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12Feb
- 二万歩歩いた連休最終日
  今日は夫が出掛けたので、久しぶりに一人でぶらりお散歩の旅なんとなく新大久保からお散歩をスタートしました。お昼ご飯を食べてから買い物でもしようかなーと思ったのたけど、あまりにも人が多くてスムーズに歩けず…ネギキムチとうもろこしのヒゲ茶チャパグリチャパゲティだけを買って、そそくさと新大久保から退場しましたもう新大久保ではゆっくり買い物が出来ないかなしさ…を振り切り、そこからなんとなーくテクテク1時間ほど歩いて、夫が結婚前に住んでいたアパートへ。辿り着いたのは、アパート前の地産スーパー新鮮で美味しい野菜と果物が安くて主婦大興奮…！！！だがしかし、一人散歩ゆえたくさんは買えず、白菜ブロッコリーさつまいもと、おやつに饅頭を一つ購入こういう、こし餡の薄い皮の饅頭が大好きお行儀が悪いけれど我慢出来ず、食べ歩き少しの背徳感と甘い幸せを噛み締めながら、またテクテク30分ほど歩きました。それから電車に乗り、荷物を持ち帰るために一度帰宅。せっかくの1日を無駄にしてはならぬと、荷物を置いてからまたすぐ出発！！今度は吉祥寺へ。だがしかし、またしても人が多い何処もかしこも行列。そりゃそうだ。今日は連休最終日だった。やることもなく、行くところもない私は、結局どこにでもある百均で買い物をして、喫茶店で休憩をして、無謀にも歩いて帰宅。長かった。とても長かった。それはそれはしんどかった。歩いてみよっかななどと軽く思ってしまった自分に少しムカついた。そして、気付けば二万歩超え。連休最終日に謎に自分を追い込む私。明日の筋肉達に申し訳ない。でも、久しぶりのひとり散歩は楽しかった。行き先も目的もなく、自由に歩いて色々なものを見る。夫と出掛けていたら、こうは行かない。次はひとり銭湯巡りでもしようかな。今日は早めに、おやすみなさい
05Feb
- 私はそんなに優しくない
  一日の終わり、夫はベッドの中で良く話をする。仕事の話、家族や友人の話、そして大好きな哲学の話。基本的に、夫が話したいことをひたすら話すことが多い。そんな時、私が返す言葉は「うんうん」「そうなんだ～」「へえ～」「そういうことか～」ばかりだ。なぜなら、たまに私が「それはこうなんじゃない？」「こういうこともあるのかもしれないよ？」と返しても、「いえ、それは違います」「その考えは間違いです」と言われ、私から投げたボールはすぐさま叩き落される。結局、ただひたすら夫が一方的にボールを投げている感じで、キャッチボールは出来ない。そんなことを繰り返してきた結果、夫のする話の意味を考え、返事をすることに疲れてしまったのだ。きっと夫は自分の意見や考えを私に話したいだけで、私の意見を求めてはいない。一方で、会社の人や友人と会話をすると、いろんな意見が出て気付かされることがあったり、お互いの意見を尊重すること、その上でさらに話が発展していくのを感じ、そう！これが「会話」なのよ！！と思う。以前はなぜ一番分かり合いたい人とうまく会話が出来ないのか、悩んでいたけれど、夫がアスペルガー傾向にあると認識してから、夫との会話を諦めることが出来た。無理なことを求めても仕方がない。勝手に期待して、勝手に落ち込んだり、イライラするのは止めよう。この人は、こういう人。そして、この人を私は愛したんだ。仕方ない。調子の良い時は、そんな風に思いながら、夫の話に相づちを打ち続ける。でも、心に余裕のない時は、こんな風に思ってしまう。「セックスしないならさっさと寝ろ！」きっと私はあまり優しくない妻だ_(:3」∠)_菩薩になりたい。
23Jan
- 普通のセックス
  私の夫は優しく、正しく、面白い。家族を養うことが自分の幸せだと真っすぐな瞳で言い、毎日家族のために仕事をして、お酒はたまに少し飲むだけでタバコは吸わない。外で遊ぶことはないし、趣味は読書と散歩くらいでお金も掛からない。私の元気がないのを見ると、わざとおちゃらけて笑わせてくれる。毎朝、出勤前にはキスをして、出掛けている時もリビングでくつろいでいる時も眠る時にも手を繋ぐし、夜中、私が寒くないようにと何度も布団をかけ直してくれる。十分幸せだ。これ以上求めるべきではないのかもしれない。が、そんな簡単に割り切れないことがある。私の望みはただ一つ。普通のセックスがしたい。大事なことなので２回言います。普通のセックスがしたい。これは、私達夫婦の性癖がアブノーマルだとかそういう話ではない。元々性欲が無い夫。ひどい時はキスもなく、体にもあまり触れず、こちらの準備が出来ていないうちに即挿入し即終了。自己中で処理的。それが私達夫婦のセックスだ。夫には何度も体と心の準備が必要だと伝え、少し改善したこともあるが、私が何も言わなくなると元通り。私にとって、これをセックスだと認めたくないレベルのむなしい行為だ。私が思う「一般的なセックス」には、段階がある。キスから始まり、体に触れ、徐々に下へ行く。そして、お互いの準備が出来て初めて挿入。それが当たり前だと思っていた。これまでの男性も皆そういった段階を踏んでいたし、段階を踏むからこそその先があり、心も体も満たされるのだと思っていた。でも、夫はその全てをすっ飛ばす。始まったかと思えばすぐ終わってしまい、私自身が感じることは何もない。いつか、段階を踏んだ教科書の様な普通のセックスが出来る日は来るのだろうかとインターネットで何気なく検索してみると、セックスの教科書は沢山あった。でもこれらを購入し、夫に差し出す行為はきっと夫を傷つける。男性はある意味では女性よりも繊細だ。ああ神様、これは私に対する試練なのでしょうか。結構人生頑張ってきたつもりなんですけども。スｯｯと幸せにはなれないもんでしょうか。いや幸せは幸せなんですけども。多くを求めるな、ということでしょうか。人生って難しいですね。そんなことを思いながら遠い目で見つめる冬の夜空は空気が澄んでいて、星が良く見えました。旅に出たい。_(:3」∠)_
18Jan
- 変えなくていい、改善しよう。
