2010年 フランスへの旅 6
6日目。
旅の終わりも見えてきて、少し疲れのたまりはじめるころ。
でも今回は、思ったより元気
毎日しっかり寝てるからかな~。
なんだかそうとう無防備に寝てるらしく、
「emiko、きみはつかれてるんだね・・」
と、彼につっこまれるくらい 笑
やばいなー、と思ったけど、
寝てる間はコントロールできないし
まあいっか
今日は少し早起きして、
地方の友人宅へと向かいます。
おなじみ、北駅 Gare du Nord 。
いまやリニューアルされて近代的な部分も多い北駅ですが
こういう掲示板は電光じゃなくてこのままにしておいてほしいなあ。
自分の乗る電車を見つけると、
なんだかわくわく
切符は前日に購入済み、
地方への電車も何度かこなしてきたので
少し余裕のでてきたあたし
前日にチェックしておいた、駅構内の PAUL にて朝ごはん購入。
ごまとカマンベールのバゲットサンドと
パン・オ・ショコラ。
BADOIT(バドワ。炭酸水です)のペットボトルも合わせて、なんと8ユーロ・・・
PAULはフランスでも高いですね~
日本では近くにないのであまり買ったことがないのですが
そんなに変わらなかったりして・・・
にぎわう朝の北駅を出発し、約2時間、
ピカルディー地方への旅。
サンドイッチをもぐもぐ(おいしかった)しながら
車窓を楽しみ、
コントロールも無事クリアして
あと30分くらいで着くかな~
あっというまだな~
と思ったとき・・・
もはや恒例、
徐行運転開始
驚きというよりは、
またか・・・というあきらめ 笑
ただ、友達が駅に迎えに来てくれる予定だったので
待たせてしまうな~と心配していたら
「電車おくれてますね!」というSMSが
やっぱり、海外でケータイ、べんりです。
結局、そこからまた1時間くらいかかったのかな?
遠足かなにかの大量のこどもたちと乗り合わせていたため
ひたすらにぎやかな中で終えた電車の旅。
フランスの電車、
何もなく着いたらラッキー
くらいに思ったほうがよさそうです。
さて、駅で無事に友達夫婦にも会えて
(長い間待ってくれてありがとね!)
車でおうちへ。
荷物だけおいて、すぐに出発。
向かった先は・・・
サン・ヴァレリー・シュル・ソンム Saint Valery sur Somme
海だ~
フランスで海を見たのは、
遠い昔モン・サン・ミッシェルに行ったとき以来かな?
ここはソンム湾という遠浅の干潟なので
日本でいつも見る海とはまたちょっと違った雰囲気。
お天気がよくてよかった
街を散歩する前に、
まずはお昼ごはん。
ムール貝 (フライドポテトつき)
日本で計画を練っているときから、
「山盛りのポテトフライとムール貝食べましょう!」
というステキな提案をいただいていたので
今回の旅でとっても楽しみにしていたランチ
ムール貝自体はパリでも何度か食べていますが、
今回みたいに海辺の町で食べるのは初めて
久しぶりにゆっくり会えた友人に
たまった話をたくさん聞いてもらい、
(理解できない仏人のだんなさん、ごめんなさい)
おなかいっぱい、ココロもいっぱい、大満足でした。
食事したレストランのメインカラーは
あたしの好きなスモーキーグリーン
フランスの小さな村は、さりげない色彩がほんとうにおしゃれ。
海沿いにつづく道をのんびりおさんぽ。
イギリス人の別荘が多いそうです。
こんなところに別荘だなんて、うらやまし~
干潟に見える白い点はなんだかわかりますか?
岩じゃないですよ、
ひつじです!!
モン・サン・ミッシェルあたりのひつじもそうみたいですが、
海のちかくで暮らす彼らは
お肉が塩味だそうです・・・
海岸沿いを歩いた後は、
ちょっとした展望台にのぼったり、
教会に入ってみたり。
夏のバカンス時期ということもあってか、
他にも観光客の人がたくさんいました。
うっかりすると通り過ぎてしまいそうな
なんてことないこんな小道が、
なんともフォトジェニックです。
(人がたくさんいたと言ったあとで
こんな人気のない写真・・・ 笑)
さて、
おなかはいっぱいでしたが
食後のデザートはもちろん別腹
ということで、アイスクリームスタンドに立ち寄りました。
もっと写真栄えする色にすればよかったかな? 笑
選んだのは、シトロンとココ (レモンとココナッツ) 。
ほんとは最初、
「シトロンとティラミスにします」
とおじさん(アイスを作ってる本人らしい)に言ったら、
「シトロンにティラミス!?
