ボンは今日から仕事兼ねて9日ほど、一人で関東へ。
今回は、私は関東には行かず、ずっと札幌です。
ボンのいない間に色々用を済ませておこうかな~と。
(関東にいる友達にも会いたかったんだけど、今回は、残念ながら会えません)
ボンがウィスキー好きなので、一度、ニッカウヰスキーの余市蒸溜所へ連れて行ったら、工場見学が無料ででき、その後に無料で試飲できるので、すっかり気に入ってしまい、帰省の度に一度は、ニッカへ・・・が続いていたのですが、3,4回行ったら、さすがにもういいかな~と、そして2015年にはNHKの朝ドラ『マッサン』が放送されてからは、かなり混んでいるなんて話を聞いて、ずっと行ってなかったのですが、今回久しぶりに行ってきました。
小樽で乗り換えして余市まで。
小樽駅で、乗り換えした時に、小樽から先はKitaca、Suica等のICカードが使えないとのアナウンスがあって、最寄りの駅からSuicaをタッチしてきた私達。思わず、車掌さんにSuicaで乗ってきたんですけど、どうしたらいいですか?と確認すると、余市駅で、清算して下さいとの事。
私達が小樽から乗車した電車は、2両車の電車で、先頭車には、なんとバス等に付いてる運賃箱が付いてました。
珍しいな~と思っていたら、余市より前の駅、塩谷や蘭島は無人駅の様で、電車が駅に停まると運転手さんがこの運賃箱の前に立って、お客さんがこちらの運賃箱で支払い(チケット持ってる人は、チケットを入れる)するシステムになってました
さすが田舎の電車です。
今時、こんなシステムを使ってる電車があったなんて、ビックリでした。
余市駅に到着。
こちらは、観光客も来るので、電車の中での支払いではなく、駅の改札を通る様になってました。
駅員さんもいたので、私達は無事に清算を終え、外へ。
外に出たら、こんな看板が。
マッサンが放送されてからは来てなかったので、以前来た時は、こんな標識はなかったと思います。
いつも余市へ来るとお昼を食べていた柿崎商店。
下が市場になってて、2階がレストランになってて、うに丼やホッケの開き定食等がお安く食べられて、北海道民には人気のお店です。
(今回は、お昼を食べて、午後から来たので、寄りませんでしたが)
今回、ニッカの蒸溜所へ来る事にしたのは、イギリスにお土産でニッカのウィスキーを買って帰りたくて、近所のスーパー等で見てたんだけど、小さめのサイズを探してたので、どこにも見つけられず、じゃあ余市まで行って来ようとなったのです。
以前は、こちらの市場でもニッカ製品を沢山扱ってて、ニッカのお土産屋さんで買うよりちょっと安かったので、先に覗いてみてビックリ
以前、棚に沢山並んでいたニッカ製品が全然なくなってて、日本酒とかサントリーのウィスキーがちょっと置いてる位
気を取り直して、蒸溜所へ。
こちらが、ニッカウヰスキー 余市蒸溜所です。
写真には、あまり人は写ってませんが、平日だったのに、かなりのお客さんが来てて、ビックリ
今までこんなに混んでた事なかったんです。
関西弁、韓国語、中国語が飛び交ってました~。
これは、マッサン効果ですね~。
それでも、ピークは過ぎて、だいぶ落ち着いた様ですが、大型バスでツアー客等も沢山訪れていました。
こちらが、ウィスキーのスモーキーさを付けるピート。
こちらでは、石狩エリアで取れるピートを使っています。
こちらが、ポットスチールで蒸溜を行ってるところですが、以前は、滅多に見られなかった石炭蒸溜がちょうど行われていました。
窯の中、なんとなく石炭が赤く燃えてるのわかりますか?
