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ladder-23のペーパークラフトとか日記

模型(主にペーパークラフト、カードモデル)の製作日記や普段の出来事の覚え書き

EH101 /  MCH-101 Merlin
(scissors and Planes 4317) 1:144
アグスタ ウェストランド MCH-101 海上自衛隊

 

9月最初の完成ペーパークラフトはヘリコプターになりました

共にヘリコプターメーカーとして実績のあるイギリスのウェストランド社とイタリアのアグスタ社

が共同開発をした大型ヘリコプター、開発・販売当初は共同出資の会社「ユーロヘリコプターインダストリー(EHI)」

によって販売されたため名称がEH101とされましたが、のちにアグスタ・ウェストランド両社が

合併し、ユーロヘリコプターインダストリーも吸収されたため、現在は

アグスタウェストランド(AW)101と改名されています

 

今回製作は海上自衛隊が掃海ヘリコプターとして導入した機体の塗装、

海自ではMCH-101として配備されています

 

エンジンを3機搭載した大型のヘリコプター

西側の大型ヘリコプターとして有名なMH53(全長28m)には譲りますが

全長約23mと、普段見掛ける消防ヘリ等が13m~16m程などに比べると大きなヘリコプターです

 

実は結構身近なところであいち航空ミュージアムにも

警視庁が使用していたものが展示されている機体

いつも大きいなぁと思って見ていたのでいずれ作ってみたい機体でした

流石に日本の警察仕様のカラバリは無かったので今回は自衛隊機を作成

実機は写真見るとスッキリしたグレーだったので色合いはもっと調整した方がよかったですね

前回作ったF-4と比べてもこのサイズ

 

と言う訳で久しぶりのヘリコプター

戦闘ヘリじゃないヘリとなるともっと久しぶりかもしれません

 

大型の汎用ヘリコプターと言う事で胴体は箱状、コックピット周りは

緩い曲線になっててちょっと難物ですね

箱状の胴体の上にエンジン部、後ろにテールブームを付けたす構造

尾翼にテールローター基部を付け

主脚を格納するスポンソンを取り付け

ドアやノズルなど細かい部品と

ローターを作ります

端に斧のようなブレードが付いているのが特徴的なローター、ローターの振動と騒音を抑える効果があるとか

細長いパーツを二つ折りするローターは紙でも自重に耐える位の強度はあります

最後に細かいアンテナ類を付けて

EH101完成です

久しぶりのヘリコプター、ここ最近作っていたジェット戦闘機とはまた色々違って

面白いですね、次のヘリコプターの予定です

 

 

 

 

 

滋賀県伊吹山

2025年8月30日(土)

 

今年も涼を求めて伊吹山へと行ってきました

岐阜県は大垣駅へ

いつも通りここから伊吹山への登山バスへ乗ります

例年登山バスの運行は8月末までなので今年は運行ギリギリの訪問に

年々運行本数も少なくなっていて座席確保も不安だったので今年は予約してきました

バスから見える天気は良く

バスは関ケ原でさらに乗客を乗せ

伊吹山ドライブウェイへ

伊吹山9号目の駐車場に到着

ちょっとガスが掛かっていますが気持ちよくハイキングできそうな天気です

しかし実は例年少しづつ気になってはいたのですが伊吹山

どんどん緑が減っています

 

こちら4年前の2025年同じく8月末に訪れた写真

この時点では中央の防獣ネットの内と外ではそれほど緑に違いはなかったのですが

今回ではこんな事に、冬でも暖かくなり鹿が増えて食害が深刻化しているとは聞いていましたが

視覚的にもかなり影響が見られるようになってしまいました

 

鹿が増えた影響かこれまでハイキングコースではなかった熊注意の警告も

実際にこれまで伊吹山のハイキングコースでは見たことがなかった大型の動物の糞(おそらくクマの)も

何か所かで見かけいずれ気軽に訪れられなくなるのではと空恐ろしくも

 