それは合わないよ!!!」
・・・
(いーじゃんべつに~ 笑)
まあでも、
作ってくれたおじさんの気持ちもむげにはできないので、
おじさんのおすすめするシトロンに合う味の中から選びました。
(ココは「強いて言うなら」的なかんじだったけど 笑)
それでももちろん
海沿いを歩きながら食べるアイスは
おいしかった
そうこうしているうちに16時近くになり、
夕方に友人のだんなさんが用事があることもあって
おうちに戻ることに。
友人宅にはかわいい犬と猫がいて
終始たわむれてました
彼の家にも猫がいたし
あたしの人生でもまれにみる動物ふれあい週間 笑
何度か犬のお散歩にも行きました。
ベランダでコーヒーを飲みながらおしゃべりして
近くのスーパーに買い物に行って
夕食の準備をして
毎日めいっぱい観光をする旅も楽しいですが
こんなふうに非日常の日常生活を疑似体験するのも旅ならでは。
10数年前まではフランスなんて何のかかわりもなかったあたしが
いつのまにやらフランスに友人や知り合いが増えていて
いつのまにやら渡仏も5回目を数えていて
だからこそ旅のしかたもこんなふうになってきているのが
なんだかつくづく不思議です。
晩ごはんで食べた、ブーダン・ブラン。
ブーダン・ブランとは鶏や豚肉と牛乳を混ぜて作ったソーセージのこと。
初ブーダンだったのですが、おいしかった
そのうちブーダン・ノワールも挑戦したいな~
(ノワールのほうは豚の血を使っています)
デザートに出してくれた、自家製ヨーグルト。
ヨーグルトメーカーなんてものがあることすら知らなかった!
さわやかなリュバーブのジャムと、おいしくいただきました。
食後も、犬の散歩に行ったり、
ひたすらおしゃべりしたり、
の~んびりした時間を過ごしました。
忙しい日常を忘れられる、贅沢な時間
遅くまで起きてつきあってくれて、ありがとね
パリから離れての6日目も
暮れていきます。
7につづく
2010年 フランスへの旅 5
5日目。
この日も鐘の音に起こされましたが
わりとゆっくりめだったかな?
(もたもた旅行記をアップしているため、記憶がうすれている)
お天気はくもり
一雨きそうです・・・
まずは、お庭であさごはん
昨日の残りのバゲットをトーストし、
大好きなニュテラをたっぷりぬってもぐもぐ。
イタリア生まれのチョコレートとヘーゼルナッツのスプレッド、ニュテラ nutella 。
日本でも販売しているので(made in Australia)ごぞんじの方も多いと思いますが、
一度食べると病みつきになるおいしさ!!!
(実際、このときひさびさにニュテラを食べておいしさを思い出してしまったあたしは
今も毎朝ニュテラトーストをもぐもぐ・・・)
カロリーはおそろしいですが、それでもみんなに愛される朝食のおともの定番。
まだ試したことがないという方いらっしゃいましたら、だまされたと思って、ぜひ。
ん~
朝からお庭でミックスジュースとニュテラバゲットトースト
も~これだけで大満足
旅行に来たときの楽しみって
ばたばたと仕事に出かけるいつもとは違う
充実した朝の時間だったりします
今日はパリに戻らなくてはいけないので
彼は家の片付け、あたしは出かけるじゅんび、
そしてたくさ~んのお花や家庭菜園などお庭の植物の水やりを二人で終え
車で駅へ向かいました。
一雨降ったあとの、くもり空・・・
パリまで約1時間、せっかくエアコンのきいている電車の中も
さむい
夏とは言えど、特に田舎は朝晩かなり肌寒いフランス(北の方)。
パリが暑すぎてうっかりカーディガンを置いてきてしまったのを後悔しました・・・
持っていた切符は乗車時間が違うものだったので(行きにパリで買った)
検察係が来たらどーしようとちょっとどきどきしましたが(去年とおなじことしてる)
結局今回もコントロールは来ず、無事に北駅到着
一歩外に出ると、明らかに湿気の多い都会の空気。
そしてたーくさんの人、人、人。
蒸し暑い4番線のメトロに乗りながら
パリはやっぱり都会だなあ~
なんて改めて実感。