  気付いたら2024年となっておりました、saraです。昨年は、たくさんの方にブログを見ていただきました。このブログは、夫との性生活に悩む妻が、気持ちを整理する場所として始めたブログです。内容的に賛否両論あるかと思いますが、興味を持ってくださった方、ありがとうございました。本年もよろしくお願いいたします。さて。2023年は、夫のアスペルガー疑惑からの私のカサンドラ症候群疑惑が発生するなど、夫婦としてお互いを理解出来ない苦しさにもだえた年でした。でも、当然私には相手の言動を変えることは出来ない。ならば、それを受ける自分の心持ちを変えるしかない。変える、というか改善する、そんなことを意識して生活をしている最近です。まず、第一の目標は「体も心も健康になる」こと。そして、第二の目標は「自分がやりたいことをやる」ということ。思い立ったが吉日、さっそく年明けから漢方薬やサプリメントを摂取しストレッチを始めました。元々、同僚からサプリジャンキーと言われるほどサプリメントをたくさん摂取していた私ですが、その多くは美容が目的でした。今はその全てのサプリメントを止め、精神安定を目的として・加味逍遥散・葉酸・鉄のみを摂取しています。飲み始めてからまだ2週間ちょっとですが、少しずつ心が落ち着いてきました。それに伴い、夫に対して感謝・愛情を今までよりも感じるようになり、夫が私にしてくれていることは当然ではなく、とても幸せなことなのだと思えるようになりました。また、夫はいつも私に愛情表現をしてくれるのに、私から夫に「大好き」や「愛してる」ということをあまり伝えていなかったことに気付きました。これはダメだ！ちゃんと伝えなきゃ！と思い、さっそく夫へ「私はあなたのことが大好きですよ」と伝えると、夫はフフｯｯ(*'ω'*)と笑い、「私もあなたが好きですよ、いつも同じ気持ちです」と答えてくれました。その瞬間、「あぁ、幸せだな」と感じました。これまでの私は、自分の感情ばかりに捕らわれて相手の言葉の端をとり、ひねくれて心に自傷行為を繰り返していたのだと思います。もちろん、漢方薬やサプリメントで全て解決！とはならないと思いますし、これからも感情の波は寄せては引く、を繰り返すと思いますが、感情に捕らわれずに都度問題に向き合えるように、無理せず、ぼちぼち頑張ります。…もうちょっと元気になったらチョコザップでも始めます(*'ω'*)
03Jan
- セックスしないくせに
  夫は、夫婦だから毎日一緒に寝るべきだというでも、セックスしない好きな人が隣で寝ているのに、セックスしないそして私は虚しさで眠れない夫は、私が眠れないなら一緒に起きているというでも、翌日は寝不足だ、頭痛になった、と辛そうに言うだから別々で寝たいのに別々に寝ることは許されない解放してほしい
28Dec
- 浮気予防のセックスってなんなん
  私の会社では、毎年一泊二日の温泉旅行（忘年会）がある。若い社員が多い中、宿泊ということで帰りを気にせずみんな飲み放題で大騒ぎ。中には喧嘩を始めたり、色恋沙汰が発生したりする。夫にそんなことを冗談交じりに話した出発前夜、酔っぱらいや自制が出来ない人が嫌いな夫が、眉をひそめながら言う。「あなたは行かないほうが良いと思います」…そうはいかない。年1、温泉、美味しい料理、ふかふかお布団、そして社員との交流。酔っぱらいの世話が大変だとしても、私にとって楽しみなイベントではある。夫に冗談は通じない、ということを忘れてうっかり話してしまったことを後悔した。その夜。さて寝るか、のタイミングで夫が私にすり寄りこう言った。「しましょう」？！今日は平日。夫は土日にしかセックスをしない。しかも一週間半前にしたばかりだ。夫は、セックスは必要ないと言い切る人。いつもと違う様子に、単純に疑問を覚えた私が「どうして？今日は平日だよ？」と聞くと、なんの躊躇もなく真顔で夫が言う「しておかないと、あなたは旅行で危ないと思います。したほうが良いと思います」…はい？？つまり、夫の意図を意訳するとこうだ。妻は性欲が強いし、精神が未熟な若い男がお酒をたくさん飲んで酔っ払うから、もしかしたら浮気をするかもしれない、その前にセックスをして妻を満足させておこう。ということ。愛する妻が旅行に行き、寂しくなるからセックスをしたい。ではない。私をなんだと思っているのか。実際、私の性欲が強いか弱いかと聞かれれば、普通だと思う。私はただ普通に、愛する人と愛し合いたいだけだ。頻度にしろ、内容にしろ、それが叶わないことにもどかしさを覚え、夫に訴えていただけだ。なのに夫からすると、私は性欲の強い妻ということになる。ちょっとムカッと来た私が「あなたがしたいからするのではなくて、浮気の予防のためにするってこと？」と聞くと、夫が面倒くさそうな顔をして言う「今はセックス中です。何も考えないでください」腑に落ちねえ。と思いつつ、喧嘩になるのも嫌なのでそのままセックスをした。前戯2分、挿入30秒。最速だった。だが、夫は早くイッてしまうことをコンプレックスに感じているので、何も言えない。が、やればいいというわけじゃない。肌と肌の触れ合いに時間をかける幸せなセックスがしたい。夫はこのセックスで一体なにを防ごうとしたのか。私は社員の中で最年長組だ。当然、会社の旅行でなにか起きることなんて無い。でも、一生こういうセックスをするのかと思うと無理かも、と思うことがある。モヤモヤが膨らんだ、旅行前夜だった。
22Dec
- カサンドラ先輩から学ぶアスペルガーのこと
  我が家の夫はアスペルガーかもしれない。『カサンドラ症候群かもしれないという気付き』最近、精神と身体の状態が悪く、その症状は鬱のそれだということに気付いた。会社の人や友人にはまだ普通に笑えたり、接したりすることが出来ていると思うが、緊張が途切…ameblo.jpそう思ってからというもの、youtubeでアスペルガーに関する様々な動画を片っ端からみた私。その中でも、アスペルガーの旦那さんを持つ方が動画をアップしている、【カサンドラもち子ちゃんねる】に夢中になった。実際の夫婦の会話を基にアスペルガーのことが分かりやすく解説されていて、問題に対する対処方法も教えてくださっている。まだまだアスペルガーのことを学び始めた私にとって、なんともありがたい動画ばかりでとても勉強になりました。カサンドラもち子ちゃんねる【社会福祉士が解説】毎週㈮更新話の通じないモラハラ旦那かと思ったら旦那がアスペルガー症候群でした。（ADHDも併発）アスペルガーとは発達障害のひとつで自閉症スペクトラム（自閉スペクトラム症）（ASD）のことです。