2010年 フランスへの旅 5
5日目。
この日も鐘の音に起こされましたが
わりとゆっくりめだったかな?
(もたもた旅行記をアップしているため、記憶がうすれている)
お天気はくもり
一雨きそうです・・・
まずは、お庭であさごはん
昨日の残りのバゲットをトーストし、
大好きなニュテラをたっぷりぬってもぐもぐ。
イタリア生まれのチョコレートとヘーゼルナッツのスプレッド、ニュテラ nutella 。
日本でも販売しているので(made in Australia)ごぞんじの方も多いと思いますが、
一度食べると病みつきになるおいしさ!!!
(実際、このときひさびさにニュテラを食べておいしさを思い出してしまったあたしは
今も毎朝ニュテラトーストをもぐもぐ・・・)
カロリーはおそろしいですが、それでもみんなに愛される朝食のおともの定番。
まだ試したことがないという方いらっしゃいましたら、だまされたと思って、ぜひ。
ん~
朝からお庭でミックスジュースとニュテラバゲットトースト
も~これだけで大満足
旅行に来たときの楽しみって
ばたばたと仕事に出かけるいつもとは違う
充実した朝の時間だったりします
今日はパリに戻らなくてはいけないので
彼は家の片付け、あたしは出かけるじゅんび、
そしてたくさ~んのお花や家庭菜園などお庭の植物の水やりを二人で終え
車で駅へ向かいました。
一雨降ったあとの、くもり空・・・
パリまで約1時間、せっかくエアコンのきいている電車の中も
さむい
夏とは言えど、特に田舎は朝晩かなり肌寒いフランス(北の方)。
パリが暑すぎてうっかりカーディガンを置いてきてしまったのを後悔しました・・・
持っていた切符は乗車時間が違うものだったので(行きにパリで買った)
検察係が来たらどーしようとちょっとどきどきしましたが(去年とおなじことしてる)
結局今回もコントロールは来ず、無事に北駅到着
一歩外に出ると、明らかに湿気の多い都会の空気。
そしてたーくさんの人、人、人。
蒸し暑い4番線のメトロに乗りながら
パリはやっぱり都会だなあ~
なんて改めて実感。
さて、今日はどこ行こう。
とりあえずはもうお昼をすぎていたので
彼のアパルトマンで昼ごはん。
おもむろに炊飯器(中華街で買ったらしい)をとりだし
ごはんを炊き始める彼
なぜか玉子焼きのせ丼(しょうゆ、もしくはゆかりをかける)を作ってもらい
もぐもぐ。
「emiko、この炊飯器の釜にくっつくごはんがもったいないんだけど
どうやったらくっつかないんだろう??」
と、ちょっとぎょっとするくらいくっついちゃったごはんを悲しげに見つめる彼に対して
「え、わかんない・・・
炊飯器が古い型だからじゃない?」
としか答えられないお米の国に生まれたあたし・・・
とほほ・・・
さ~おなかもいっぱいになったし、
行き場所もとりあえず決まったので、
でかけよ~
と、外にでると・・・
晴れてる~
メトロで縦断してやってきたのは13区。
歩いていると、こんな小道があちらこちらに。
あれ、なんだか普段見ているパリの町並みとちがう雰囲気・・・
ビュット・オ・カイユ La Butte aux Cailles と呼ばれるこの界隈は
パリ市内に位置しながら、パリ郊外を思わせる雰囲気の閑静な住宅街。
地球の歩き方なんかのガイドブックにもあまり載っていない場所ですが
観光客もわりと訪れるようです。
至る所で見かけた、遊び心あふれるストリートアート。
こんなかわいい番地表札も。
こんなちょっとした小道がなんともステキな、
静かで、こじんまりとした、きれいな街。
パリにもこんなところがあるんだ~、と新たに発見した気分
そしてそこからまた少し歩くと・・・
「 寿司用に最高 」 笑
こんなおちゃめな日本米のほかにも、
おしょうゆやおみそやラーメンやぎょうざやキムチや・・・
アジア食材がなんでもそろうチャイナタウンに行き着きました。
特にこの タン・フレール 陳氏商場 というスーパーは有名みたいです。
平日の午後、たくさんの人がいました。
彼もここで、おしょうゆにお米、ラーメンなどを嬉々として購入。
「何も今、2kgのお米買わなくても・・・」
と思わなくもなかったのですが 笑
外国の人が、自分の国のものを気に入って、たとえ高くても買ってくれる光景というのは
見ていてうれしいものだったりもします
チャイナタウンを後にし、
次に見えてきたのは・・・
フランス国立図書館 Bibliotheque nationale de France 。
パリ市内にもこんな近代的な場所があるんですね~
もちろん、ルーブルのピラミッドだって、オペラ・バスティーユだって立派な近代建築なのですが、
それらがパリの古い街並みの中に突如として現れ、ふしぎと調和しているのに対し、
ここでは街全体がこんなかんじ。
シネコン、エム・カー・ドゥー mk2 。
中には入らず・・・だったけど、今調べたら入っておけばよかった!!