さて、今日はどこ行こう。
とりあえずはもうお昼をすぎていたので
彼のアパルトマンで昼ごはん。
おもむろに炊飯器(中華街で買ったらしい)をとりだし
ごはんを炊き始める彼
なぜか玉子焼きのせ丼(しょうゆ、もしくはゆかりをかける)を作ってもらい
もぐもぐ。
「emiko、この炊飯器の釜にくっつくごはんがもったいないんだけど
どうやったらくっつかないんだろう??」
と、ちょっとぎょっとするくらいくっついちゃったごはんを悲しげに見つめる彼に対して
「え、わかんない・・・
炊飯器が古い型だからじゃない?」
としか答えられないお米の国に生まれたあたし・・・
とほほ・・・
さ~おなかもいっぱいになったし、
行き場所もとりあえず決まったので、
でかけよ~
と、外にでると・・・
晴れてる~
メトロで縦断してやってきたのは13区。
歩いていると、こんな小道があちらこちらに。
あれ、なんだか普段見ているパリの町並みとちがう雰囲気・・・
ビュット・オ・カイユ La Butte aux Cailles と呼ばれるこの界隈は
パリ市内に位置しながら、パリ郊外を思わせる雰囲気の閑静な住宅街。
地球の歩き方なんかのガイドブックにもあまり載っていない場所ですが
観光客もわりと訪れるようです。
至る所で見かけた、遊び心あふれるストリートアート。
こんなかわいい番地表札も。
こんなちょっとした小道がなんともステキな、
静かで、こじんまりとした、きれいな街。
パリにもこんなところがあるんだ~、と新たに発見した気分
そしてそこからまた少し歩くと・・・
「 寿司用に最高 」 笑
こんなおちゃめな日本米のほかにも、
おしょうゆやおみそやラーメンやぎょうざやキムチや・・・
アジア食材がなんでもそろうチャイナタウンに行き着きました。
特にこの タン・フレール 陳氏商場 というスーパーは有名みたいです。
平日の午後、たくさんの人がいました。
彼もここで、おしょうゆにお米、ラーメンなどを嬉々として購入。
「何も今、2kgのお米買わなくても・・・」
と思わなくもなかったのですが 笑
外国の人が、自分の国のものを気に入って、たとえ高くても買ってくれる光景というのは
見ていてうれしいものだったりもします
チャイナタウンを後にし、
次に見えてきたのは・・・
フランス国立図書館 Bibliotheque nationale de France 。
パリ市内にもこんな近代的な場所があるんですね~
もちろん、ルーブルのピラミッドだって、オペラ・バスティーユだって立派な近代建築なのですが、
それらがパリの古い街並みの中に突如として現れ、ふしぎと調和しているのに対し、
ここでは街全体がこんなかんじ。
シネコン、エム・カー・ドゥー mk2 。
中には入らず・・・だったけど、今調べたら入っておけばよかった!!
映画館のほかに、レストランやお店も入ってるそうです。
セーヌ川にかかる橋だって、こんなかんじ。
シモーヌ・ド・ボーヴォワール橋 Passerelle Simone de Beauvoir
橋桁のない近代的な造りのこの橋は、歩行者、自転車専用です。
画像右手奥は新大蔵省。
左手にはプール。
セーヌ川の水面とほぼ同じ高さのプールで泳ぐなんて、ちょっとたのしそうですよね
開いた本の形をしたビル。
こういう発想、わりとすきです。
無機質なビルが、なぜか意志をもってそこに立っているように思えてきます。
さて。
このとき時刻は18時すぎ。
まだごはんには早いし・・・と、
メトロに乗ってモンパルナスへ行ってみたのですが・・・
墓地もタワーも閉まってる~
気をとりなおして、いったん帰宅。
近くのクレープリーをネットで探して行ってみるも、
ここもお休み・・・
そんなわけで、
適当なレストランを探しがてら、
しばしモンマルトル散策とあいなりました。
少し日の暮れ始めたモンマルトル。
昼間に近代的なパリばかり見ていたので
この昔ながらの風景がなんだかほっとします。
なんとなく坂道や階段をのぼっていたら、
いつのまにかこんなに高いところまで!