私はカサンドラ症候群（アスペルガーのパートナーと情緒的に分かり合えずにうつ状態になる）そんな私が少しでもカサンドラ症候群に苦しむ方の助けになればと思い開設したチャンネルです…www.youtube.comなかでも、【ASDによく言われる「外見的な特徴」とは？】という動画で解説されている特徴は、ほとんど夫そのものだったので、よりアスペ疑惑が深まった。ASDによく言われる「外見的な特徴」とは？関連動画*:.｡..｡.:+･ﾟ゜ﾟ･*:.｡..｡.:+･ﾟ゜ﾟ･*:.｡..｡.:+･ﾟ゜ﾟ･*:.｡..｡.:･*:.｡..｡.:+･ﾟ*:.｡..｡.:+･ﾟご視聴ありがとうございます！本日のテーマは「ASDの外見的特徴」です。内面の特徴は別動画をご覧ください。ちなみに私も美人ではないです(笑)ちょ...youtu.beでも、当然夫を病院に連れていくことは出来ない。これはあくまでも素人の私がアスペルガーについての様々な情報から夫にその傾向がある、と感じているのであって、確定ではない。きっと私が「あなたはアスペルガーの特徴があるから病院に行こう」なんて言おうものなら、目を見開いて物凄い勢いで否定し拒絶するだろう。なので、私がアスペルガーのことを学んで、夫との会話やコミュニケーションに気を付けるしかない。そして、苦しくなったら私が病院に行けば良い。少し、気持ちに整理がついた。金曜日、頑張ろう
17Dec
- ついにその日がやってきた。けれど。
  「セックスは必要ない」ある日突然、そう言い切った夫。『愛し合っている夫婦なのに、愛し合えない』昨夜。夫と言い合いをしてしまった。原因はいつも通り「セックス」。ついに夫からはっきりと「セックスは必要ない」と言われてしまった。「君を愛しているし、一緒にいる…ameblo.jpそれに対し、布団の中でのスキンシップも含め、セックスをしたいという空気も作らず、セックスの話題を一切しないようにして、夫の反応を伺ってみようと決めた私。『セックス不要な夫との攻防戦』私達夫婦は普段、仲が良い。言葉で、愛していると伝え合ってもいる。スキンシップもするし、良く話をする。仕事の悩みを話せば、向き合って真剣にアドバイスをし合える。…ameblo.jp前回のセックスから約3週間。ついにその日はきた。夫から、「したいです」と申し出たのだ。でも、その時の状況は想像していたようなものではなかった。それは、私がかーなり情緒不安定な夜。夫から理解されず、共感されないことに悩みながら、もしかしたら夫はアスペルガーで、私はカサンドラ症候群なのではと思い始めたときだった。『カサンドラ症候群かもしれないという気付き』最近、精神と身体の状態が悪く、その症状は鬱のそれだということに気付いた。会社の人や友人にはまだ普通に笑えたり、接したりすることが出来ていると思うが、緊張が途切…ameblo.jpその夜の私は、色々な不安や孤独感でいっぱいで、涙が止まらなかった。理由も分からず泣き続ける私を抱きしめながら、夫はこう言った。「正しく生きている人には悩みなどない。私にも悩みはない。悩むのは、間違った考えを持っているからだ」「正しく生きる方法を学んで、自分を正す努力をすべきだ」　「正しく生きるために、あなたも哲学や仏教の本を読んだ方がいい」←夫の趣向これらの言葉は、夫的には私のためを思い、真剣にアドバイスをしているつもりで、そこに私を責める意図はない。でも、今の私にとって、これらは「お前は間違っている」という鋭いナイフとなり私の心を絶えず刺し続ける。私達の間では、こういうことが多い。たとえば、テレビで腸活の特集をやっていた時。美人で痩せ形の女性が腸活をしてる場面が写った時、それをみた夫は「あなたはこの女性から学ぶべきです。素晴らしい女性です」という。夫としては、「腸活は体に良いから、方法を学んで実行すればあなたの健康のためになる」という意味で言っていて、その女性が美人だとか痩せているとか、そういうことには興味すらない。でも、私にとっては「お前もこの美しい女性から学んで痩せろ」と言われているように感じてしまう。夫に悪意はないことは分かっていても、気が抜けているときに言われるとグサッと来てしまう。こんなことが毎日起こる。そしてこの夜も、メンタルが弱って泣き続ける私に、真っすぐな目で正しさを説き続ける夫。何を言っても、理解・共感してもらえず、いよいよ向き合うことが辛くなった私は、横になり夫に背を向けた。その時。夫が私の後ろにピタッと張り付き、大丈夫？と言いながら後ろから手を出して胸をまさぐり始めた。…え？なんで？今？私泣いてるのに？なんで今触るの？妻がこれだけ泣いて、辛いと言っている今この時になぜ胸を触るのか。やはり夫は宇宙人だ。「空気を読む」ということが夫には出来ない。言葉を文字通りそのまま受け取ってしまうから、会話すら簡単ではなく、少しの理解も共感もしてもらえない。その時、私が望んでいた夫婦像にはなれないんだと確信した。この世の中で、一番理解してほしい人、理解したい人なのに、出来ない。楽しい事、悲しい事、いろんな感情を共有することが、出来ない。気楽に冗談を言い合って、笑い合うことが、出来ない。そんなことを考えている最中も、夫は胸を触っている。そして、まさか自分が妻の精神・体調不調の原因になっているとは夢にも思っていない夫が私を慰めるつもりでこう言う。「大丈夫ですよ。夫がいます。一生絶対に離れません。安心してください」…一生。理解し合えないまま、生きていくのか。ああ。どうしよう。しんどい。体も痛い。でも眠れない。泣きつかれ、無言・無表情のままただボーっとしているとき、夫が言った。「したいです」そして、いつも通り少しだけ触られ、挿入。約3週間ぶりのセックスは刺激が強かったらしく、いつにもまして早く終わった。私の感情を無視したセックス。これまでは、なぜ自分勝手なの？私の気持ちはどうでもいいの？と毎回傷付いていた。でも、もしかしたら夫はそもそも、人の気持ちを察したり、理解・共感することが出来ないのかもしれない。だとすれば、夫を責めることは出来ない。理解を諦め、期待せず、距離を取り、ただの同居人だと思いながら、お互いが心地いい生活を送る。今は、自分の気持ちを最優先して、自分を大切にして、夫の言動に振り回されないように生きよう。そして、少しずつ、私達夫婦の形を作ろう。どんな事があっても、私は夫を愛している。
