before sunrize & before sunset
ツタヤのネット宅配レンタルを利用している関係で
かなりのハイペースで映画を観ているこのごろ。
イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー主演の連作、
「ビフォアサンライズ」「ビフォアサンセット」を観ました。
旅の途中で出会ったアメリカ人ジェシーとフランス人セリーヌの、時間限定の恋。
ウィーン・パリという美しい町並みを背景に、ただただ二人の会話が流れるだけ。
その二人の会話がすごく自然で、ウィットに富んでいて、飾らなくて、洒落ていて、
いつまでも聞いていたくなる。 会話って、大事だなと改めて感じる。
いい会話をするには、日ごろから物事にしっかりと向き合って、
じっくり生きていないと言葉が出てこないんじゃないかと思う。
ビフォアサンライズでは若くて希望しか見えなかった二人も、
ビフォアサンセットでは年齢を重ねて絶望も知っている。
でも、だからこそ、見えてくる希望もある。
たぶんこの映画を観る側の年代で感じ方も違うんじゃないかな。
あたしはもちろんビフォアサンセット寄りなので、続編の方が好きかもです。
この映画を観れば必ず、いい恋がしたくなるはず。
そしていい恋に出会うにはきっと、何げない退屈な毎日も大切にしなくちゃ
チャンスは訪れなし、つかめない。
やっぱり映画はいいです。
自分一人の限りある人生では体感しえなかった、わからなかった
感情や考え方や風景や出来事を知ることができる。
本もそうかな。絵画や音楽もそう。
アート万歳。