『こころとからだと人と自然と。』 -88ページ目

『こころとからだと人と自然と。』

人生5回も死ぬ目に遭えば、否が応でも強く、しなやかになる。
人生を楽しみながら歩く錦ちゃんのブログ。

ブチ切れたお話からのつづきです。

 

第9話。『ニッポンの警察官』

 

 

 

警察沙汰になった折、

 

警察官の方からアドバイスを受けました。

 

「今の世の中は、

 

 『頭のおかしい』人が勝つようになっている。」と。

 

暴言を吐いた者勝ち。

 

騒音を出した者勝ち。

 

勝手に駐車した者勝ち。

 

そういう人たちを現行法では裁けないのです。

 

 

 

「それって、めっちゃ理不尽じゃないですか!」

 

「そうなんですよ。理不尽なんです。

 

 僕らは警察官なんですが、その理不尽さを抱えながら、

 

 そのことについていつも考え続けています。」

 

「精神衛生上すごくよくない気がしますね。」

 

「仰る通りです。それでも少しでも世の中が

 

 良くなっていく方法がないかと、

 

 僕は考え続けながら今の仕事をしています。」

 

 

 

僕はちょっと涙が出そうになりました。

 

警察官のそんな想いを聴いたのは、

 

生まれて初めてだったからです。

 

若気の至りと言いますか、僕はろくでもない人間だったので、

 

特に若い頃、警察にお世話になったことが少なくありません。

 

だから警察は敵。

 

強い権力を使って、弱い者いじめをしている

 

組織だと思っていました。

 

 

 

そんな考えが、180度変わった瞬間でした。

 

こんな素晴らしい考えを持ち、

 

お仕事をされてらっしゃる警察官の方もたくさん

 

いらっしゃるんだろうなと思うと、

 

日本の国もまんざら捨てたものではないなと思ったのです。

 

 

 

つづく。

 

次回「ふと感じた違和感」

ブチ切れたお話からのつづきです。

 

第8話。『なに笑ってんだよ!』

 

胸糞悪いお話が続きますので、

 

そういうのが苦手な方はどうぞスルーしてくださいね。

 

 

 

しばらくして警察官が2名やって来られました。

 

坂本さんは、全く動じる気配がありませんでした。

 

僕と坂本さん、それぞれ別れて事情聴取が始まりました。

 

警察の方も、根気強く坂本さんと話してらっしゃいました。

 

1時間ほど経って、警察の方から

 

「坂本さんに謝罪する意思があるようです。」

 

と言われ、4人で立ち合うことになりました。

 

 

 

警察官が坂本さんに謝罪をするよう促しました。

 

坂本さんは一言、

 

「わしが言い過ぎた。」

 

とだけ。

 

それを聞いた僕は、

 

「それって謝罪ではないですよね?

 

 謝罪というのは、すみませんでしたとか、

 

 ごめんなさいとかですよね?」

 

すると、警察官が急に距離を詰めて来られて、小声で

 

「これがあの人の精一杯の謝罪なんですよ。

 

 これで勘弁してもらえませんか。」

 

めちゃくちゃ納得がいきませんでしたが、

 

警察の方にそこまで言われたら、

 

折れるしかありませんでした。

 

 

 

警察官が坂本さんに、

 

「こちらの方はもう坂本さんと顔を合わせたくない

 

 とおっしゃられています。

 

 できるだけ時間をずらすなどしていただきたいのですが、

 

 お仕事の都合とかもあると思いますので、

 

 強制はできません。

 

 もしも風呂場で2人が顔を合わすようなことがあったら、

 

 できるだけ距離を取って離れて入るように・・・」

 

と言っていた時でした。

 

坂本さんは急に「わっははは」と大声で笑い始めました。

 

 

 

何故今この状況で笑う?

 

怒りの気持ちを止められなくなった僕は思わず、

 

「何が面白いんですか?

 

 ていうか、なに笑ってるんだよ!お前!!」

 

と口から言葉が出ていました。

 

その瞬間、警察官がからだを使って割って入って来られて、

 

「ここは、どうか堪えてもらえませんか?