14Dec
- カサンドラ症候群かもしれないという気付き
  最近、精神と身体の状態が悪く、その症状は鬱のそれだということに気付いた。会社の人や友人にはまだ普通に笑えたり、接したりすることが出来ていると思うが、緊張が途切れると深い闇に落ちて這い上がれなくなる。・疲れているはずなのに、夜はなかなか眠れず、ゆえに朝はこれまで通りには起きれない・色んなことへの興味が薄れ、食欲は無く、突然絶望・虚無を感じて消えたくなる・首と肩に激痛があり、吐き気とめまいも現れ、無気力で無表情もう一人の私が、客観的に今の状態の私を見ていて、「このままじゃダメだ」ということだけは分かっている。分かっているけれど、どうにも出来ない状態。こんな状態になったのは、仕事・子供・自分自身のこと、色んなことが少しずつ影響しているんだろうとは思う。でも、やっぱり主は夫婦関係だという自覚がある。夫と分かり合いたい。夫を理解したい。私のことも理解してほしい。でも、どうやっても叶わない。かみ合わない。なんでだろう。どうやって向き合って、これ以上何を頑張ればいいんだろう。そんなことを考え続けて、心が折れかけていた時、YouTubeでとある動画に出会った。何の気なしにラジオ替わりにしていた動画の内容が、まさに我が家の話だった。その動画は、吉濱ツトムさんの「カサンドラで苦しむ妻の話は理解されない」という動画。https://youtu.be/tJJG3gvYGTU?si=vNf2PF6O0LM2wYjaこの動画を見て、なぜ私たち夫婦が上手くいかないのか、腑に落ちた。”カサンドラ症候群”という言葉自体、初めて知ったが、驚くほど自分の状態そのものだった。【カサンドラ症候群】カサンドラ症候群とは、アスペルガー症候群を持つ配偶者、あるいはパートナーと情緒的な相互関係が築けないために配偶者やパートナーに生じる、身体的・精神的症状を表す言葉である。そして、この動画内の「アスペルガー夫」が私の夫そのものだった。夫はアスペルガーと診断されているわけではないけど、以前から薄々そうではないかと思っていた。そして、調べれば調べるほど夫に当てはまっていく。【アスペルガー症候群】アスペルガー症候群とは、人との関わりやコミュニケーションをとることが苦手だったり、興味や行動が偏っていたりするなどの特徴があること動画内で説明されていた特徴も、全て当てはまっていた。・一方的に話すため、話し合い・会話にならない・理論武装する・自分が絶対に正しいと考えている・わずかな共感も得られない・被害者意識が強い・話の趣旨がずれていく・質問に答えない一般的な夫でもこういう事はあるかもしれないけど、その強烈版が私の夫だ。まさに宇宙人と会話している感覚。これだけ箇条書きにするとひどい夫に思えるが、夫は愛情表現も多く愛嬌もあり、問題が起こっても対応しようとしてくれていたり、夫として家族を養うことが幸せだという考えを持ってくれているので、耐えられている。ただ、タイミングが明らかに今じゃない！となることや、たとえ私が目の前で泣いていても、自分が信じている正しさを淡々と話し続け、それによって私がさらに泣いても、なぜ泣いているのか理解出来ず、？？？となっていることも多々ある。だけど、もしも夫がアスペルガーであっても、それ自体は仕方がないことだし、私が夫を愛していることに変わりはない。ならば、対策してお互いが快適に生きていく方法を考えるしかない。動画内では、その対策が具体的に分かりやすく説明されていた。何度も繰り返し動画を見て、少しずつ頭の整理が出来、楽になってきた。そして、動画内の吉濱さんのこの言葉で、”許された”と感じた。「君のせいではないし君の努力不足ではないから。これ以上がんばったら君壊れるから」。淡々と冷静に話す吉濱さんが、時折挟む優しい言葉が、今の私には救いに思えた。夫が悪い、私が悪い、ということではない。理解を諦めて、どう快適な日々を過ごすか。少しだけ、道が開けた気がした。
11Dec
- 体が離れると心も離れる
  年に一度、前職の上司・先輩・同僚と集まり、近況報告をする会がある。退職してから10年経ったけど、今も変わらず気軽に話せる心根の良い人たち。他の人に話したらちょっと変な顔されるかも…という話題でも、正直に話しが出来て、正直なコメントをもらえるのが、私にとって居心地が良い理由かもしれない。先週もお決まりの4人で集まり、美味しいご飯を食べながらそれぞれの近況報告をした。仕事のこと、家のこと、これからのこと。一通り話し終え、おしゃれなバーに移動したとき、元上司がタバコをふかしながら感慨深げに言った。「7年も追いかけた女性がいたんだけど、結局振り向いてもらえないことが分かってやっと卒業したよ」以前から話を聞いていたので、やっとですか！という言葉が3人から飛び出した。その女性は夜のお店の方で既婚、旦那さんが生きているうちは付き合えないと言われたそうだ。驚いたことに元上司は女性のために毎月20万ほどを7年間費やしたという。ちなみに元上司は既婚、レス歴25年。他にも女性が複数いて、体の関係を持っている。奥さんは、自分からレス宣言をしたからか、数日帰らなくても何も言わず、夫婦仲も家族関係も良好だという。ただ、奥さんにはこの25年一切触れることを許されず、もはや女として見ることはないと。コニャックが入ったグラスを揺らしながら、元上司が言う。「体が離れるとね、心も離れるんだよ」なんてタイムリーなお話。『セックス不要な夫との攻防戦』私達夫婦は普段、仲が良い。言葉で、愛していると伝え合ってもいる。スキンシップもするし、良く話をする。仕事の悩みを話せば、向き合って真剣にアドバイスをし合える。…ameblo.jp夫はあれから、スキンシップはすれどセックスは求めてこない。このまま、心も離れていくのかな。そんなことを思いながら、名前もわからないお洒落なカクテルを一口飲んだ。久しぶりの再会で話は止まらず、時間を見ていなかったことに気付き慌ててカバンからスマホを取り出すと、図ったように夫から電話が来た。そそくさと店の外に行き電話に出ると、心配そうな声の夫が「大丈夫？いっぱい飲んだ？スマホ、鍵、財布、カバン、忘れないでくださいね〜」と、母親のような注意をする。