emiko、いちごは日本にはあるの??」
「emiko、パンは日本にはあるの???」
笑ってしまいましたが、
その気持ちにめるし~
![]()
つくづく、日本ってなんでもあるなあ~
と思いました。
でも、日本だと高ーい食材が
フランスでは安く日常的に食卓に並んだりしますよね ![]()
結局、私の大好きな「鴨のコンフィ」に行きあたり、
夕食のメニュー決定 ![]()
わーい ![]()
例によってパパが用意してくれ、
彼が付け合せのポテトの皮むきをしている横で
「女の子はシャンパン飲んでましょ
」
と、ママ。
フランス男は家事ができるっていうのは、
やっぱりほんとなのねー、と実感しました。
(もちろん、家庭によるとは思いますが)
旅行に行っていたエジプトの話、
日本の震災の話、
ママの歌の話、仕事の話・・・
いろいろと気を使ってくれて、
ほんとうにうれしく思いました。
フランス語に関してちょっと臆病になっていたりもしていたので、
家族の方とコミュニケーションがとれるか心配もしていたのですが、
そんな不安を打ち消してくれました。
感謝感謝・・・
やっぱり、最終的には言葉じゃないんだな、と思いました。
大事なのは、気持ち。
そんなこんなで楽しくおいしくディナーを終え、
今度こそパリに戻ります。
ママにお礼とお別れを言い、
パパに駅まで送ってもらいました。
Merci beaucoup ![]()
パリに戻ったときにはすでに23時過ぎ ![]()
明日は友人に会うので早め起床しなくちゃ!
だったので、
シャワーをあびて
すぐに眠りにつきました・・・
![]()
11につづく
2011 フランスへの旅 9. エトルタ
オンフルールから車を走らせること1時間ほど。
エトルタ Etretat に到着しました。
オンフルールでは晴れて、少し暑いくらいだったのですが
ここエトルタは曇り空。 ![]()
そして寒い。![]()
北に上ってきたことを実感します。
エトルタ自体は小さな村ですが、
観光客でにぎわっています。
その目的はただひとつ、
といっても過言ではないでしょう。
エトルタの断崖 La falaise de Etretat です。
よく写真で見るのは、真っ青な空に映える、真っ白な断崖。
その美しい自然のコントラストを期待していたのですが、
あいにくの曇り空・・・ ![]()
まあ、こんなお天気のほうが「ノルマンディーらしい」のかもしれないですが。
北の海、そこはかとな~く哀愁がただよっています・・・
う、うん、
なんかこれはこれで雰囲気たっぷりな気がしてきた・・・! 笑
海岸は、砂ではなく、ころころと丸い石。
わりと大きい石なので、歩きにくいですが。
細かい石が靴に入ってきたりするよりはいいかな。
さて、では崖の上に登ってみましょうかね~
![]()
曇ってはいますが、絶景です。
反対側に見えるアーチ型の岩は、
アモンの断崖 La Falaise d'Amont と呼ばれています。
ちなみに今登っている、一枚目の写真の断崖は アヴァルの断崖 La Falaise d'Aval です。
よく、象の鼻にみたてられています。
この断崖、登れるようにはなっているものの、
日本のように柵などはほとんどなし。
風がびゅうびゅう吹く中、一歩間違えれば海へまっさかさま・・・ ![]()
高所恐怖症の方にはかなりきびしいかと思われます。
が、それでも!
ぎりぎりまで近寄って写真に収めたい岩があります。
エトルタの針 L'Aiguille d'Etretat です。
この奇岩、
なんと、モーリス・ルブラン著、
怪盗アルセーヌ・ルパンシリーズの
『奇巌城』の舞台となった場所なのです!!
- 奇巌城―怪盗ルパン全集 (ポプラ文庫クラシック)/モーリス ルブラン
- ¥609
- Amazon.co.jp
ルパン??
(ルパン3世じゃないですよ)
きがんじょう???
という方も少なくないとは思うのですが、
私にとって、怪盗アルセーヌ・ルパンシリーズというのは
かなり思い出深い、大好きな本。
出会いは小学生の頃、
図書館に置いてあったポプラ社のルパンシリーズに夢中になり、
幼心にもルパンにあこがれていました。
紳士で、頭がよく、スポーツ万能、女性にももてる、
怪盗という悪行を生業としながらも
本当は心優しいルパン・・・
ああ、ステキ
笑
まあ、挿絵に描かれるちょびひげのおじさんルパンには
若干抵抗があったりもしましたが・・・
(今見ると、奇巌城の表紙のルパンはひげなしですね 笑)
『奇巌城』といえば、数あるルパンシリーズの話の中でも、
かなり切ない幕切れが用意されているドラマティックなストーリー。
まさか小さなころ読んでいた物語の舞台に、
こうして実際に訪れる日が来ようとは・・・!
