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メランコリックな秋をのりきるげんきのもと




すこし落ち込んでいるときのげんきのもと。




ラヴィデミコ


あたしの場合、

たとえばフランス映画


ジャック・ドゥミの初の長編映画、『ローラ Lola』


白黒映画って昔は抵抗があったのですが、

見慣れると返って雰囲気があって、今は好きですパンダ


ドゥミの故郷でもある美しい港町、ナントを舞台とする作品。

そして登場人物の誰もが、「旅立とう」とするストーリー。


主人公のローラン・カサールは、「ここではないどこか」へ旅立つことで

平凡で退屈な毎日から抜け出そうとします。

(のちに彼は、『シェルブールの雨傘』でドヌーヴ演じるジュヌヴィエーブと結婚)


誰もが抱く、「旅立ち」への想い。

ドゥミの映画とこのテーマは、いつも切り離せません。


そしてなんといっても、アヌーク・エメ演じるローラの、

女性としての美しさ、かわいらしさ、芯の強さ、弱さ。


大げさなくらいにも見えるのですが、不思議にも嫌味がない。

ある意味、男性が理想とする女性像なのかもしれません。

同じ女性から見るとすべてをまねしたいとは思わずとも、

年齢を重ねても忘れたくない女性としての魅力をローラはすべてもっているように感じます。


ひたすら切なく美しい『シェルブール』と、ひたすら楽しく華やかな『ロシュフォール』

中間地点のような作品。

ドゥミらしい「人生賛歌」のまさに原点です。



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そしてやっぱり、おいしいもの


ハロウィンにちなんで、職場の子が作ってきてくれましたハロウィン

ラッピングもかわいくて、癒されます。

お味もやさしいかぼちゃ風味でおいしかった~ラブラブ




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こちらは、青山のスペイン料理屋さんで食べたパエリヤ


二人前でこのボリューム!!

スペイン料理なんて久々に食べましたが、

サングリアに生ハム、オムレツ、いわしのパン粉焼き・・・


どれもおいしく、おなかいっぱい、

ギターの生演奏なんかもしてくれる感じのいいレストランで

大満足なディネでした音譜




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そして心のこもった、おくりもの


これまた職場の子からもらったもの。

私のイニシャル「E」の筆記体が刺繍してあるハンカチ。

私、仕事で自分のサインを書くときに、筆記体で「E」と書くのです。

(うちの職場は、名前で呼び合うのですあせるサインもみんなイニシャル)