「わかったよ〜これから帰るね〜」そう言って電話を切り、席に戻った。どうやら元上司は他に行くところがあるようで、そろそろ行こうか、とお開きになった。駅の改札口で、「また来年ね！良いお年を〜！」と言って、それぞれ日常に帰っていった。ほろ酔い気分で帰る途中、全身のタバコ臭さを感じた。お店ではそれほど感じなかったのに、灰皿の水を被ったような酷い匂いが自分の髪、鞄やコートから臭ってきた。元喫煙者とはいえ、しばらく紙タバコから離れるとこれ程臭うものなのか。帰宅後、夫に近付かないように伝え、直ぐに全てを脱ぎ捨てお風呂に入った。湯船に浸かり、いちにちをふりかえる。楽しかった。スマホを一度も見ることなく話をした。久々だ。そして、元上司の言葉が頭の中でグルグルと回っていた。体が離れるとね、心も離れるんだよしかし、私は今耐えなければならない。夫がどう行動に出るか。それによって私達の将来も決まるかもしれない。耐えて、待つ。…いつまで？
07Dec
- セックス不要な夫との攻防戦
  私達夫婦は普段、仲が良い。言葉で、愛していると伝え合ってもいる。スキンシップもするし、良く話をする。仕事の悩みを話せば、向き合って真剣にアドバイスをし合える。加えて夫は、料理以外の家事を率先してやってくれるようになった。私達の問題はセックスだけ。というか、問題と思っているのは私だけかもしれない。なぜこんなことで悩まなければいけないんだろう。なぜ自然に求めあうということが出来なくなったんだろう。夫から、「セックスは必要ない」と言われたあの日からずっと、夫婦におけるセックスについて考えていた。『愛し合っている夫婦なのに、愛し合えない』昨夜。夫と言い合いをしてしまった。原因はいつも通り「セックス」。ついに夫からはっきりと「セックスは必要ない」と言われてしまった。「君を愛しているし、一緒にいる…ameblo.jp夫の言う様に、セックスは欲求を解消するための行為で、そこに愛はないのか。だとしたらこれまでのセックスで私が感じていた愛情や幸福感はなんだったのか。私が独りよがりの勘違いをしていただけだったのか。人間は何歳までセックスできるのか。私達夫婦は共にまだ30代だ。年齢的に問題なくても、必要ないと思っている人なら人生におけるラストセックスも早く訪れるのだろうか。その時、パートナーがまだまだ現役だったらどうするのか。夫婦にとってセックスは必要ないのか、それとも大切なことなのか。解決しない問題を前に悩み続けた結果、ある実験をしてみることにした。以前夫は、自分にはセックスは必要ないと言った。そして、私がしたい時には伝えてくれれば対応するとも言った。ならば。私が何も言わなくなったらどうなるのか。布団の中でのスキンシップも含め、セックスをしたいという空気も作らず、セックスの話題を一切しないようにして、夫の反応を伺ってみよう。私にとっては苦行だが、したくない人に無理強いをする人間にはなりたくないし、夫に求められない妻として生きているのも辛い。はたして夫はどんな反応をするのか。私からアクションを起こさなくても、夫から動いてくれるのか。このまま、何もなかったかのようにセックス人生を終えるのか。諦めたくないが、心は諦めかけている。
26Nov
- 虚無感っていうんだって
  私は恵まれている。毎日笑わせてくれて、真っ直ぐに愛してくれる夫がいる。超絶優秀！というわけではないが、健康で個性的なかわいい娘たちもいる。仕事だって、割と楽な環境でそれなりの給料をもらえている。親は今のところ元気だし、トラブルになるような親戚もいない。顔の変形を気にせずにお腹を抱えて爆笑しながら朝まで飲める友達もいる。家は賃貸だけど、割ときれいな部屋に住んでいるし、暖かいお風呂で足を伸ばして疲れを癒やすことも、フカフカおふとんで寝ることも、朝は大好きなコーヒーを飲んでゆっくり〜なんてことも出来る。それほど高いものでなければ欲しいものは買えるし、毎日食べたい物を食べられるし、疲れたらマッサージに行ったりよもぎ蒸しや岩盤浴にも行ける。きっと、私は恵まれている。なのに、むなしい。とてつもなく、むなしい。原因不明のむなしさに襲われて魂が抜けたように真顔のまま静かに泣いてしまう日もある。そんな状態の私を見た夫から、どうしたの？と聞かれても、私自身良くわからないので説明ができない。でも、このままだと辛いので何か解決策がないか、インターネットで調べてみた。まずは、むなしさを感じやすい人の特徴。・真面目な性格・感受性が強い・承認欲求が強い・依存傾向があるあ。うん。私だ。そしてむなしさの原因。・やりがいや目標がない・自信がなくなっている・大切な人を失った・趣味が何もない・理想と現実のギャップを感じている・睡眠不足大切な人を失った以外は当てはまる。からの解決方法。・とことん休む・運動をする・気を許せる人と話す・美味しいものを食べる・好きな音楽を聴く・社会貢献活動をする・日光浴をする・スキルアップに励む・むなしさと向き合う・仕事に集中する・自分が好きなことをする・瞑想をする・SNS断ちをする・メモ書きをするいや、そもそも動く気力がないのだが…と言いたいところを抑えて、出来るところからやってみよう。自分のため、家族のため。いつも笑顔で居たいなーほんとに。
06Nov
- かみ合っているのかすれ違っているのか
  私と夫は時間があるとき、よく近所を散歩する。山で育ち、自然が好きな夫。自らを植物博士と呼ぶ。公園の植物や畑の野菜、果物を見ては、名前や特性の説明をしてくれるので、私も少し植物に詳しくなった。「あそこの家の柿、良く育ったね」「ここにあった実、誰かが全部取っていったみたいだね」「これは綿になるし、あれは石鹸になるよ」私達の会話はとても平凡で穏やかだ。傍からみれば、落ち着いた夫婦に見えるだろう。でも、私はまだ上手く笑えないままだった。夫から長文ラインが送られてきた日から、普段通りに日々は流れていくけれど、私だけがまだ混乱していた。夫が私に、愛してるよ、好きだよと言っても、私に触れてコミュニケーションをとろうとしても、その度に「でもセックスはしないんでしょ」という嫌味が頭に浮かぶ。一方で、私なりに夫の行動の意味を考えていた。夫が直接の話し合いをしなかったのは、向き合って話せば私が泣いてしまい、冷静になれずに夫の言葉を誤解してしまうと思ったのかもしれない。