C'est la vie...
最近、色々考えたり落ち込んだり不安定。
仕事でやなことたくさんあったり
プライベートでもなんだか落ち着かなかったり。
つい逃げてしまいそうになる自分がいる。
だけど、逃げても何も解決しないから、ちゃんと向き合わないといけない。
向き合ってこそ、見えてくる希望もあるって信じることが大事。
人間、完璧じゃないから、
できなくて当たり前、悩んで当たり前。
完璧じゃない自分を認めてあげて、受け入れて、
その上で少しでも前に進む努力をしてればいい。
結果なんてすぐ出るものじゃないから、
うまくいかなくても必要以上に落ち込むことない。
全部周りのせいにしたくなっても、
結局は自分の中の葛藤なんだなあ、と思う。
対自分の葛藤。
でもそれはきっと必要な葛藤。
葛藤がない人生なんて、つまらないんじゃないかと思う。
ただ、
やっぱり精神的に弱ってるときって
誰かに寄りかかりたい。
やっぱり人生にパートナーは必要。
そんなことを
ぐるぐると考える29歳の冬[E:xmas]
before sunrize & before sunset
ツタヤのネット宅配レンタルを利用している関係で
かなりのハイペースで映画を観ているこのごろ。
イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー主演の連作、
「ビフォアサンライズ」「ビフォアサンセット」を観ました。
旅の途中で出会ったアメリカ人ジェシーとフランス人セリーヌの、時間限定の恋。
ウィーン・パリという美しい町並みを背景に、ただただ二人の会話が流れるだけ。
その二人の会話がすごく自然で、ウィットに富んでいて、飾らなくて、洒落ていて、
いつまでも聞いていたくなる。 会話って、大事だなと改めて感じる。
いい会話をするには、日ごろから物事にしっかりと向き合って、
じっくり生きていないと言葉が出てこないんじゃないかと思う。
ビフォアサンライズでは若くて希望しか見えなかった二人も、
ビフォアサンセットでは年齢を重ねて絶望も知っている。
でも、だからこそ、見えてくる希望もある。
たぶんこの映画を観る側の年代で感じ方も違うんじゃないかな。
あたしはもちろんビフォアサンセット寄りなので、続編の方が好きかもです。
この映画を観れば必ず、いい恋がしたくなるはず。
そしていい恋に出会うにはきっと、何げない退屈な毎日も大切にしなくちゃ
チャンスは訪れなし、つかめない。
やっぱり映画はいいです。
自分一人の限りある人生では体感しえなかった、わからなかった
感情や考え方や風景や出来事を知ることができる。
本もそうかな。絵画や音楽もそう。
アート万歳。
初ゴダール
ヌーベルヴァーグの巨匠、ジャン=リュック・ゴダールの作品を
初めて観ました。
ゴダール作品の中でも、見やすいとされる初期の作品、「勝手にしやがれ」と
「女は女である」。前者はモノクロ、後者はカラー。
手持ちカメラによる撮影やジャンピングカットなど、当時の映画界に衝撃を与えた
技術的な手法はさておき。
ストーリー自体はとても単純。男と女のどこにでもあるような話。
しかしそれを80分もたせてあまりある映像、俳優、台詞。
シンプルでありながら、作りこまれた世界。
「勝手にしやがれ」で印象的なシーン。
ショートカットの似合いすぎるジーン・セバーグと
くわえ煙草の似合いすぎるジャン=ポール・ベルモンドが肩を寄せ合いながら
シャンゼリゼを歩く。
- Qu'est-ce qu'il y a? どうしたの?
- Je te regarde. 君を見つめてる。
子供のようにまっすぐなミシェルと、背伸びしたがるキュートなパトリシアのカップルが
どうしようもなくステキ。
赤と青の鮮やかな色使いが印象的な「女は女である」。
アンナ・カリーナこそ元祖小悪魔。赤いセーターと赤いチェックスカートに
真っ青なタイツを着こなす。
異性に頼りながらも、依存はしない。強いけれど、かわいい。
唐突にミュージカル調の歌が入ったり、踊ったり、「勝手にしやがれ」よりも
こなれた感のある作品。
ストーリーよりも、そのままポスターになりそうな映像の連続に、
印象的なとにかく洒落たエピソードに、音楽に、
すっかり引き込まれてしまいます。
・・・と、下書きしたのはいいものの、パソコンの調子が悪く
ずっとアップできなかったこの日記。
その間に「気狂いピエロ」も観ましたが、また次の機会に。