とまぁ色々考えながら伊吹山の自然を保全している方々に感謝しつつ入山料をチャリンと入れて出発です

名古屋では観測温度が40度を記録したなんて言ってた8月末日

伊吹山山頂は軽くクーラーの効いた室内位の体感温度、日射しはありますが

風は涼しく快適に歩けます

白いブラシのようなサラシナショウマの花

8月下旬~9月を彩る伊吹山の花です

気持ちよい青空の元山頂へと

山頂付近のお花畑は8月上旬が見頃なので季節を過ぎています

滋賀県側、琵琶湖を望む崖へ

今回は雲に覆われて琵琶湖は見えませんでした

ここも同アングルで4年前、大分緑が違いますね

これも山肌が裸になった影響ですが

滋賀県側の登山道は一昨年の台風で土砂崩れが起きて封鎖されたままになっています

山頂へ到着

登山中はちょっとガス気味でしたが到着してみると気持ちの良い青空が広がっていました

山頂の広場の景色は絶景、毎年ながら来る甲斐があります

山頂の山小屋でおそばを食べて

帰りのバスの時間まで山頂でゆっくり涼んでいきます

山頂のお花畑には多くの蝶が飛び交い

山頂の景色をひとしきり楽しみ

そろそろ下山‥の前におやつにメロンソーダなど頂いて

 

東登山道より下山します

道が険しく防獣ネットも施されていない東登山道、数年前は膝ほどの高さの草が茂る草原でしたが

今は荒野の様相です

なんて思ってたら犯人が現れました

人通りのある登山道近くでも出没するようになったようです

あっという間に見失ってしまいましたが結構頻繁に鹿のフンを見かける所をみると

やはり相当な数が居るようです、鹿のフンも去年以前は殆ど登山道では見かけなかったのですが…

鹿が出るかクマが出るか…なんて思いつつ人気の少ない東登山道を下りて行き

幸い熊にも鹿にも出会わずに駐車場に到着

朝来た時よりは雲も晴れ琵琶湖もうっすらと見えるように

お疲れ様の薬草ソフト

時間を合わせて下山したのでそのままバスに乗り込み

クーラーの効いたバスでゆったり

関ヶ原駅へと降りてきて帰路につきました

今回も天気は良く気持ちよく過ごせた伊吹山でしたが

年々進む、そして今年は特に顕著に感じた(鹿も目撃した)鹿の食害の進行に

いささか気を引かれた日でした、さてさて来年はどうなっているのでしょうか

 

 

 

McDonnell F-4K Phantom II RN

マクダネルダグラス F-4K ファントム FG Mk1

(scissors and Planes 1712) 

1:144スケール ペーパークラフト

 

イギリス機続きのペーパークラフト
今回はイギリスの純国産機ではなくアメリカ・マクダネルダグラスの全天候戦闘機
ファントムⅡの英軍仕様機です
 
ファントムは言わずと知れた傑作機、航空自衛隊を始め多くの国で運用され
総生産機数は5000機を超すベストセラー機
 
イギリスにおいては1960年代、シーヴィクセンを代替する艦上戦闘機の選定において
当時の国防政策に基づく大幅な予算削減によって、新たな戦闘機の開発はキャンセルされ
ファントムの導入が決まりました
 
国産機開発の道が絶たれたとはいえ、イギリスの各航空機メーカーの存続もまた重要な事
ファントムのイギリス仕様機の製造にあたっては約50%をイギリスで製造した部品を用いる仕様となり
特筆すべきはエンジンがロールスロイス・スペイ ターボファンエンジンへと変更されている点でした
これら仕様を盛り込んだファントムはマクダネルダグラス社のネーミングではF-4K型として製造され
イギリスではファントムFG Mk1として採用されます
 
こうして軍事費削減の結果採用されたファントムでしたが
軍事費削減の波は艦上戦闘機どころか空母その物に及び、空母の運用自体を大幅削減せざるを得なくなります
当時2隻存在してたイギリスの正規空母において、ファントムを運用するための改装の予算が許されたのは1隻分のみ
そしてその後、1970年代イギリスでは正規空母の退役によってイギリスでは通常の固定翼機を運用する
空母は消滅し、ファントムも空軍に運用が移管されました
 
と言う訳で超メジャー機ながらscissors and Planesシリーズの型紙では
作った事のなかったファントムです
 
ちなみにこのscissors and Planeのブリティッシュファントム
実のところ米軍のC型の色違いでブリティッシュファントム特有のエンジン違いによる
ノズル形状の違いやインテークの大型化などは再現されていないのでそこは大目に見て頂く事で…
 
機首部分は機関砲を装備していないショートノーズタイプ
胴体は中央部分に左右のインテークを取り付ける形
尾部、エンジンノズルの部分は胴体が円筒状に抉れていてちょっと難しい形
インテークを取り付けると見慣れたファントムらしい姿に
尾翼を取り付け
強めの下反角が付いた尾翼もファントムの特徴の一つですね
主翼も取り付け機体の外観がほぼ完成
パイロンを取り付け
着陸脚を付けて
ファントム完成です
採用国が多く派生型も塗装もバリエーションの多い機体なので
また別の機体も作ってみたいですね