そしてそれは正解だと思った。きっと向き合って話せば、私は夫の言葉の端を取り、ネガティブに捉えて悲劇のヒロインモードになるだろう。そう、私はメンヘラ妻なのだ。そして、夫はそんな私を理解している。だが、譲らないところもある。でも、お互いの意見の中から、解決策を捜そうとしてくれる。それで十分なのかもしれない。夫婦の問題にこれで解決！なんて一手はなく、喧嘩をしてもお互いに妥協し合って、徐々に日常に戻っていく。こういうものなのかもしれない。それなら、夫のいう事を受け入れる準備をしよう。それは私にとって大きい決心なのだけれど、大切な夫を失いたくはない。愛する夫のために、愛のあるセックスをするというこだわりを捨て、ただ穏やかに日々を過ごそう。そんな風に思い始めていた、ある夜。さて寝るか、というタイミングで夫の手が私の体に伸びてきた。？？？一瞬でプチパニックに陥った私の顔をのぞき込み、「しましょう」という夫。長文ラインに書かれていた、月に1回ホテルで、という言葉が浮かび、今起きていることが理解できなかった。家ではしないんじゃなかったの？そもそも、セックスは必要ないって言ったよね？え？どういうこと？？と私が戸惑っている中、それでも夫の手は動いている。結局、こんな状態では出来ないと思い、「ごめん、混乱してる。今日は寝よう」そう伝えた。夫は、そうか、と言って私の頭を撫で、自分の布団に戻り、すぐに眠りについた。私が夫からの誘いを断ったのは、初めてだった。今思えば、もしかしたら夫は夫で私のしたいことを受け入れ実現しようとしてくれたのかもしれない。それか、自然に笑えなくなった妻を見て焦って行動したのかもしれない。良くわからないけど、また眠れなくなったのは確かだった。
02Nov
- セックスについて夫婦喧嘩をした翌日②
  深夜に喧嘩をした翌日。仕事を終え、いつも通り定時で帰宅する。が、足が重い。帰りたくない。でも行くところはない。結局、会社から駅までの道を少しだけ遠回りすることしか出来なかった。夫から、定時で帰るよと連絡が来た。あぁ。帰りの電車で会ってしまう。どんな顔をすればいいのか。トボトボ歩きながら、いつもと同じ電車に乗った。案の定、夫は同じ時間の電車に乗っていた。途中の乗り換えで私を見つけた夫が、いつもよりもわざとらしい笑顔で明るく駆け寄った。いつもなら同じ電車に乗っていても、最寄り駅で降りた後に合流するのに。「お疲れ様～」私の手をとり、頭を撫で、抱き寄せた。どうしよう。笑えない。顔の筋肉が動かない。表情管理が全く出来ない。私は無表情のまま、泣きそうだった。電車の中は静かで、手を繋いだまま会話をすることなく、最寄り駅に着いた。スーパーに寄って夕飯の食材を買う。夫は後ろから着いてきた。いつもなら、電話をしたりしてスーパーの外で待っているのに。いつもと違う笑顔、態度。明らかに気を使われている。申し訳ない。帰宅後、夕食を作ろうとすると、夫が何か手伝うことはないかと寄ってきた。特にはないよと答えると、干してある洗濯物を取り込み、畳み始めた。いつもなら、スマホを見ながら夕食が出来るまでリビングでダラダラしているのに、やたらとテキパキ動く夫。きっと、彼なりに努力してくれている。夕食を食べる時も、おいしいを連発し、ありがとう奥さん～と言う夫。わざとらしいが、頑張ってくれているんだと思い、少し笑えるようになった。夕食を食べ終え、家事をこなし、お風呂に入る。話し合いはその後にするのだろうと思っていた。お風呂から出てドライヤーをしていると、寝室にいる夫から長文ラインが来た。そこには、「セックスは生理的な行動で、欲求を満たすためのものである。セックスと愛は無関係だ」という文章。傷に塩を塗られた気分になった。「これがあなたの意見ですか？」そう返すと、「ちょっと待ってください」と返信が来た。しばらくしてまた長文のラインが来た。要約すると、・愛とは何か・これまでの自分の行動には妻への配慮が足りなかった、これからは孤独を感じさせないようにする・愛情表現はセックスだけではなく、日々の小さなサプライズや毎日のハグなどもある・今後、二人の間での愛情表現の方法をもっと探して、誤解が生じないように努力しよう・家に子供がいる状況でするセックスは気を遣うので、リラックスして満足するセックスをするために、月に1度ホテルでするのはどうかという内容だった。きっとたくさん考えてくれたんだろうと思った。夫が言うことは理解出来た。確かにそうだよね、とも思えた。でも、「月に1度ホテルでセックスを」がショックだった。今までよりも回数が減るんだ。キスやハグは日常的にするのに、なぜセックスは別枠なのだろう。月1なんて、まるでご褒美じゃないか。よし、今日はセックスをしよう！と思いながらするのか。私はすぐに返信することが出来ずにいた。ラインの画面を見ながら、まったく言葉が浮かばなかった。それはきっと、夫の文章が正しいからだ。「頭が整理出来なくて、言葉が出ない」とだけ返信しようとしたその時、寝室から「おやすみ～」と夫の声がした。え。寝るんか。このタイミングで？自分の言いたいことだけ言って？まだいつも寝る時間じゃないのに？そして私はまた混乱した。結局、直接の話し合いはしなかった。どうしよう。私の中で、解決はしていない。どうしよう。パニックのまま、夫のイビキがし始めたころに静かに布団に入った。部屋が欲しい。こんな時、一人で泣ける部屋が欲しい。夫のイビキが響く部屋で、声を出さない様に、静かに泣いた。逃げたい。
01Nov
- セックスについて夫婦喧嘩をした翌日①