女子力アップな素敵アイテムアップ

もったいなくてまだ出番まちです。



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これも友人からのおくりもの。


チョコ好きで、チョコグッズを集めている私に

木製の板チョコ型小物入れチョコレート

かわいいラブラブ















なんとなく、

メランコリックになりがちな季節もみじ




でも、日々の小さなしあわせを忘れずにいれば

笑顔で過ごせる気がします星







今年もあと二ヶ月だ~





がんばれ、自分。






マン・レイ、ドガ、佐藤雅彦



芸術の秋、

ここ最近行った展覧会のことなど。




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まずはこちら、



マン・レイ展   @   国立新美術館




画像の青いハートが妙におしゃれで、

駅のポスターで見て気になっていたこのエクスポジション。


マン・レイといえば、唇が空に浮かんでいるシュールな作品しか

印象になかったあたし。

実は、絵画というよりは写真がメインの人だったのですね。


いわゆるシュールレアリストの一人。

釘の生えたアイロンのオブジェも有名です。

写真もとれば絵も描くし、オブジェも創るし映画も撮るし。

マルチな才能を発揮したマン・レイ。

どの作品もセンスにあふれ、今見ても十分にモダンです。

レイヨグラフやソラリゼーションなどの写真技術を考案したりと

常に新しい表現方法を積極的に模索しつづけました。


アメリカ人らしく、生活のために商業写真も数多く撮っていたり、

何度か結婚離婚を繰り返し、パリでは、当時のエコール・ド・パリの

アーティストたちのミューズ、キキとの恋に身をまかせたり。

その抽象的な作品などから想像される、世俗を超越したアーティスト像とは少し違う、

意外にも人間くさいマン・レイの姿も垣間見えました。


特に、最後の妻ジュリエットとの仲むつまじさは

彼女をモデルとした作品の多さからしても容易に窺いしれ、

先に亡くなったマン・レイのお墓の横に葬られたジュリエットの墓碑に

「TOGETHER AGAIN ふたたび一緒に」 と刻まれているのには胸が熱くなります。



人として、人を愛すること、そして愛する人のために生きていくこと。


数多くの、類まれな作品が生み出される源には、その才能はもちろんのこと、

シンプルな、誰もが共感しうる人としての愛があるということを

一人の芸術家の人生を通して改めて知らされる思いがしました。



それにしても国立新美術館は、チラシやグッズからもわかりますが

展示内容のプロモーションの仕方がおしゃれ。

今やっているゴッホ展も、ポスターの黄色ななめしましまがかわいいんですよね。


もちろん大事なのは中身なのですが、ここの美術館は、そういうのを見るのも楽しいです。





次はこちら



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ドガ展   @   横浜美術館



目玉となっているのは、傑作、「エトワール」(画像)の初来日。


オルセー美術館所蔵のこちら、おそらくパリで一度お目にかかっているはずなのですが・・・



なんとなく、薄暗いドガの展示室があったような・・・?

それってオルセーだったよね??


くらいの記憶しかなかったためドクロ

行ってみることにしました。



平日の午後、わりと混んでいましたが

チケットやグッズなどは並ばず買える程度。


歴史画や宗教画からの脱却、印象派としての光の使い方(ドガは特に屋内の光を表現)、

油彩のみならずパステル、版画、彫刻、写真にいたるまでのさまざまな表現方法。


「エトワール」の、それ自身が発光しているかのようなあわい光の表現は

誰もが足をとめて見入らずにはいられない美しさでしたし、

「バレエの授業」での色使い(特に生徒たちのリボンベルトの鮮やかさ)、

構図、いつまで見ていても飽きない踊り子たちのかわいらしいしぐさは

何度も振り返ってしまう緻密さでした。


踊り子や競走馬、晩年は裸婦のモチーフを繰り返し描いているドガですが、

そういった代表作の他にも、多くの肖像画や肖像写真を残しています。


画家自身はあまり人付き合いが得意でなかったとされていますが、

モデルとなる人物の内面をも描き出すような、親密な雰囲気が印象的。

浅く広いつきあいよりも、深く狭い人とのかかわりを大事にしていた人なのでは

ないかな、と感じました。


また、写真という当時としては新しい技術をとりいれ、

白黒のコントラストを演出するなどして、その芸術手段としての可能性を早くも見出していたドガ。



こういう作品を見ると、写真という表現方法の身近さと、奥の深さに改めて気づかされます。

油絵を始めよう、となると、それなりの準備と知識が必要ですが、

写真は今日からでも始められますよね。

(だからこそ、今アート写真ブームなのかも??)

もちろん、高いカメラや高度な現像技術などがあれば越したことはないのでしょうが、

ようするに大事なのは、切り取るべき瞬間、モチーフを見極める審美眼なのではないかと思います。


そんな審美眼、ほしい・・・目

たくさん美しいものを見て、養っていくしかないんでしょうかねえ~(遠い目)





最後はこちら



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佐藤雅彦ディレクション ”これも自分と認めざるをえない”展  @  21_21 DESIGN SIGHT



友人のブログで知り、行ってきました。


佐藤雅彦さんという方は、『ピタゴラスイッチ』などを手がけた人、といえば

わかりやすいでしょうか。

(私も、その作品は知っていても、お名前は初めて知りました)


今回の展覧会は、体験型の作品が多く、

かつわかりやすいので、誰が行っても楽しめると思います。

(待ち時間が長いのが唯一難点ですが・・・

平日の午後に訪れたのですが、それでも3時間くらいいました)