遠くにモンパルナスタワーが見えます。
モンマルトル名物、テルトル広場 Place du Tertre の似顔絵描き。
観光客でごった返すこちらの広場は、かなりのにぎわい。
大道芸人と、握手を求める赤いフードの少年。
なんだか映画のワンシーンのようです。
ラ・メゾン・ローズ La Maison Rose
その名の通り、きれいなピンクと蔦の緑がなんともかわいらしいレストラン。
こういうお店がふつうに街にとけこむパリは、やっぱりステキ。
そうこうしているうちにだいぶ日も暮れてきて、
だんだん、もうどこでもいっか~モードに 笑
モンマルトルはほんとうにたくさんお店があって、
どこに入っていいのかわからないくらい。
結局、当初の予定のクレープが食べられそうなお店を探し、
テラス席に座りました。
けっこうな勾配の坂の途中にあったこのレストラン。
シードル、ななめってます・・・
向かいのお店から陽気な生演奏の音楽が聴こえてきたり、
絶えず観光客が往来していたり、
21時をすぎても下町の活気にあふれるモンマルトル。
食べたクレープはそば粉じゃなくてちょっとがっかりしましたが
その雰囲気は十分楽しめたので、満足でした
夜に浮かび上がるラデの風車。
空のグラデーションがキレイです
長~い階段。
まだまだ町の人たちは長い夏の夜を楽しんでいましたが
朝から一日動いていたあたしたちは
ちょっぴりおつかれモード・・・
坂道や階段を下りながら、
疲れた足を実感しつつ、
家路に着いたのでした。
(ほんとは、行きに通りかかった小さなバーで一杯飲もうかとも
思っていたのですが、帰りには閉まっていたので断念・・・
代わりに、家で昨日ののこりのスイカを食べました)
いろんなパリの顔を見た5日目。
今日も無事終了です
6につづく
2010年 フランスへの旅 4
4日目。
彼の家の隣には教会があって、
時間が来ると鐘がなります
リーンゴーンリーンゴーンリーンゴーンリーンゴーン
(以下略)
朝の6時台(だったと思う)になにごと
起きている昼間は
「鐘の音が聴こえるなんて、ヨーロッパってかんじでス・テ・キ」
と思えるのですが、
夜中と早朝はさすがにびっくりでした。
そんなこんなで7時半には起床、
あまり時間がないので最低限のお化粧だけして
軽く朝ごはん(チョコチップパンとさくらんぼ)を食べ、
車に乗ってでかけました
30分ほど田園風景の中をドライブして着いたのが・・・
こちらのブロカント。
朝の5時くらいからきて始める人もいれば、
わたしたちが行ったころに準備を始める人たちもいて、
日曜の朝だけにお客さんも多く、にぎわっていました。
洋服、こどものおもちゃ、食器、本、家具、家電、な~んでも、
各家庭で使われてきた日用品がところ狭しと並んでいました。
言ってしまえば、がらくたばかり(笑)
でも、こういう中から自分の欲しいものを見つけるのは楽しいですよね。
そういう宝探しがうまい人って尊敬してしまいます。
(あたしはどうもへたなんですよね~・・・)
こどもたち用にちょっと変わったメリーゴーランドが用意されていました。
ていうかピカチュウ・・・?
ブロカントのすぐ近くに、こんなきれいな川が
この日はほんとうにお天気がよくて、
でも暑くなく(涼しいくらい)、
とっても気持ちのよい朝でした
そして次に向かったのは・・・
リヨン・ラ・フォレ Lyons la Foret という小さな村。
140近くあるといわれる「フランスの美しい村」のひとつです。
でました~
パステルカラーのドアと窓の木組みのおうち
フランスの田舎の、こういう家を見ると興奮してしまうあたし 笑
好みすぎます
去年のフランス旅行の記事 で書いたジェルブロワもステキでしたが、
こちらもとってもきれいな村でした。
パステルカラー!
パステルカラー!!
パステルカラー!!!
(と、かわいいユニコーン看板)
村の中心の広場には、
マルシェがたっていました。
八百屋さんに
チーズ屋さん
他にも魚屋さんや日用品をあつかう雑貨屋さんなど
小規模ながらもにぎわっていました。
村を一回りして少し歩き疲れたので、
広場のカフェにて休憩。
お天気がよくてきもちいい~


そしてこの、さわやかな晴れた日の午前中のカフェでの彼との話題 :
「日本女性はどうして日焼けをしないのか」
(途中、若干議論白熱)
気づけば時刻はもうお昼前。
おうちでバーベキューランチをするため、
途中食料調達で寄り道をしつつ、帰宅しました。
ひなたぼっこ中のにゃんことともに
お庭でランチ
彼の妹さんとのフラ語会話に格闘していたので
写真はありませんが
ケフタというモロッコ由来のハーブ入りミンチ肉やソーセージ、
タブレ(クスクスのサラダ)、
デザートにバニラアイスクリームと
お庭でとれたイチゴ
おいしかったです
おなかもいっぱいになったので、
再びおでかけ。
彼の愛車、きれいな水色のヴェスパに乗って
再び田舎道をドライブです。
ひたすら続く、青と黄色と緑の風景。
古い駅舎が、ぽつん。
途中、ジェルブロワも通過しました。
そして午前中とはまた違うブロカントにも二ヶ所立ち寄り、
今回は二人ともお買い物。
あたし : レモネードの広告がプリントされた紙袋
5枚で1ユーロ
(日本じゃこーゆーのけっこ高いですよね??)
