近所の猫ラルフの近況

こちら、今日はまだクリスマス・イヴです。

日本では、何故かイヴにお祝いする人が多いですが、こちらでのお祝いは、クリスマス当日の明日です。

毎年、この時期は、忙しくてクリスマスまで準備、間に合うんだろうか？って焦ってきて、ほんとストレスなんですが、今年は、イギリスに来てから初めてストレスフリーです。

毎年、クリスマス前には、ママを何度かクリスマスショッピングに連れて行き、大量に買ったプレゼントを私がラッピングして、更には、私達が親戚に届けたりしないといけなくて、自分達のカードやプレゼントの準備だけでなかったので、それも大変でした。

そして、ママもこの時期になると、きっとクリスマス前のストレスだったんだと思うけど、すぐ機嫌悪くなって、喧嘩になったりで、気分悪くなったり・・・。

そして、こういう時期は、転倒も多くなり、呼び出しも多かった。

昨年は、ケアホームに入って、もう自分でショッピングも行けなくなって、認知症も入ってきてて、いつがクリスマスかわからなくなり、12月になってからは、毎日、電話は何度もかかってくるし、訳わかんない事言うし、それでもクリスマスショッピングに行きたい！自分でプレゼントを用意したい！等色々うるさかったんですが、今年は、認知症がもっとひどくなってるので、クリスマスが近づいてきてる事はわかってる様ですが、今年はクリスマスショッピングをしないと等、全く言わないし、とっても穏やかなんです。

今までストレスだったのは、ママからのストレスだったんだ～と気付きました。

それでなくても何かと12月は忙しいのに、ママのおかげで、3倍以上に忙しくなってた気がします。

今年は、初めてイギリスでママ抜きのクリスマスディナーです。

二人だけで、ちょっと寂しいかもしれませんが、準備も私達だけだったら、なんかちょっと気が抜けて、できる分だけでいいやって感じなのもストレスフリーなのかもしれません。

話は変わって、久しぶりに近所のラルフです。

以前から、お隣りや我が家に入り浸りだったラルフ。

私達が日本帰省から戻ってきたら、ラルフは、お隣りで夜を過ごす様になったと聞きました。

お隣りさんの話では、夜になってもラルフが自分の家に帰りたがらなくなって、ほとんど家にも帰らず、ご飯も口を付けてない事が多くなっていたらしく、ラルフのオーナーと話し、オーナーももう諦めて、ラルフがちゃんと食べて元気で過ごしてるなら、どこにいてもいいわって。

どっちにしてもほとんど顔見せないんだしって話になったらしいのです。

私達が日本から帰ってきて、又、ラルフはうちにも遊びに来る様になりました。

でも、日本帰省前は、日中は、ほぼお隣りで過ごし、夕方から数時間うちで過ごす事が多かったんですが、最近は、朝ちょっとと午後から、我が家に現れ、日中、うちで過ごす事が増えてきました。

写真の様に開けて～と待ってます。

こんな顔で待たれたら、開けない訳にいかない

たまに私達が気付かないと、ミャーって泣いたり、ノックして、自分がここにいる事をアピールしてきます。

夕方から来てた時は、早めにカーテン閉めたりするとこうして外で待ってても私達気付かないでいると、何かゴーンとかドンとか音がして、カーテン開けるとそこにラルフがいるなんて事がしばしばでした

とっても賢い猫です

日中は、ソファの上やお天気のいい日は、日の当たるところで、寝たりしてます。

気が済むまで寝て、自分で外に出たくなれば、窓の近くに行って、私達に開けて～って声かけるので、外に出して、又、戻ってくる事もあれば、お隣りの家に帰る事も。

これ、お隣りさんが言ってたんだけど、自分達の家で、ラルフが過ごす様になったけど、元々の飼い主は、ラルフが病気になって、病院に行く必要になったら、ラルフは、私達の猫だから、責任持って病院には連れて行くから、連絡してと言ってたそうです。

それを聞いて、私もボンも自分達の猫なのに、家にも帰ってこなくて、ほとんど他人の猫の様な物なのに、それでもちゃんと飼い主としての自覚はあって、実は、ラルフが寄り付かないのは可哀そうなのかもと。

最初は、猫を飼っておきながら、ガレージで飼うとか、犬を2匹飼った事で、猫はほったらかしなんだ～と思ってたのですが、実情は違ったのかな？と最近、思うようになりました。

お隣りさんは、うちでラルフの面倒見るようになったけど、餌代払うわとか全くなくて、自分達で餌を買ってるんだよ～って言ってたんだけど、元々、勝手に餌あげてたから、ラルフが飼い主の家にご飯食べに戻らなくなったって言うのもあるんじゃないかと。