そしてそのころから、あたしってフランスが好きだったのかしら・・・
なんて、改めて思ったりして 笑
ルパンについてのつきない語りは、また後からさせていただくとして・・・
エトルタにたーくさんいたかもめさん。
強風にもびくともせず、
きりっ。
きりりっ。
海岸からは見えない、反対側の断崖(マンヌポルト)も見ごたえがあります。
ほんとうは、このアーチのもっと向こうまで歩くと、
アーチにすっぽりはまったエギュイーユ(針)が見えるようなのですが、
この時はそこまで歩く気力がなく・・・
またの機会の楽しみにとっておきます。
ひとまず崖から降りると、
すでに時刻は15時すぎ。
おなかもすいてきていたので
ランチにすることに。
せっかくなのでレストランに入りたい気もしましたが
今日は帰る日なので時間に限りもあるし、ということで
海岸沿いに出ている屋台(?)でサンドイッチを買って
海岸に座り込みもぐもぐ。
たいしておいしくもないはずの(←)
簡素なジャンボンフロマージュのバゲットサンドでしたが
それなりにおいしく感じてしまうフランスマジック。
もぐもぐしてると、エサくれ~くれ~と
近寄ってきます。
北の海にて、しばし、のんびり。
砂浜じゃないとシートなくても座れるのがいいですね。
上のかもめさんの画像にちらっと写っていますが、
座っていた場所からは、ちょうどアヴァルの断崖とエトルタの針がかさなって、
象の鼻のアーチ部分が見わけにくくなっていました。
歩くたびにこんなふうに見え方が変わってきます
↓↓↓
(象のアーチの中に、エギュイーユ(針)がちらっと見えてます)
(アーチの中にエギュイーユがほぼ重なっている状態)
で、私たちが座っていた場所からは
あたかもアーチがなく、一枚岩になっているように見えるほど
二つの岩が重なっていたのですが、
それを彼に説明すると
「いや、こっからは針が見えないんだよ」
と、まんまとだまされていました 笑
しかもあたしが正しい、といくら説明しても納得しようとしないので
「ま、あっちに行けばわかるよ、もういいよ」
と断念 ![]()
で、実際「あっち」まで進むと・・・
「ほらね!!(とくいげ)」
エギュイーユとアヴァルの崖の自然のバランスの美しさに、
ただただ感動。
絵になるなあ~
(けっこう寒いですけど、海に入ってる人もちらほら)
こんな素晴らしい場所を、画家たちが見逃すはずもなく。
ここエトルタも、モネやクールベなど、印象派の画家たちが
こぞって描いたことで知られています。
灰色の海と空に、
色を添えるカラフルな船たち。
今度は、アモンの断崖の上に登ります。
アヴァル、アモン共、登るときは若干息がきれるくらい、
そこまできついというかんじではないかと思います。
けっこう年配の方も、お子様も、元気に登ってました。
中腹あたり。
少し晴れてきて、海がきらきらしてます。
うう、私の古いカメラでは、ズームもこれが精いっぱい・・・
頂上まできました。
左側がエトルタの街。
振り返ると・・・
アモンさん。
こちらはこちらで美しいのですが、
私の場合エギュイーユ(=奇巌城)への欲目もあるとはいえ、
やはりアヴァル&エギュイーユの方に目がいってしまいます・・・
とはいえ、アヴァルの断崖に登らないとお目にかかれないマンヌポルトも見逃せないですし、
どちらにも登ってみることをオススメします。
アモンの断崖の上にある、
小さな教会。
中には、こんな美しいステンドグラスがあります。
モダンなデザインが印象的。
うすい紫がきれいです。
さて、両方の断崖を満喫し、
そろそろエトルタを去る時間も近づいてきました。
街を歩いて駐車したところを目指します。
やはりここにも、ノルマンディーの木組みの建物がたくさん。
とても小さいですが、ホテルやレストランは充実している観光の街。
・・・ただ私、
一つ心残りがありました。
ここ、エトルタには、
もう一つ訪れたい場所があったんです。
でも、すでに17時をまわろうとしているところ。
おそらく17時くらいで閉まっていそうだし・・・
帰るのが遅くなってしまうし・・・
で、でも、あたし次にここに来ることができるのは
いったいいつなんだろうか・・・
もしかしたら一生来ないかもしれない・・・![]()
なんて、ぐるぐる一人考えていると
「あ、emiko!