映画館のほかに、レストランやお店も入ってるそうです。
セーヌ川にかかる橋だって、こんなかんじ。
シモーヌ・ド・ボーヴォワール橋 Passerelle Simone de Beauvoir
橋桁のない近代的な造りのこの橋は、歩行者、自転車専用です。
画像右手奥は新大蔵省。
左手にはプール。
セーヌ川の水面とほぼ同じ高さのプールで泳ぐなんて、ちょっとたのしそうですよね
開いた本の形をしたビル。
こういう発想、わりとすきです。
無機質なビルが、なぜか意志をもってそこに立っているように思えてきます。
さて。
このとき時刻は18時すぎ。
まだごはんには早いし・・・と、
メトロに乗ってモンパルナスへ行ってみたのですが・・・
墓地もタワーも閉まってる~
気をとりなおして、いったん帰宅。
近くのクレープリーをネットで探して行ってみるも、
ここもお休み・・・
そんなわけで、
適当なレストランを探しがてら、
しばしモンマルトル散策とあいなりました。
少し日の暮れ始めたモンマルトル。
昼間に近代的なパリばかり見ていたので
この昔ながらの風景がなんだかほっとします。
なんとなく坂道や階段をのぼっていたら、
いつのまにかこんなに高いところまで!
遠くにモンパルナスタワーが見えます。
モンマルトル名物、テルトル広場 Place du Tertre の似顔絵描き。
観光客でごった返すこちらの広場は、かなりのにぎわい。
大道芸人と、握手を求める赤いフードの少年。
なんだか映画のワンシーンのようです。
ラ・メゾン・ローズ La Maison Rose
その名の通り、きれいなピンクと蔦の緑がなんともかわいらしいレストラン。
こういうお店がふつうに街にとけこむパリは、やっぱりステキ。
そうこうしているうちにだいぶ日も暮れてきて、
だんだん、もうどこでもいっか~モードに 笑
モンマルトルはほんとうにたくさんお店があって、
どこに入っていいのかわからないくらい。
結局、当初の予定のクレープが食べられそうなお店を探し、
テラス席に座りました。
けっこうな勾配の坂の途中にあったこのレストラン。
シードル、ななめってます・・・
向かいのお店から陽気な生演奏の音楽が聴こえてきたり、
絶えず観光客が往来していたり、
21時をすぎても下町の活気にあふれるモンマルトル。
食べたクレープはそば粉じゃなくてちょっとがっかりしましたが
その雰囲気は十分楽しめたので、満足でした
夜に浮かび上がるラデの風車。
空のグラデーションがキレイです
長~い階段。
まだまだ町の人たちは長い夏の夜を楽しんでいましたが
朝から一日動いていたあたしたちは
ちょっぴりおつかれモード・・・
坂道や階段を下りながら、
疲れた足を実感しつつ、
家路に着いたのでした。
(ほんとは、行きに通りかかった小さなバーで一杯飲もうかとも
思っていたのですが、帰りには閉まっていたので断念・・・
代わりに、家で昨日ののこりのスイカを食べました)
いろんなパリの顔を見た5日目。
今日も無事終了です
6につづく