ラヴィデミコ -49ページ目

LA VILLE LOUVRE

邦題 「パリ・ルーブル美術館の秘密



「ぼくの好きな先生(etre et avoir)」の監督、ニコラ・フィリベールによるドキュメンタリー。



普段は見ることのできない、美術館の裏側で働く人々の日常をおさめた作品です。



解説やはっきりとしたストーリーがあるわけではないので、単調に感じる方も多いとは



思いますが、美術館そのものや、フランスが大好きな方にはおすすめ。



(名画の謎ときなどは一切ありません)



まだ夜も明けきらない薄闇の中で、何かの儀式のように運び込まれる美術品。



青い作業着を思い思いの方法で身につけ、力仕事でありながら繊細さも求められる



仕事をこなしていく人たちの表情には、一級の美術品を扱っているという自負と誇りが



感じられる。



迷路のような地下空間には何か不可思議なストーリーがひそんでいそうだし、



表舞台に出ていない控えの美術品たちは何か物言いたげに作品番号を首にさげている。



食堂もあればジムもあり、火災訓練もやれば救護訓練もやる。



まさにひとつの「都市」と形容しうる世界最大の美術館には



表の主役である美術品たちの陰で、彼らを支える「市民」たちが存在する。



もちろん、どんな場所でも表舞台と裏方の区分けはあるのですが、



それが映画になってしまうのがさすがルーブル、さすがおフランス。



フランスって、「お」がつく唯一の外国ですよね。



日本にとってのフランスのイメージは、やっぱり憧れの花の都なんだなあ。



でもこの映画を観れば、フランス人もふつーだなあ、むしろ日本人のがすごくないか?



と思うかも(笑)













原美術館

品川にある原美術館は、大好きな場所のひとつです。



JIM LAMBIE  Unknown Pleasures



ジム ランビー  アンノウン プレジャーズ



2008.12.13 - 2009.3.29



という企画展に行ってきました。



まず美術館に入ると、床一面に規則正しく張り巡らされたテーピングに目を奪われます。



いつもは落ち着いた色合いの板張りの床が、カフェとミュージアムショップ以外、



すべて湾曲した白黒の縞模様に覆われ、一気に非日常のアート空間に入り込めます。



そしてそこに横たわるカラフルな椅子の集合体オブジェ。



毒々しく赤いペンキをしたたらせるマットレス。



いくつもの取っ手がついたドア。



日常の生活用品をアートに昇華させる抽象芸術はめずらしく



ありませんが、なんともいえない独特のセンスに満ちた空間がそこにはあります。



音楽好きの作者によると床の模様はベース、オブジェはボーカルを意味していたり、



枯山水をイメージしたりしているようですが(私には青海波に見えた)、



なんにしろ、アーティストの世界にそのまま入り込み、異物(?)としての



自分を再確認する体験は楽しいものです。



他者がいてこその自己、という当たり前のことを普段は忘れがちですから。






3月までやっているので、ご興味おありの方はぜひ。



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ここでのもうひとつのお楽しみはカフェでのまったり時間。



作品数自体少ないことが多いので、ミュージアムショップやカフェにいる時間



のほうが長くなることもしばしば。



写真は、イメージケーキというメニューで、そのときの展示内容にそった



ケーキが出てきます。



今回は、[E:eye]目のオブジェを模したもので、バルサミコ酢のムース。



さっぱりしてておいしかったです。



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なんだかここのカフェは落ち着くんですよね。



お庭に出ることもできるので、夏なんかはお外でランチも気持ちいいです。



画像下は、お庭から撮った美術館と暮れなずむ空。



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あけました2009

新年あけましておめでとうございます。



今年もどうぞよろしくお願いいたします。





つかの間のお正月休みを満喫中です。



さっそく、初詣に行ってきました。



今年は寒川神社へ。



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神社に行く途中、女の子たちの写メ攻撃にもまったく動じず



じっとしていたチャ太郎くん。(シクラメン売りのおじさんの飼い犬らしい)



かわいすぎ・・・



着せられてる感たっぷりなところが妙に哀愁を醸し出していて、かわいさ倍増。



ソフトバンクのおとうさんを思い出しました。



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寒川神社には、青森ねぶたからもってきたという「干支ねぶた」があります(画像)。



今年は丑年ですね~[E:taurus]



1日なだけあって人もすごかったですが、思ったより並ばずに



お参りできました。



屋台でたこ焼き食べて、おみくじひいて(大吉!!わーい)、



それだけでお正月気分。



すんごいさむかったけど・・・



帰りに富士山が見えて、ちょっと感動しました[E:fuji]



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