ラルフは、ガレージで飼われてて、寒くなってくるとそんなところで過ごしたくないから、暖かい家の中で過ごせるところを探して、うちやお隣りに出入りする様になったとは思うし、だから、冬は家に帰りたがらないのもしょうがないかと。

ラルフの飼い主の家には、今は犬が2匹いるから、ラルフも家に入れてもらえても帰りたくないのもあるみたいだし。

お隣りに言わせると最初、ラルフをほったらかしにし過ぎたから、可愛がってもくれない、寒いガレージには帰らなくなったのはしょうがないと言ってます。

でも、私達からしてみると、これはお隣りも悪いな～と。

私達は、ラルフが遊びにきてくれるのは、嬉しいし、家に入れるのは、問題ないけど、飼い主はちゃんといるんだからと餌も水も一切あげてないから、お腹がすいたら、家に帰らないといけない。

でも餌まで勝手にあげたら、そりゃ～居心地のいいところに居座って、帰らなくなっちゃうよね。

そして、最近は、日中、うちで過ごす様になったラルフ、お隣りさんは、餌をあげて、面倒みてるのにほとんど帰ってこないとこぼしたので、ボンがこれで、ラルフの飼い主の気持ちがわかったんじゃない？って言ったと

お隣りさんは、とってもいいご夫婦なんですが、猫好き過ぎて、近所の猫の面倒を見過ぎて、みんなここに居座っちゃって、飼い主が困っちゃうと言う感じです。

本人達、悪気はないんです。

以前、他の家の猫ちゃんも入り浸って、飼い主が苦情を言いにきたとか。

うちでも以前猫を飼ってた時、ご飯食べなくておかしいなって思ったら、昼間お隣りで食べてきてたとかもあったし。

でも、うちのチャイは、お隣になついてた事もあり、うちの鍵はずっと預けっぱなしで、ちょっと外出して家に帰るのが遅くなった時には、お隣に電話して、餌あげてもらったり、日本帰省で長期で家を空けてる時も毎日面倒を見てくれてたりするので、本当に助かりました。

先日、我が家にて。何故か尻尾をテーブルの脚に絡めて、これは僕のテーブルと言ってる様です

お隣りさんは、もう80代のご夫婦で、ほとんど旅行にも行かないので、家を空ける事はほとんどないんですが、今年も日曜から1週間、奥さんの妹さんの家でクリスマスホリデーを過ごすと言う事で、ラルフを預かって欲しいと言われました。

元々、ラルフは毎日の様にうちに来てるし、面倒みるのは全然構わないんですが、一応、ラルフを心配してる飼い主さんがいるんだよね。

それで、私達が面倒見ていいものか？と言ったんですが、もう飼い主の家にはしばらく帰ってないから、今更、そっちに餌を置いても多分、そんなの忘れてて、家には帰らないと思うと。

それを聞いたら、確かに～と。

でも、1週間うちで預かったら、お隣りが帰ってきてもずっとうちに入り浸りになって、お隣りに帰らなくなったら困るよねって話になって、お隣りさんの鍵を預かって、夜には、お隣りの家に帰して、寝てもらう事になりました。

お隣の家のキッチンには、ラルフの1週間分の餌が用意されてました。

初日は、ラルフが外に出たくなったので、外に出して、10～15分経ってから、お隣りの家に行ったら、裏口のドア前で待ってたので、鍵を開けて、中に入れて、餌をあげました。

こんなスナックも用意されてました。

そして、こちらのご夫婦、猫好きだけど、このスナック入れるお皿も猫ちゃん。

こっちも猫のマグカップが勢揃い。

家中、猫の置物とか色々あるんだけど、猫だらけです

ついでにこちらのキッチンタイルも可愛いんです。

トイレは、お隣りも用意してないんだけど、ラルフは、いつも外でしてくるから、中でトイレ必要な事はないと言う事だったので、ご飯食べさせて、しばらくお隣りに一人で置いておいて、夜11時位にもう一度、様子を見に行ったら、いつも寝ているラルフ用のクッションの置いてあるチェアの上で寝てたので、そのまま帰ってきました。

翌朝、又、餌をあげにいって、一度外に出して、トイレ。

その後は、うちに来て、うちで日中過ごしてます。

翌日からは、私達も何度もお隣りと行ったり来たりは面倒なので、うちに餌を持ってきて、うちで夜ご飯をあげて、夜10時位に外に出して、その後、お隣りに入れて帰ってきてと。

そして、今日3日目ですが、今日はクリスマスイヴ。

私達も明日のクリスマス朝早くからお隣りに行ったりと面倒なので、今日は、ラルフが帰りたがらなかったら、うちで寝かせてみようと言ってます。

さっき、外に出して、トイレ。

しばらく様子見て、うちに連れて帰ってきたら、今はリラックスして寝てます。