ラヴィデミコ -51ページ目

C'est la vie...

最近、色々考えたり落ち込んだり不安定。



仕事でやなことたくさんあったり



プライベートでもなんだか落ち着かなかったり。



つい逃げてしまいそうになる自分がいる。



だけど、逃げても何も解決しないから、ちゃんと向き合わないといけない。



向き合ってこそ、見えてくる希望もあるって信じることが大事。



人間、完璧じゃないから、



できなくて当たり前、悩んで当たり前。



完璧じゃない自分を認めてあげて、受け入れて、



その上で少しでも前に進む努力をしてればいい。



結果なんてすぐ出るものじゃないから、



うまくいかなくても必要以上に落ち込むことない。



全部周りのせいにしたくなっても、



結局は自分の中の葛藤なんだなあ、と思う。



対自分の葛藤。



でもそれはきっと必要な葛藤。



葛藤がない人生なんて、つまらないんじゃないかと思う。



ただ、



やっぱり精神的に弱ってるときって



誰かに寄りかかりたい。



やっぱり人生にパートナーは必要。



そんなことを



ぐるぐると考える29歳の冬[E:xmas]

before sunrize & before sunset

ツタヤのネット宅配レンタルを利用している関係で



かなりのハイペースで映画を観ているこのごろ。



イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー主演の連作、



「ビフォアサンライズ」「ビフォアサンセット」を観ました。



旅の途中で出会ったアメリカ人ジェシーとフランス人セリーヌの、時間限定の恋。



ウィーン・パリという美しい町並みを背景に、ただただ二人の会話が流れるだけ。



その二人の会話がすごく自然で、ウィットに富んでいて、飾らなくて、洒落ていて、



いつまでも聞いていたくなる。 会話って、大事だなと改めて感じる。



いい会話をするには、日ごろから物事にしっかりと向き合って、



じっくり生きていないと言葉が出てこないんじゃないかと思う。






ビフォアサンライズでは若くて希望しか見えなかった二人も、



ビフォアサンセットでは年齢を重ねて絶望も知っている。



でも、だからこそ、見えてくる希望もある。






たぶんこの映画を観る側の年代で感じ方も違うんじゃないかな。



あたしはもちろんビフォアサンセット寄りなので、続編の方が好きかもです。






この映画を観れば必ず、いい恋がしたくなるはず。



そしていい恋に出会うにはきっと、何げない退屈な毎日も大切にしなくちゃ



チャンスは訪れなし、つかめない。






やっぱり映画はいいです。



自分一人の限りある人生では体感しえなかった、わからなかった



感情や考え方や風景や出来事を知ることができる。



本もそうかな。絵画や音楽もそう。



アート万歳。

初ゴダール

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ヌーベルヴァーグの巨匠、ジャン=リュック・ゴダールの作品を



初めて観ました。






ゴダール作品の中でも、見やすいとされる初期の作品、「勝手にしやがれ」と



「女は女である」。前者はモノクロ、後者はカラー。



手持ちカメラによる撮影やジャンピングカットなど、当時の映画界に衝撃を与えた



技術的な手法はさておき。






ストーリー自体はとても単純。男と女のどこにでもあるような話。



しかしそれを80分もたせてあまりある映像、俳優、台詞。






シンプルでありながら、作りこまれた世界。






「勝手にしやがれ」で印象的なシーン。



ショートカットの似合いすぎるジーン・セバーグと



くわえ煙草の似合いすぎるジャン=ポール・ベルモンドが肩を寄せ合いながら



シャンゼリゼを歩く。



- Qu'est-ce qu'il y a?  どうしたの?



- Je te regarde. 君を見つめてる。



子供のようにまっすぐなミシェルと、背伸びしたがるキュートなパトリシアのカップルが



どうしようもなくステキ。









赤と青の鮮やかな色使いが印象的な「女は女である」。



アンナ・カリーナこそ元祖小悪魔。赤いセーターと赤いチェックスカートに



真っ青なタイツを着こなす。



異性に頼りながらも、依存はしない。強いけれど、かわいい。



唐突にミュージカル調の歌が入ったり、踊ったり、「勝手にしやがれ」よりも



こなれた感のある作品。



ストーリーよりも、そのままポスターになりそうな映像の連続に、



印象的なとにかく洒落たエピソードに、音楽に、



すっかり引き込まれてしまいます。









・・・と、下書きしたのはいいものの、パソコンの調子が悪く



ずっとアップできなかったこの日記。



その間に「気狂いピエロ」も観ましたが、また次の機会に。