彼 : 古い鏡 2枚
(写真右のものと、もう一枚は鏡の外枠のみのため要修復)
「えっ二枚も買うの??
確かにすてきだけど・・・
パリのアパートにも同じようなのもってるじゃん!
(しかも枠だけのやつなんて、どうやって使うの??ココロの声)」
「でもきれいだよ、emiko!
ぼくはこの小さな花のデコレーションが気に入ったんだ!
しかも安い!
(お店のおじさまにむかって)
ムッシュー、二枚とも買います!
今日はもって帰れないから、
キャトーズジュイエ(7月14日、フランスの祝日)に車でとりにくるまで
とっておいてもらえますか??」
さすがに少しは悩んでましたが、結局お買い上げ・・・
(ちょうど今、鏡屋さんに修復してもらっているらしい)
ま、まあ、満足な買い物ができたのはよいこととしよう
そしてもうひとつ、
彼ご自慢の水色のヴェスパ。
(ピンと来ない方、「ローマの休日」でグレゴリー・ペックとオードリー・ヘップバーンが
二人乗りしていたイタリアのスクーターです)
61年製のものを一年前くらいにきれいに修復したらしいのですが、
これに乗っていると、中年男性に大人気 笑
けっこうな確率で声をかけられ、注目されていました。
とくに田舎の人は、気がよくてやさしい人が多いので
彼はこの日のドライブ&ブロカントめぐりだけで
3人のおじさんの連絡先をゲット 笑
そういった現地の人たちとのふれあいも
たのしいドライブでした
(余談ですが・・・
彼があたしのことを誰かに説明するとき。
「彼女はほんとの日本人だよ!
(ほんとの、って・・・)
今日はこのあたりを見せようと思って、いろいろまわってるんだ!
だってほら、なんたって今日は、こんなにいい天気じゃないか??」
そうすると必ず相手は、
「ああ、まったくだ!ほんとうにいい天気だもんな!!」
(いい天気、の部分に対するリアクションを欠かさない)
フランス(特に北の方)の人たちにとって、
いいお天気というのは
ほんと~に貴重で
ほんと~にうれしいことなんだな、
日焼け大好き、太陽大好きなのも仕方ないな、
と思ったできごとでした・・・ )
今日は日曜日。
明日からお仕事の妹さんは夕方でパリ近郊のおうちに帰り、
(あたしたちがドライブしてる間彼女がしていたのは、
おうちのベランダで日焼け&乗馬
すてきへるしー女子です・・・)
今日の夜はあたしと彼のみ。
20時近くなってももちろん、
まだまだ明るいフランス。
先にシャワーをあびていたのでだいぶ肌寒く、
彼にかりたグレーパーカを着込みながら
お庭で晩ごはん。
お昼の残りのソーセージを焼いて、
冷凍食品の白身魚(写真)を焼いて、
お庭で育てたサラダ菜をオリーブオイルとビネガーとお塩であえて、
デザートにあま~いスイカ。
あたしのような日本人にとっては、
よく手入れされたお花の咲いたお庭で、
木々のざわめきと鐘の音を聴きながら
ゆっくりごはんを食べるなんて、
それだけでスペシャルなこと。
凝った料理は必要ありません。
(もちろん、味もおいしかったです)
この写真をとってたら、
「ノンノン emiko!
これ(冷凍食品)はフランスの食べ物じゃないよ!
こんなの写真にとらないでいいのに」
と止められましたが、
どちらかというとあたしはこの雰囲気をとりたかったのです。
(偶然トリコロール配色になったカトラリーも)
彼はこの後さらにもりっとアイスクリームも食べてましたけど、
あたしは寒いのでお断りしました・・・
田舎生活体験満喫の4日目もおわり。
屋根裏(といっても広め)の彼の部屋で
今夜も鐘の音を聴きながら
眠りにつきました・・・
5につづく