テーマは、「属性」


自分の属性としての指紋や虹彩、身長・体重などのデータで

個人が特定される現代社会。

「自分とは何者か?」

この永遠のテーマを、新たな切り口で探っていくきっかけを作ろうという試み。


普段生活しているうえでは気にとめることの少ない、自分の指紋や、心音や、後姿や、

そういったものを改めて認識する作業は、並んででも体験してみる価値ありです。

そうすることで、自分という存在の不確かさに改めて気づかされます。


明らかに、客観的にも、物理的にも、そこに存在する「自分」。

しかし人間というのは、あらゆる出来事や記憶を、自分のフィルターを通して見てしまうように、

自分についても、フィルター越しにしか捕らえられないことが多いのではないでしょうか。

むしろ、他人のことはよくわかっても、自分についてはまったくわからない、と感じることがあるように、

「自分」というのは、もっともその姿をとらえにくいものなのかもしれません。


いつも自分のことしか考えてないように思っていても、

実は自分の存在に驚くほど無頓着だったり、

自分の字すら識別できなかったり、

かと思えば、自分が判別されないことに言い知れない不安を覚えたり。


常に揺れ動く「自分」という存在との付き合い方。

重く、難しいこのテーマを、佐藤氏は、遊び心あふれるさまざまな方法で

軽く、楽しみながら考えさせてくれます。


もうすぐ終わってしまいますが、お時間ある方はぜひ。










身近な非日常体験、

アートな休日を気取ってみるのも

なかなかいいものですハロウィン

























ガレットと珈琲と焼きりんご


いつのまにやら10月なかば。




毎日ANAのパリ行きチケットをチェックしつつ

忙しくなってきた仕事をこなし

浮かんだりしずんだりしながら

節約のためにひきこもってDVDを観る日々・・・




そんななか、

こないだの日曜のランチ @ 渋谷



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ガレット & シードル ラブラブ



松涛にある、Galettoria ガレットリア というクレープリーに初めて行ってみました。



同じく渋谷のクレープリー、Au temps jadis  オ・タン・ジャディス の姉妹店というこちら、

カウンターでの注文、お水のセルフサービスなど、ジャディスよりはカジュアルな雰囲気で

お値段も少し低めの設定。


Comptoir de Famille の家具や雑貨を内装に使用しているとのことで

店内は白を基調としたナチュラルフレンチなインテリア。

(撮影禁止のため写真はなしですが・・・)




注文したのは、

ゴルゴンゾーラ、イチジク、くるみを使った季節のガレット


イチジクのプチプチ食感とくるみの香ばしさ、ゴルゴンゾーラの酸味が相性よく、

ピンクペッパーがちょっと苦手なのでそれがなければもっとおいしかったかな~



ガレット+デザートクレープと、ソフトドリンクとのセットで2000円くらいの

セットメニューもあったので、

手軽にクレープが食べたいと思ったらお勧めのお店です。




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蔦のからまる外観。

ディテールまで凝っていて、かわいかったですよ~ニコニコ





さて。






東急本店近くまで来たら、

VIRON に行かないわけにはいかないでしょうぶーぶー




というわけで、

食べたばっかりですが、

日曜の午後、混み混みのVIRONにてパンを購入。


友人とふたり、クロワッサン・オ・ザマンドが欲しかったのですが

残念ながら売りきれてしまっていたので

ショコラ・フランボワーズを購入。



今年中に、あこがれのキラキラVIRONの朝食キラキラに挑戦したいです。



(朝9時に渋谷、というシチュエーションがきつくて

なかなか実現できないこのプラン・・・

でも年内にはかならず・・・!)







そして次にむかったのが、前から気になっていたカフェ。



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カフェ マメヒコ


地下にあるこのお店、ちょっと隠れ家的な雰囲気ですが、

店内はお客さんでいっぱい。



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ボールで飲むコーヒー。

しかもポットサービス。

ほどよい酸味と苦味がここちよいお味でしたコーヒー



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そして 焼きりんご リンゴ



ふだんあまり食べる機会がないので

なんだかこの見た目にすでに興奮してしまいます 笑


シナモンの香りがよいあたたかいりんごに、冷たいバニラアイスという

おいしい組み合わせラブラブ!

一足早く冬気分を味わいました。




大きな長テーブルに相席という状態でも

不思議と落ち着けるカフェ。

うちっぱなしの壁や深めの色合いの木製家具のせいかな~



また平日にゆっくり行ってみたいです。
















いくどとなく行っている渋谷にも

まだまだ知らない場所がたくさん。






おいしいもの、

いごごちのいい場所さがしは

つづきます・・・






ぶーぶー


ぶーぶー


ぶーぶー