 

 被害者のあなたにこういうことを言えた

 

 義理はないんですが。」

 

本当にそんな義理はないと思いました。

 

ですが・・・ですが・・・堪えるしかありませんでした。

 

こっちは、パニック障害にもなって、

 

ずっと眠れない夜を過ごしてきたというのに・・・

 

 

 

つづく。

 

次回「ニッポンの警察官」

 

 

 

胸糞悪い話がつづきましたので、

 

せめて写真だけでものんびりしたものを。

 

ブチ切れたお話からのつづきです。

 

第7話。『平行線』

 

胸糞悪いお話が続きますので、

 

そういうのが苦手な方はどうぞスルーしてくださいね。

 

 

 

3人で話し合う前に、マネージャーと坂本さんが

 

予定通り、まず2人で話し合うことになりました。

 

僕が他の人と話しながら待っていると、

 

思いのほか早くマネージャーがやってきました。

 

「もう十分謝罪する気持ちになってる?」

 

「いや、それが、その・・・どうでしょう・・・」

 

「どういうこと?」

 

「自分は悪いことをしたつもりはない

 

 と思ってるみたいで・・・」

 

「・・・・・」

 

「それで?」

 

「その・・・錦ちゃんさんから自分の気持ちを

 

 伝えてもらえないかと思いまして・・・」

 

「わかった、水飲んでから行くよ。」

 

僕は深いため息をついていました。

 

 

 

2人が待っている席につくと、

 

坂本さんは大きく両目を見開いて、

 

僕にガンを飛ばしていました。

 

なんだ、こいつ・・・全然謝罪する気ないやん・・・

 

しばらく睨み合いが続いた後、

 

坂本さんから口を開き始めたので、

 

話を始めることにしたのです。

 

 

 

そもそも脱衣所の戸は閉める必要があるのか?

 

という話から始めましたが、

 

基本的に坂本さんは自分の考えを曲げません。

 

あー、こりゃあ話がまとまりそうもないな・・・

 

そう思いましたが気持ちを切り替えて、

 

「あなたが暴言を吐いたせいで、僕は著しく傷つきました。

 

 それも何回も。そのことについてどう思われますか?」

 

「なんとも思わん。」

 

「どういうことですか?」

 

「なんとも思わん。」

 

「僕は傷ついたんですよ?」

 

「あんたが何回も戸を閉めんのが悪い。」

 

「戸を閉めなかったくらいで、

 

 怒鳴り散らすっておかしいと思いませんか?」

 

「あんたが何回も戸を閉めんのが悪い。」

 

このやりとりを聞いていたマネージャーは全てを悟り、

 

「このままだと話がずっと平行線なので、

 

 警察に通報することにしますね。いいですか?坂本さん」

 

「あぁわしは構わんよ。」

 

 

 

つづく。

 

次回「なに笑ってんだよ!」

 

 

 

胸糞悪い話がつづきましたので、

 

せめて写真だけでも明るいものを。

 

今年も寒らんが綺麗に咲いてくれました。

 

ブチ切れたお話からのつづきです。

 

第6話。『決戦前』

 

胸糞悪いお話が続きますので、

 

そういうのが苦手な方はどうぞスルーしてくださいね。

 

 

 

翌週の月曜。

 

事件から一週間後、ようやく3人での話し合い当日

 

の日をなんとか迎えることとなりました。

 

相変わらず、2、3時間しか眠れず、

 

イライラすることが多い状態です。

 

 

 

3人で話し合う前に、マネージャーと2人で話しました。

 

「先日社長と僕が電話で話した件について、

 

 社長から何か聞いてます?」

 

まずそのことから聞いてみました。

 

「坂本さんに事情を説明して、納得してもらいます。

 

 その後、2回目に迷惑行為をしたら、

 

 退会してもらうようにということになっています。」

 

「それだけ?」

 

「はい、後は現場の君に任せると言われました。」

 

「は?社長は俺と約束したんだけど!

 

 『坂本さんが俺に謝罪する気持ちが起こってくるまで、

 

 しっかりと説得します。』って!

 

 それは聞いてないの?」

 

「何も社長からは言われませんでした。」

 

「こころから言葉で謝罪するって言ったくせに、

 

 嘘までつくのかよ・・・」

 

今までこのジムで、何回ともなく

 

警察沙汰になっているのがわかってきました。

 

社長の考え方と、対応が本当にひどすぎる・・・

 

とりあえず、今は3人との話し合いが先ということで、

 

話を先へ進めることにしました。

 

 

 

「何回も言ったと思うけど、

 

 それに社長とも約束したんだけれど、

 

 俺に謝罪してもらうのが先でしょう。

 

 社長は『坂本さんが謝罪してくれるまで、

 

 とことん説得します。』と言ったんだから。」

 