ルパンの家にまだ行ってないじゃん!」
と、彼。
そうなんです、
ここエトルタには、
元モーリス・ルブランの別荘、
現アルセーヌ・ルパンの記念館があるのです・・・!!!
「う、うん・・・
でもどこにあるかわかんないし・・・
もう閉まってるかも・・・
」
本当は行きたいのに、なぜか遠慮がちになってしまっていた
そのときの私 笑
どこにあるかわからないし、
車はすぐ近くにとめてあるし、
あきらめかけていたところ・・・
あっ ![]()
せめて、この標識だけでもとっておこう・・・
と、写真をとっている私に気付いた彼が、
「あっちにあるの??
行く??どうする?」
行って閉まっていたらという思いと、
もう二度とこれないかもしれないという思いで
迷った挙句、
「行く・・・」
今思うと、このときなんでこんなに迷ってたのかがフシギです 笑
行きたかったら行きたいってちゃんと言えばよかったのに、自分
。
そんなこんなでたどりついたルパン荘。
なんと閉館時間は17時45分!
まだ入れる~ ![]()
「じゃ、ぼくはここに車まわしとくから、
emiko行っといで!30分でいい?」
あ、あなたは行かないのね・・・ ![]()
まあでもいいや、行ってきます!
なぜだか若干、チケット売り場で挙動不審になりながらも、
ルパンの家(もといルブランの家)に潜入~!
かわいらしいおうちじゃないですか ![]()
このルパン荘、見学にはかならずオーディオガイドがついてきます。
(英語かフランス語)
そのガイドに合わせて、部屋の中の照明が動いたりするので、
基本的に自分のペースで見て回るということができません。
私は、仲のよさそうなフランス人の四人家族と一緒に回ることに。
若干気まずいですが、まあいっか・・・
オーディオガイドから流れてくるのは
ルブランとルパンの声。
ルパンの声は、実際にルパンを演じていた俳優さんがやっているそうです。
フランス語なので全部は理解できませんが、
どのタイミングで部屋を移動するかくらいは音楽が鳴ったりしてわかると思います。
(一緒に回っている人についていけばいいですし)
ルパンの物語が生まれるルブランの書斎から、
数々の盗品が飾られたルパンの居室(シルクハットやマントもさりげなく置いてあったり)、
二階にあがると変装道具や謎を解くための道具など、ルパンの秘密が隠された部屋・・・
一度、部屋を移動するタイミングを間違えてしまいましたが
(私もフランス人家族も 笑)
最後は奇巌城の秘密を解き、再びルブランが登場して
次なる冒険を予感させる場面で終わります。
ルパン好きでないと、ちょっと子供だましにも思えるかもしれませんが、
なかなか楽しめました。
入場料は 6.75€ とわりとするのですが、
昔からのルパンファンの私には十分訪れる価値はありました。
またエトルタを訪れることがあったら、
また来ちゃうかもしれません 笑
コースの最後に小さな売店があり、
ルパンの本などがたくさん置いてありました。
私は記念に、ルパンのイラストが入ったライターを買いました。
(タバコ吸わないけど・・・グッズの選択肢が、これか、えんぴつしかなかったので)
建物を出ると、目の前に彼の車。
おまたせしました ![]()
(1時間くらいたっちゃってました)
途中、何度も寝てしまったり
フランスにとっては久々の雨にふられたりしながら
家に帰りついたのは3時間後くらいだったかな?
この日は家にあった冷凍のピザを焼いてもらって食べ、
シャワーを浴びて早々に就寝・・・
外は、嵐でした。
![]()
あんなにたくさん稲妻を見たのは初めて!
彼は最初、やたら光る窓をみて、
「何?花火??」
なんて能天気なことを言ってましたとさ・・・
![]()
10につづく
2011 フランスへの旅 8. オンフルール
5日目。
8時くらいには起きたかな?
