愛知県豊橋市
豊橋総合動植物公園 のんほいパーク~自然史博物館~植物園
特別企画展「エイリアンプラント・バスターズ~侵略的外来植物対策展~」
2025年8月21日(木)
のんほいパーク後半、この日の来園目的の特別展からです
この日開催されていたのは「エイリアンプラント・バスターズ~侵略的外来植物対策展~」
昨今色々な所で見かけるようになった外来植物の対策にフォーカスした特別展示企画でした
きっかけと言うかこの展示を知った経緯は先日、平和公園に行ったときに
見掛けた池をびっしり覆っていたスイレン、気になって調べてみたら
やはり元来あった物ではなく誰かが捨てた園芸スイレンがあっという間に繁茂してしまったもの
ボランティアによる駆除活動等もあったようですが焼け石に水、水面を覆うスイレンによって
底まで日が当たらなくなった池は枯れたスイレンがヘドロとなって溜まり手も付けられない状況のようです
昨今色々な生命力の強い外来植物によってこのような状態になっている池や湖、水路は多いらしく
景観や生態系の問題だけでなく水門やポンプを詰まらせる、水田を覆いつくす等の経済的な影響も
バカにならないとか
とまぁそんな事をインターネットで調べているうちにこののんほいパークで
丁度その侵略的外来植物の駆除を行う機械の展示イベントがある、と見掛けたので
勉強がてらやってきました
展示室内には様々な外来植物に関するパネル展示と外来植物と戦う機械がずらり
どれも工事現場で見かける重機のような規模のモノ
ハスも綺麗ですが意図せぬところで増えてしまえば厄介者ですね
でたらめに増える水草…というとやはり最初に思い浮かぶホテイアオイ
そういえば以前に行った猪高緑地の池では水面をびっしりとホテイアオイが埋め尽くしていました
これは現在琵琶湖などで活躍中の機械だとか
特に強くアピールされていたのがオオバナミズキンバイという湿地植物
幸い(?)私はまだ見たことがありません、あるいは開花前では区別もつかないですが
茎や根の切れ端からでも容易に繁殖する高い生命力を持つとの事
見掛けたら即通報…と言う事で豊橋市や愛知県の報告サイトへの案内もありました
ちょうど館内に居た職員さんにもいろいろお話を聞くことができ勉強になる企画展でした
企画展を見終えてそのまま自然史博物館も見学
エントランスにはティラノサウルスとトリケラトプスの骨格模型
生命の誕生から新生代まで、結構な広さと多くの模型の展示があり
動植物園の中の一施設ながら単体の博物館としても十分見れるボリュームです
自然史博物館でしっかり涼んで再び外に
モネの睡蓮を模した池に
綺麗なスイレンもひとたび管理を外れると…と先ほどの特別展を思いながら
動物(ペット)は勿論ですが植物もまた栽培するのなら責任感を持たないといけないですね
昔、家にあった園芸誌では花ゲリラなんて言って空き地や管理されてない人の庭に
生命力の強い花の種をばらまくのを推奨してたような記事も読んだ気がしますが
時代によって意識も変わるものです
植物園の屋外エリアを一周し温室へ
外の日差しが強いので温室の中の方が涼しかった位…なんて思いつつ
最後に折角なので展望台にも
ずいっとエレベーターで上に登り
草原の展示エリアが上から見え
ダチョウは木陰かな
下に降りて休憩所で軽い昼食、冷やしうどん
しっかり満喫したのんほいパークに別れを告げて
JRで帰宅しました
平日休みのお陰で動物園、企画展共に空いている状態で楽しむことが出来ました
外来種対策展は色々考えさせられる展示でした、一見地味なテーマながら割と身近な問題
色々考えるきっかけとなりそうです