「はい、絶対にやってみせます。

 

 この前僕がポカして、坂本さんを

 

 取り逃がしてしまったこともありますので。」

 

「この前も絶対に捕まえておきますって言って、

 

 取り逃したやん。ほんとに大丈夫なの?」

 

「任せてください。こっちには最後の武器

 

 『警察に通報』というのがありますんで。」

 

今思えば、これが世に言う「フラグが立った」

 

というやつだったわけです。

 

 

 

つづく。

 

次回「平行線」

 

 

 

胸糞悪い話がつづきましたので、

 

せめて写真だけでも明るいものを。

 

ブチ切れたお話からのつづきです。

 

第5話。『大ポカ』

 

胸糞悪いお話が続きますので、

 

そういうのが苦手な方はどうぞスルーしてくださいね。

 

 

 

あまりの怒りで、我を失ってしまいそうになっていました。

 

これはジムに言って、対処してもらうしかないと思いました。

 

翌日、マネージャーに正式なクレームとして、話をしました。

 

「それはちょっとひどいですね・・・」

 

「こういうことは、かれこれもう

 

 10年以上前から見てきていたんですよ。

 

 立場の弱い人や何も言えなさそうな人、

 

 若い人に対して、暴言を吐いているんです。

 

 立場の強い人とかには絶対に言わないんです。

 

 ここのスタッフにもしょっちゅう

 

 同じようなクレームばかり言ってて・・・

 

 『あの人のクレームはほんと嫌。』と

 

 歴代のスタッフからも度々聞かされてきました。

 

 そういうのを見るたびに、

 

 すごく嫌な気持ちになっていたんですよ。

 

 僕は弱い者いじめをするような人間が大嫌いなんです!

 

 自分も3回までは我慢しましたが、もう我慢の限界です。

 

 こんな迷惑行為ばかりする人は、

 

 もう退会させてほしいんですが。」

 

 

 

「今までそんな報告は聞いたことがありませんでした。」

 

「そりゃあそうでしょうよ、ものを言えないような人

 

 にしか暴言を吐いてこなかったんですもん。

 

 本当に汚いやり口ですよ。」

 

「とりあえず、わかりました。

 

 規約にも『迷惑行為をする方は、

 

 退会していただくことがあります。』

 

 と書いてあります。ただし、

 

 今回は一旦こちらで預からせてもらえないですか?」

 

 

 

納得はできませんでしたが、了承することにしました。

 

「こちらから坂本さんにまず、今までの経緯を確認します。

 

 そして自分が何をやったのか十分理解してもらいます。

 

 そして次回こういうことがあったら、

 

 退会して頂きますと通告します。」

 

「それはわかるけど、まず謝罪が先じゃないですか?」

 

「確かに仰る通りです。」

 

「じゃあ先に謝罪をお願いします。

 

 話はそれからでしょう。」

 

そういう話になって、マネージャー、坂本さん、

 

僕を入れた3人で、できるだけ早めに話し合いの機会を

 

設けるということになりました。

 

 

 

「坂本さんは毎日来ますので、明日話し合いをしましょう。

 

 坂本さんが風呂から上がったら、必ず僕が捕まえておきます。

 

 錦ちゃんさんは少し後から話に加わってもらえますか?

 

 まず先に僕から今までの経緯を確認しておきますから。」

 

「ほんとに大丈夫なんでしょうね?」

 

「はい、大丈夫です!

 

 責任を持って僕が坂本さんを捕まえておきますから!」

 

 

 

そして、翌日の水曜日の夜。

 

マネージャーは大ポカをやって、

 

坂本さんを取り逃がしてしまうこととなる。

 

その後対応が後手後手に回り、

 

早く話し合いの場を設けるようにと、

 

再三にわたって注意喚起をマネージャーにしたにも関わらず、

 

3人での話し合いの予定が

 

翌週の月曜ということになったのである。

 

 

 

マネージャーの対応のお粗末さで、

 

さらに怒りの炎が大きくなり、

 

ジムの社長にクレームを上げたら、

 

全く誠意を感じられない対応にまた怒りの炎が大きくなり、

 

事件後2週間経っても、2、3時間しか眠れなくなる。

 

睡眠障害と自律神経失調症の傾向が出始め、

 

夜は眠れず、イライラが募る日々が始まった。

 

 

 

つづく。

 

次回「決戦前」

 

 

 

胸糞悪い話がつづきましたので、

 

せめて写真だけでものんびりしたものを。