2010年 フランスへの旅 4
4日目。
彼の家の隣には教会があって、
時間が来ると鐘がなります
リーンゴーンリーンゴーンリーンゴーンリーンゴーン
(以下略)
朝の6時台(だったと思う)になにごと
起きている昼間は
「鐘の音が聴こえるなんて、ヨーロッパってかんじでス・テ・キ」
と思えるのですが、
夜中と早朝はさすがにびっくりでした。
そんなこんなで7時半には起床、
あまり時間がないので最低限のお化粧だけして
軽く朝ごはん(チョコチップパンとさくらんぼ)を食べ、
車に乗ってでかけました
30分ほど田園風景の中をドライブして着いたのが・・・
こちらのブロカント。
朝の5時くらいからきて始める人もいれば、
わたしたちが行ったころに準備を始める人たちもいて、
日曜の朝だけにお客さんも多く、にぎわっていました。
洋服、こどものおもちゃ、食器、本、家具、家電、な~んでも、
各家庭で使われてきた日用品がところ狭しと並んでいました。
言ってしまえば、がらくたばかり(笑)
でも、こういう中から自分の欲しいものを見つけるのは楽しいですよね。
そういう宝探しがうまい人って尊敬してしまいます。
(あたしはどうもへたなんですよね~・・・)
こどもたち用にちょっと変わったメリーゴーランドが用意されていました。
ていうかピカチュウ・・・?
ブロカントのすぐ近くに、こんなきれいな川が
この日はほんとうにお天気がよくて、
でも暑くなく(涼しいくらい)、
とっても気持ちのよい朝でした
そして次に向かったのは・・・
リヨン・ラ・フォレ Lyons la Foret という小さな村。
140近くあるといわれる「フランスの美しい村」のひとつです。
でました~
パステルカラーのドアと窓の木組みのおうち
フランスの田舎の、こういう家を見ると興奮してしまうあたし 笑
好みすぎます
去年のフランス旅行の記事 で書いたジェルブロワもステキでしたが、
こちらもとってもきれいな村でした。
パステルカラー!
パステルカラー!!
パステルカラー!!!
(と、かわいいユニコーン看板)
村の中心の広場には、
マルシェがたっていました。
八百屋さんに
チーズ屋さん
他にも魚屋さんや日用品をあつかう雑貨屋さんなど
小規模ながらもにぎわっていました。
村を一回りして少し歩き疲れたので、
広場のカフェにて休憩。
お天気がよくてきもちいい~


そしてこの、さわやかな晴れた日の午前中のカフェでの彼との話題 :
「日本女性はどうして日焼けをしないのか」
(途中、若干議論白熱)
気づけば時刻はもうお昼前。
おうちでバーベキューランチをするため、
途中食料調達で寄り道をしつつ、帰宅しました。
ひなたぼっこ中のにゃんことともに
お庭でランチ
彼の妹さんとのフラ語会話に格闘していたので
写真はありませんが
ケフタというモロッコ由来のハーブ入りミンチ肉やソーセージ、
タブレ(クスクスのサラダ)、
デザートにバニラアイスクリームと
お庭でとれたイチゴ
おいしかったです
おなかもいっぱいになったので、
再びおでかけ。
彼の愛車、きれいな水色のヴェスパに乗って
再び田舎道をドライブです。
ひたすら続く、青と黄色と緑の風景。
古い駅舎が、ぽつん。
途中、ジェルブロワも通過しました。
そして午前中とはまた違うブロカントにも二ヶ所立ち寄り、
今回は二人ともお買い物。
あたし : レモネードの広告がプリントされた紙袋
5枚で1ユーロ
(日本じゃこーゆーのけっこ高いですよね??)
彼 : 古い鏡 2枚
(写真右のものと、もう一枚は鏡の外枠のみのため要修復)
「えっ二枚も買うの??
確かにすてきだけど・・・
パリのアパートにも同じようなのもってるじゃん!
(しかも枠だけのやつなんて、どうやって使うの??ココロの声)」
「でもきれいだよ、emiko!
ぼくはこの小さな花のデコレーションが気に入ったんだ!
しかも安い!
(お店のおじさまにむかって)
ムッシュー、二枚とも買います!
今日はもって帰れないから、
キャトーズジュイエ(7月14日、フランスの祝日)に車でとりにくるまで
とっておいてもらえますか??」
さすがに少しは悩んでましたが、結局お買い上げ・・・
(ちょうど今、鏡屋さんに修復してもらっているらしい)
ま、まあ、満足な買い物ができたのはよいこととしよう
そしてもうひとつ、
彼ご自慢の水色のヴェスパ。
(ピンと来ない方、「ローマの休日」でグレゴリー・ペックとオードリー・ヘップバーンが
二人乗りしていたイタリアのスクーターです)
61年製のものを一年前くらいにきれいに修復したらしいのですが、
これに乗っていると、中年男性に大人気 笑
けっこうな確率で声をかけられ、注目されていました。
とくに田舎の人は、気がよくてやさしい人が多いので
彼はこの日のドライブ&ブロカントめぐりだけで
3人のおじさんの連絡先をゲット 笑
そういった現地の人たちとのふれあいも
たのしいドライブでした
(余談ですが・・・
彼があたしのことを誰かに説明するとき。
「彼女はほんとの日本人だよ!
(ほんとの、って・・・)
今日はこのあたりを見せようと思って、いろいろまわってるんだ!
だってほら、なんたって今日は、こんなにいい天気じゃないか??」
そうすると必ず相手は、
「ああ、まったくだ!ほんとうにいい天気だもんな!!」
(いい天気、の部分に対するリアクションを欠かさない)
フランス(特に北の方)の人たちにとって、
いいお天気というのは
ほんと~に貴重で
ほんと~にうれしいことなんだな、
日焼け大好き、太陽大好きなのも仕方ないな、
と思ったできごとでした・・・ )
今日は日曜日。
明日からお仕事の妹さんは夕方でパリ近郊のおうちに帰り、
(あたしたちがドライブしてる間彼女がしていたのは、
おうちのベランダで日焼け&乗馬
すてきへるしー女子です・・・)
今日の夜はあたしと彼のみ。
20時近くなってももちろん、
まだまだ明るいフランス。
先にシャワーをあびていたのでだいぶ肌寒く、
彼にかりたグレーパーカを着込みながら
お庭で晩ごはん。
お昼の残りのソーセージを焼いて、
冷凍食品の白身魚(写真)を焼いて、
お庭で育てたサラダ菜をオリーブオイルとビネガーとお塩であえて、
デザートにあま~いスイカ。
あたしのような日本人にとっては、
よく手入れされたお花の咲いたお庭で、
木々のざわめきと鐘の音を聴きながら
ゆっくりごはんを食べるなんて、
それだけでスペシャルなこと。
凝った料理は必要ありません。
(もちろん、味もおいしかったです)
この写真をとってたら、
「ノンノン emiko!
これ(冷凍食品)はフランスの食べ物じゃないよ!
こんなの写真にとらないでいいのに」
と止められましたが、
どちらかというとあたしはこの雰囲気をとりたかったのです。
(偶然トリコロール配色になったカトラリーも)
彼はこの後さらにもりっとアイスクリームも食べてましたけど、
あたしは寒いのでお断りしました・・・
田舎生活体験満喫の4日目もおわり。
屋根裏(といっても広め)の彼の部屋で
今夜も鐘の音を聴きながら
眠りにつきました・・・
5につづく