  深夜に喧嘩をした翌朝。目覚ましのアラームが鳴り、目を閉じたまま手探りでスマホを掴んだ。体が重い。でも起きなきゃ。休みたい。でも今日は会議がある。お弁当、朝ごはん、どうしよう。しんどいな。やるべき事が次々と頭に浮かび、ため息をついた。隣で寝ていた夫がアラームで目覚め、今日はお弁当を作らなくていいから少しでも寝てください、と言った。お弁当を作らないことへの少しの罪悪感を抱えながら二人で二度寝をして、いつも夫が起きる時間に二人で起きた。寝不足で頭がボーっとする以外はいつも通りの朝。時計代わりにテレビをつけてニュース番組を見る。朝ごはんはトースト、無印良品のミネストローネ、コーヒー。トーストだけだと寂しいかなと思ってスープを出したけど、夫は加工食品、インスタントが嫌いだ。大丈夫かなーと思いながら夫の様子を見ると、器をのぞき込み、ふーんという顔をして、黙って食べていた。美味しければ美味しいと言う夫。スープは要らなかったみたいだ。朝の時間はあっという間。気付けば家を出る10分前になり、慌てて目についた服を着て、髪をまとめ、日焼け止めを顔と手に塗りたくり、ノーメイクで家を出た。私達夫婦は毎朝、同じ時間に家を出る。手を繋いで駅まで行き、同じ電車に乗る。そして、途中の乗り換え駅でいつも通り、「行ってらっしゃい、気を付けてね」といって別れた。会社に到着し、一息ついていると夫からメッセージが来た。「今日はまた新しい一日で、どんな問題があっても話し合って、一緒に問題に向き合おう」夫らしい、正しい言葉。嬉しくて、痛い。自分がセックスにこだわってしまっていること、それを隠せないこと、いつでも笑顔でいる妻になれないこと。夫が優しければ優しいほど、罪悪感を感じる。仕事中は寝不足が影響してなかなか仕事に集中出来ず、やるべき事を効率良く処理することが出来ず、時間が進むにつれ気持ちが重くなっていった。プライベートなことが仕事に影響するなんて、社会人として失格だ。自分がこんなんじゃ、後輩に注意も出来なくなる。最悪だ。夫はどうだろう。夫は睡眠時間が少ないと極端にダメな人だから、きっと今日は辛いだろうな。私の感情で夫を振り回してしまって、申し訳ないな。しかも家に帰ったら、夫にすれば興味のない、もううんざりしているはずのセックスの話を妻としないといけない。夫もしんどいだろうな。どんな顔して帰ってくるのかな。「…帰りたくないな」無意識に頭に浮かんだ言葉に、自分で驚いた。あぁ、私、帰りたくないんだ。私から出した問題なのに。一緒に解決しようと向き合ってくれる夫がいるのに。なんてわがままなんだろう。こんな妻に向き合って、優しい言葉をかけてくれる夫は本当に大変だろうと思った。いっそのこと自分というものを消してしまいたい。私が持つ価値観、夫婦というものに対する概念、大切だと思うこと。全て捨ててしまいたい。
31Oct
- 母で妻で会社員の1日
  私はほぼ毎日同じルーティンで生きている。いいよね。たまには自分を褒めても。さて、行ってきます！6:00　起床。豆を引いてコーヒーメーカーにセット。家族全員のお弁当、朝ごはんを作る。7:30　出勤。服装はスティーブ・ジョブズ並みにいつも同じ、髪もとりあえずでまとめてメイクもそこそこにバタバタと家を出て満員電車に揺られて会社に行く。9:00　出社。会社では年下ばかりなので、母か姉か小煩いオバさんとして立ち回り、自分のやるべき仕事をこなしつつ、後輩と先輩と上司の愚痴をそうかそうかと菩薩の心で受け止め、定時できっちり退勤。19:30　帰宅。家の最寄駅近くのスーパーで買い物をし、帰宅後一度も座ることなく夕飯作り。洗濯機をまわす。20:00　夕飯。スマホを片手に食べる夫を眺めながらさっさと食べる。20:30　夕飯片付け、掃除、洗濯。干してあった洗濯物を取り込み、洗った洗濯物を干す。乾いた洗濯物を畳んで各部屋へお届け。食器を洗って拭いて食器棚に戻し、トイレ、洗面所とリビング、家全体の床を掃除。入浴中の夫の脱いだ下着類を洗濯機へ、スーツをクローゼットへ。21:30　入浴。お風呂に入る前にもう一度洗濯機をまわす。お風呂からあがり、パックをしたまま髪を乾かし、洗濯物を干す。22:30　自分時間。本を読んだり語学の勉強をする。が、隣りに居る夫の声が大きいので頭に入らない。お弁当用のお米を炊飯器にセット、予約。11:30　就寝。夫のイビキ対策の耳栓とアイマスクを装着し就寝。
30Oct
- 愛し合っている夫婦なのに、愛し合えない
  昨夜。夫と言い合いをしてしまった。原因はいつも通り「セックス」。ついに夫からはっきりと「セックスは必要ない」と言われてしまった。「君を愛しているし、一緒にいるだけで幸せだし、今の生活に満足している」普通の妻ならこう言われて喜ぶのだろうか。「君がしたいときはするから言って」そうじゃない。無理強いしたくない。求めあいたい。大体、この間の愛のない自己中なセックスはなんだったのか。セックスは必要ない、けど妻がうるさいからやっておこう、的なことなのか。ただしたかった、そこに妻が居たから挿入した、的なことなのか。訳が分からない。前は私から言わなくても良くしていたのに、というと「前は時間も体力もあった。今とは違う。君はいつも前はこうだった、というけど、前は前、今は今だ」こんなの、結婚詐欺だ。時刻は深夜。次の日は仕事。早く寝ないといけない。そんなことわかってる。「なんで君はそんなくだらないことを複雑に考えて悩むんだ」夫がため息を連発しイライラする姿を見るまでもなく、わかっている。私も寝不足になり、吐き気がする。こんなことを一生、というかセックスが出来なくなる年齢まで続けるのだろうか。結局、耐えられず一人で散歩に行き、夫からの電話で家に戻り、お互いに謝って、今日はとりあえず寝て明日話し合おう、ということになった。その時の夫は、優しかった。いつもよりも、優しかった。でも、ただ寝たいだけだろと思ってしまった。でも、こんなことで夫の睡眠時間を奪ってしまったとう罪悪感もあった。頭の中は、ぐちゃぐちゃだ。逃げ場はなく、解決策もない。愛してる。大好きだ。なのに体を愛してもらえない。むなしい。みじめだ。消えたい。マッサージに行こうか。岩盤浴に行こうか。いつか楽になるのだろうか。
09Oct
- 忘れていた私のためだけの時間