以前にも紹介していますが、この工程は、機械化しているところが多く、今でも熟練職人さんによる石炭蒸溜は、本場スコットランドでも、もうほとんど行われていないほど、珍しいそうです。
(スコットランド最古のウィスキー蒸溜所グレンタレットへ行った時の記事はこちらから)
こちらが、竹鶴政孝さんの事務所だったところです。
ガラス越しなので、ちょっと光が入ってますが・・・
奥に見えてる黒いのが、昭和10年代から使用していた大日本果汁株式会社時代の金庫らしいです。
中は、かなり広くて、緑もいっぱいです。
こちらリタハウスとなってましたが、閉館となっていましたが、別の入口から、少しだけ竹鶴邸を見る事ができます。
こちらは、この竹鶴邸を上から見た模型図になっていて、この右側の離れの様なところだけ公開していました。
和と洋をうまく兼ね合わせた様な部屋になってました。
このドアの上のところがカラフルでなんだか素敵でした~。
ナナカマドの木も赤い実が付いてとっても綺麗になってました。
右は、ローズヒップかな?
家の前に生えてた木がすごいねじれてて、ビックリです。
自然にこんな形になったんですかね~?
ニッカウヰスキーの創始者、竹鶴政孝さんの像もありました。
こちらは、樽を熟成させている倉庫が並んでます。
何度も見学してるけど、久しぶりだったので、しっかり見てきました~。
最後にウィスキー博物館へ。
こちらは、もう何度も見ててよくわかってるのでササっと見て回りました
展示されてたウィスキー瓶、珍しいのが色々あったので、ちょっと紹介します。
こんな綺麗な陶器にウィスキーが入ってるなんて。
なんだか日本酒でも入っていそうなデザインですよね?
これは、北海道らしい?
こちらは、海外へのお土産用に売られてたんでしょうか?
今までこんなの気づいてなかった気がするんですが、左はアップルコーディアルだった様です。
昔は、こんなコーディアル(濃縮果汁)もあったんですね。
右の右端は、アップルケチャップ。どんな味だったんでしょうね?
余市は、りんごも特産品だったので、ニッカでは、ウィスキーを熟成させて、売れる様になるまでは、りんごジュースを作って売ってたので、その時に使ってたりんごの皮むき器でしょうか?
最後に試飲会場へ。
実は、今回から、事前に試飲カードと言うのに記入して、そのカードを渡すと試飲ができる様になっていて、試飲カードを渡すとお盆が渡され、ウィスキー2種類とアップルブランデーを1個ずつもらえる事になっています。
ソフトドリンク、水、氷等ももらえます。
以前は、余市の美味しいりんごジュース(りんごのほっぺ)の試飲もあったのに、今回は、ペットに入ったアサヒ飲料の普通のアップルジュースでガッカリでした。
観光客も多くなったので、試飲はかなり厳しくなった感じです。
アップルワイン、スーパーニッカ、竹鶴ピュアモルトの3種類が試飲できました。
以前は、余市10年、竹鶴17年が試飲できてたのに、余市が数少なくなってるのかな?スーパーニッカにレベルダウンされててちょっとガッカリでした。
最後にお土産屋さんに寄ったのですが、本当にウィスキーあまり種類もなくなってて、ガッカリ
マッサンのTV放送のおかげで、観光に訪れる人も増えて、ほぼウィスキーは売れてしまって、生産しているウィスキーは、まだ熟成ができてないと言う感じではないでしょうか?
ボンも探してたウィスキーは買えなかったんだけど、余市工場限定醸造の小さめの瓶(250ml位)を2種類買いました。
(結局、後日、近所のセブンイレブンに探していた余市の小さい瓶があったので、それも購入したので、お土産用には、こちらをあげる予定です)
なんか余市にこうして沢山、観光客が訪れる様になったのは、町の活性化の為にもいいのかな?と思うのですが、せっかく世界で賞を沢山取って、美味しいウィスキーを本当のウィスキー好きに飲んでもらいたいのに、ボンもこのウィスキーがほぼ残っていない状態にガッカリでした。
なんだか、わざわざここまで来たのに~とちょっと残念な結果になりました。
でも、蒸溜所のショップにもこんなにウィスキー売ってないんだから、スーパー等でもなかなか見つからない訳ですよね。
ニッカを後にして、私達は余市駅へ。
久しぶりに切符を買いました。
駅前の広場にはクマの噴水がありました。
さすが、北海道
小樽、札幌方面へ1時間に1本位しか電車が来ないので、結構沢山の人が電車待ってました~。