窓の外は、くら~い曇り空・・・ ![]()
とりあえず、朝ごはん朝ごはん
![]()
私は、旅の朝食が大好きです。
いつもと違う空気の中で食べる朝ごはんは、なんだか特別。
豪華なものでなくてもすごくおいしく感じてしまいます。
メルキュールの朝食ビュッフェはわりと種類も豊富で、
パンにスクランブルエッグにハムにパンケーキ、シリアルにヨーグルト・・・
あ~しあわせ ![]()
朝からもりもり食べてしまいました。
![]()
さて、今日はまず、オンフルールに向かいます。
ドーヴィルから約1時間ほどで、あっという間に到着。
オンフルール Honfleur は、
ノルマンディーの小さなかわいらしい港町です。
有名なのは、この旧港付近の風景。
おそらく写真でみるよりも、もっとこじんまりとしています。
多くの印象派の画家たちが描いたことでも知られています。
連休中の土曜ということもあってか、
かなりの観光客でにぎわっていました。
なぜか、港なのにメリーゴーランド 笑
キティちゃんの帽子を姉妹でかぶっているかわいらしい女の子。
・・・はっ
後ろにみえるのは・・・
ブタさん・・・!?
しかもちょっとこわいし!
がおーーーー
恒例となってきました、
おもしろメリーゴーランドシリーズ 
こんな、歴史を感じさせる建物がたくさん。
昔から変わらない港の風景。
この窓にある鉄の柵(?)よく見かけました。
痛そう・・・
オンフルールの代表的な建築物の一つ、
サント・カトリーヌ教会 Eglise Sante.-Catherine 。
木造の教会としてはフランスで最大規模だそうです。
船大工によって作られたこちらの教会の内部は、
船底のような天井だそう・・・
内部見学は有料だったので、入りませんでした 
この教会周りの広場では、マルシェがたっていておおにぎわい!
まっすぐ歩けないほどの人でした。
(人物抜きの写真がない~ 泣)
彼はここではちみつを買ってました。
私もお土産用に、ゲランド塩のフルール・ド・セルを購入。
他には彼のご両親用に、シードルを。
こういうマルシェでは、お店の人との交流が楽しいです。
ノルマンディーの紋章は、二匹のライオン。
よく見るとかわらしい顔をしています 笑
J'IRAI REVOIR MA NORMANDIE と書いてありますね。
私のノルマンディーにまた帰ってきます! というような意味。
うんうん、また来たい!

![]()
小さなオンフルールを、ぐるっとお散歩。
こんな小道がたくさんあります。
きれいな藤色のブティック。
よく見ると、上の方の鉢植えのお花も紫。
あ~この色彩にやられてしまう・・・
こんなドア一つでも、たまらなくステキなのです。
ドア窓の細工の美しさ。
あら、こんなところにサティのレジデンスが。
今では博物館(?)になっているサティの生家とはまた別だとは思いますが・・・
オンフルールは、作曲家のエリック・サティが生まれ、少年期を過ごした場所です。
普通の道を歩いているだけで楽しい、
すてきな街。
ニャ?
シードルやカルヴァドスが飲めるお店もたくさんありました。
トゥルーヴィルやドーヴィルと比べるとずっと小さく、
古い街並みがそのまま残っているような歴史を感じさせる街。
次に行く場所があるのでそんなにのんびりはできませんでしたが、
旧港を臨むカフェなんかでゆっくり時間を過ごすのもいいと思います。
一泊できたら朝の港もいいだろうなあ~
お土産屋さんで塩バターキャラメル飴を買ったり
ミロの展示をしていたギャラリーに寄ってみたり
「Alors, c'est bon? Honfleur?」
(オンフルールはもういい?)
「うい~」 
いよいよこの旅の最終目的地、
エトルタに向けて出発です!

エトルタに向かう途中に通る、
有名な橋をご紹介。
みえてきました~
ノルマンディー橋 Pont Normandie です。
1995年に7年の工事期間ののち完成したこの橋は、
南側のオンフルールと、北側のル・アーヴルを結んでいます。
この橋ができる前は、ル・アーヴルまで行くのに3倍くらい時間がかかっていたそう。
そしてできた当初、世界最長記録を誇っていたこの橋、
4年後には、なんと日本の橋に記録を破られてしまいます。
でもその日本の橋(瀬戸内海にかかる多々羅橋)とこの橋は姉妹橋で、
しかもその多々羅橋の記録も、今現在は中国の橋にぬりかえられているという・・・
意外と、橋の長さって熾烈な戦いが繰り広げられているんですね 
特に橋マニアなわけでもなんでもないのですが、
やっぱり大きい橋を渡るというのはテンションあがります ![]()
さっき買ったレモン飴をなめながら、
エトルタまでのドライブを楽しみます。
9へつづく

































