  夫のオナニーに体を貸した日。夫は用事で出掛けるというので、家事をさっさと終わらせて久しぶりに一人で岩盤浴に行った。一人で岩盤浴に行くのは、初めてかもしれない。以前は埼玉にあるお気に入りの岩盤浴へ、定期的に複数の男性と行っていた。SPA HERBS 美楽温泉‐大宮の新感覚温泉施設|SPA HERBS（スパ　ハーブス）美楽温泉は、ナノ炭酸泉や岩盤浴をはじめ、リラクゼーション施設、エステ、アスレチック施設など、身体も心も美しくなる”Beauty＆Relax”の空間をご提供します。spa-herbs.jp今回は、初めてのお店。システムの説明を聞き、きょろきょろしながら着替えをし、いざ岩盤浴へ私の中で、岩盤浴での過ごし方にはルールがある。まずうつ伏せでお腹↓仰向けになり背中↓横向きで右半身↓さらに横向きで左半身↓元に戻ってうつ伏せでお腹各5分、このルーティンで色んな部屋を回ると、冷え切った体からじわじわと汗が出始める。そんな風に岩盤浴を楽しんでいると、ロウリュイベント開催の周知がなされた。これは行かねば！！と慌ててサウナに向かうと、サウナの中には既に40～50人くらいの方がひしめき合っていた。大体は友人同士・カップルだと思われる。少し遠慮がちに入り、空いている場所を見つけ、ちょこんと座る。ちょっと気まずい。が、そんな邪念を振り払い、静かに始まるのを待った。いよいよイベントが始まった。「本日はグレープフルーツの香りです！初めての方は無理だと思ったら無理せずに退室をお願いします！」赤いTシャツを着た体格のいいお兄さんがニコニコしながら呼びかけた。1週目、2週目…徐々に熱気が強くなるにつれ、そこかしこからはしゃぎ声が上がった。「あっつー」「きゃーすごーい」「やばいやばい！」そんな中、私は一人で目を閉じ、ただ静かに熱風を浴びていた。「己に勝つ！！」という謎の気合いで、最後までしっかりと熱風を浴びた。その姿はきっと修行僧の様に見えたと思う。笑肌が切れるような熱風を浴びたことで、汗腺が完全に開放され、その後の岩盤浴では毛穴という毛穴から汗が噴き出た。「そう！これ！これなのよ！」溢れ出る汗を見ながら、汗と一緒に悪い物が体から出たように思えた。さらに複数の岩盤浴を楽しんだ後、ミストサウナで塩を体に揉みこみ、露天風呂や超高濃度炭酸泉にもゆっくり浸かり、全身ツルツルになって気分もすっきりし、退店気付けば4時間滞在。外は暗くなっていた。一瞬、夕飯を作らねばと思ったが、今日は自分を甘やかそうと思い帰り道でピザのデリバリーを注文。出掛けていた夫とタイミング良く駅で会い、一緒に帰宅。帰り道ではお互いの一日を報告し合い、いつもよりも自然と笑い合い、穏やかな気分になれた。なんだか久しぶりの感覚。やっぱり、息抜きは必要なんだ。ガチガチになった頭と心を柔らかくして、ストレスを発散すれば、夫婦関係ももっと良くなるかもしれない。夫のこと、子供のこと、家のことや仕事のこと。たまには全てを放棄して一人で過ごす時間を優先しても良いんだ。ただの岩盤浴。されど岩盤浴。定期的に発散しに行こう。東京で気軽に温泉気分｜荻窪なごみの湯東京で温泉を楽しむなら荻窪なごみの湯。駅近便利な日帰り温泉は荻窪駅西口すぐ。天然温泉の露天風呂とサウナ、出入り自由の岩盤浴も人気。安らぎのひとときをお過ごし下さい。www.nagomino-yu.comオススメ
07Oct
- 夫のオナニーに体を貸した
  今朝。特に予定もないので、ゴロゴロしながらYouTubeを見ていた私。夫も、同じ様にゴロゴロしながらスマホをいじっていた。時折、「これ見てーおもしろー」などと言いながらのんびり過ごしていた。しばらくすると、夫の手が私の体に伸びてきた。あれ？するの？昼間はしないって言ったのに？そんな事を考えているうちにぐるっと体勢を変えられ、ほんの少し触られ、入れられた。当然まだ濡れてもいない。痛い。でもすぐに終わるのはわかっていたので、我慢した。夫は最小限の動き。私は終始無言。夫に触られても、入れられても、何も感じなかった。そんな自分に気付き、ああ…本当にだめになったんだ。と思った。一方で夫は、私の体を使って一人で絶頂に達した。夫がいつイッたのかもわからない。ティッシュを取る仕草でこの性行為が終わったことに気付いた。満足そうだ。良かったね。私は起き上がり、コーヒーを入れ、洗濯機を回した。今日は良い天気。溜まっていた洗濯物、あちこち物が落ちてるリビング、水垢が気になり始めたお風呂もトイレも洗面台も、ぜーーーーーんぶ掃除して、すっきりと1日を終えたい。さっさと掃除を終わらせて、何処かに遊びに行こうか。大好きなマッサージや岩盤浴には、最近全然行けていない。そういえば、読みたい本もたくさんある。ささくれが出てきたので、爪の手入れもしたい。そろそろ来年の手帳も欲しいな。寒くなってきたからカーディガンを買いに行こうか。夫のオナニーに体を貸した日。虚無感の波に襲われそうになる。それでも、私という人間の大切な一日。どうやって良い日にしよう。
05Oct
- むなしい性交
  以前に比べ、夫からセックス求められることが減ったように感じていた。それが何故なのかずっと一人で悩み続けていたのだけれど、もう考えるのが辛い＆馬鹿馬鹿しくなり、単刀直入に夫に聞いてみた。「ちょっと聞きたいんだけど…どうして最近セックスしないの？」すると夫は「別に理由はないよ。ただ最近忙しかっただけ」。と答えた。えーなにそれーー_(:3」∠)_と思いながらうーん…と下を向いていると、「したいの？したければちゃんと言葉で言ってよ。あなたがしたいと思ったら僕はするよ？」と、私を真っ直ぐに見つめたまま夫が言った。…そうか。言えばいいのか。いやでもさ。これまでそんなこと私から言わなくてもしてたのに。ってか私人生で自分からしたいとか言ったことないのだが。世の中の女性は自分からはっきりと伝えているのだろうか。セックスがしたいと。それが常識なのだろうか。そんな考えが一瞬で頭の中を駆け巡り、戸惑っていた。夫は、そんな私の様子を見て、「したいの？」と改めて聞いた。「…うん」私が小さく答えると、「じゃ、しよう！来て！」夫は仰向けに寝転がり、待ちの体制で手招きをした。？？？なにそのテンション…と思いながらも夫の上にまたがると、そのまま事が始まり、そしてあっさりと終わった。その間、夫は全く体位を変えず、最初から最後まで寝たままだった。そして役目を終えたかのようにさっさと身の回りを整え、「おやすみ～」と言い、数分でイビキをかき始めた。…え…なんだろこれ。違う。こんなんじゃない。こんなの、なんの気持ちも入っていないむなしい性交じゃないか。やればいいって問題じゃないだろう。あぁ。もういいや。私の中で、なにか大切なものがすっかり抜け落ちる感覚があった。私は我儘なんだろうか。あれから、私から求めることはしていない。今のところ、夫から求められることもない。もういいや。…良くないけど。

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