美容大好き  
車椅子で心と体と人生の特訓中
ネイリスト💅
スイマー🏊
車椅子のママになった中野由佳です✨


小谷傳一(こたにでんいち)さん

私が通っていた中学校の通学路に銅像があって

正直よく知らなかったんですが

(たぶん当時は学んだんだと思う…)

最近よく聞くようになりました。



広島県議会議員さんとして終戦後に就任され

50代で視力を失ってもなお

三次市の漁協や福祉に尽力された方でした。


88歳にお亡くなりになって

50年。

この町のご出身なのでご存知の方から

盲目だった頃に

「生きるのに不便はないぞ」と行動的だったと。

(ヘレンケラーが来日した時には福祉向上と自立支援への尽力を約束し握手を交わしたそう)


あの時代にすごい。


中途で障がいを負ったでんいちさんの人の役に立つ生き方に感銘を受けた方々は多い。


私が住む三次市は雲海が有名で霧の町です。


イメージキャラクターも

「きりこちゃん」




そしてもう一つ有名なのは

鵜飼


でんいちさんが初代漁協会長を務められ

伝統的な鵜飼を今でもみる事ができます。



今回、漁協と市民の実行委員が主となり

初めてのイベント

「でんいちフェスティバル」がありました。


盲目、難聴、精神、神経、脳性…

いろんな障がいのある方や

そうでない人も含め約200が集まったフェス。

人はみんな違うし、自分の生き方がある。

幸せな出来事もあればそうじゃない事もみんなある。

同じ地域に暮らしてる人同士楽しく生きましょう。

とそんな雰囲気で

私も壇上でお話させてもらいました。

頸損損傷の友だちと脳性麻痺の友だちも一緒にピンクハート(ありがとー!みんなありがとう飛び出すハート


目の見えない人や

耳の聞こえない人のご夫婦の話。

大変なこともある中でみんな前向きでそしてユーモアたっぷりなトーク泣き笑い



そして鵜飼の鵜匠がお話ししてくれて

実際に鵜に触る子どもたち。


大きい!

ふわふわ!

首を掴んで触れるのはコミュニケーションが取れてて信頼し合ってる証拠なのだそうひらめき


鵜飼の舟は車椅子でも乗れるそうです。

私も子どもが大きくなったら行きたいっキラキラ



会場の外では簡易的なプールが設置され

鮎の掴み取り体験も星

参加した子どもたちはとっても楽しそうでしたルンルン



お昼は鮎🐟とおにぎり🍙が無料で

しかもお茶付きキラキラ(朝早くからありがとうございます)


車椅子や白杖に触れ

大人も子どもも楽しんだフェスティバル。


初めてのイベントで

何ヶ月も前から何度も話し合いをしてきました。

「共に生きよう!」

というテーマから障がいを身近に感じてもらうことや、どう参加者を募るかなど。



先日広島テレビさんでこの様子を放送していただきました。中国新聞にも掲載されましたね。

優しくて強い想いが溢れた人たちがたくさんいる会場だったので

是非それがもっともっと伝わったらいいなと思いました。

ボランティアで前日に多目的トイレの掃除をしてくれた人…ありがとうキラキラ


来年は第二回があるはずキラキラ

どんな人でも参加可能なので楽しみです飛び出すハート







ここからは独り言。

私は会いたかった高校生と話せたし、

中高一緒だった友だちにも合えました。

その中でも同級生の男の子に言われた言葉が

ずっしりと重たく思い出しても感激で涙が出てきます。

「幸せそうでよかった」

この言葉の中には優しさが溢れていました。

顔に麻痺が残る男の子です。

障がいを負って実家に戻って来た時にも会いにきてくれました。

彼の人生の中でそう思って言葉にするには一体どれだけのことを耐えて努力してきたんだろう。

心優しい素敵な人です。

障がいを負っても不幸じゃない。

むしろ強くなれる。

そして

それをたくさんの人に感じてもらうために

幸せにならなきゃ。

と思った私なのでした。