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ladder-23のペーパークラフトとか日記

模型(主にペーパークラフト、カードモデル)の製作日記や普段の出来事の覚え書き

愛知県瀬戸市

せと陶祖まつり 2025年4月20日 ~ 陶祖公園 ~ 窯垣の小径

 

四月も中旬、名古屋では最高気温が28度と気の早い夏日となった土曜日

瀬戸で開催された陶祖まつりへと行ってきました

 

名鉄瀬戸線にのって終点尾張瀬戸へ

 

陶祖まつりはそのまま駅前の広場~大通りで開催されているのでアクセス良好

 

瀬戸焼の開祖、加藤四郎左衛門景正(藤四郎)を祀るイベントとして毎年四月に開催されているお祭りです

並ぶ瀬戸物の出店をみてまわり

 

お祭りらしく地元の高校や保存会による和太鼓の演奏をみて

太鼓演奏もイベントなんかでよく見ますが

最近は結構女の子もやるんですね太鼓

お祭りを一通り見て回り

陶祖祭ということで

折角なので陶祖ゆかりのスポットなんかを見て回ることに

 

陶祖藤四郎を祀る陶彦社のある深川神社をお参りし

駅から歩いて15分ほど、高台にある陶祖公園に

この公園には藤四郎の業績をたたえる陶製の碑文があるという事で

4m近い高さの大きな陶製の六角碑

 

6面にはびっしり漢文が記されているほか、内部には法華経の経文の文字を一文字づつ描いた

玉石が詰まっているとか

6面それぞれ作られて組み合わせたものではなくて

一体の六角柱として作られているのが凄いですね

 

1867年に作られて以来長らく屋外で風雪に晒されていたそうですが

昭和の中期ごろに六角碑を覆う建物が出来、現在はこうして周りを巡回できるようになっています

駅からは離れているので中々観光客もあまり来なさそうですが

歴史を感じるポイントでした

陶祖公園をゆるりと散歩

なぜかヤギが飼育されていたり

サル舎があったり

六角形のお洒落な藤棚

藤ももうすぐ季節ですね

チューリップもどこかに見に行きたいところ

陶祖公園を後して

少し歩くと

窯垣の小径に

窯業の廃材を利用して作られた塀や垣根が並ぶ小径

常滑にも土管坂等がありますが窯業の町ならではの景色ですね

途中には小さな資料館も

入館無料で資料館と言うより中を見学できる古民家と言った感じ

つつじが綺麗、そういや今年もつつじの季節

天気が良ければまた蒲郡のつつじ祭りに行きたいですね

資料館をあとにしそろそろ帰路に

駅前に戻り

お昼ご飯に瀬戸のB級グルメ・瀬戸焼そばを食べ

再び名鉄で帰宅、お祭り見物だけのつもりでしたが

陶祖公園や窯垣の小径まで回ると結構歩いた一日でした

 

 

 

 

Caudron G.3 Poland

コードロン G.3 偵察機 ポーランド使用機

(scissors and Planes 1360) 1:144

 

気分は第一次世界大戦機強化月間な今月

大戦末期のドイツ機フォッカーD.Ⅷから今度は

開戦前にフランスで製造されたコードロンG.3偵察機を作りました

 

エンジンと翼以外は骨組みだけ、と言った外見の複座の複葉機

 

なんとも頼りなげですが操縦性と安定性が高く、見た目に拠らず頑丈

また後部座席の偵察手からの視界が良好なことから高く評価され2500機以上が製造

製造国のフランスのみならず多くの国へ輸出され使用されました

 

初飛行は1913年という事で第一次世界大戦の開戦以前の機体

航空機の発達が日進月歩だった当時においてさらに旧態依然した設計のコードロンG.3は

航空機同士の戦闘が行われるようになった開戦時には

戦場で戦闘機に遭遇したら成す術のない旧式機となっていました

 

偵察機としては大戦の波に飲み込まれてしまったコードロンG.3ですが

その操縦性の良さからその後も練習機や攻撃機として利用され

より実用的な双発機とした発展機、コードロンG.4も製造されました

 

と言う訳でペーパークラフト泣かせなフレーム構造のコードロンG.3

この時代の航空機を作っていくならやはり作っておきたいタイプの機体です

 

操縦席+エンジンで構成された小さな胴体から

 

いつものscissors and Planesシリーズの機体同様に

胴体内部・操縦席などは省略されています、風防の無い機体ではちょっと悪目立ちしてしまうポイント

 

型紙としてはシリンダーを一個一個作る方式のエンジンが付いているのですが

今回はフレーム部分を作る方を主に取り組みたかったので

別のモデルから星形エンジンのテクスチャを拝借してテクスチャ付表現の黒い円盤として

エンジン部は製作、手抜きしたのでまたそこはいつかちゃんと取り組みましょう

主翼類を作っていきます

支柱を切り出し、針金を仕込んで補強するには細い支柱なので

紙にしみこませるように瞬間接着剤で部品を貼り合わせて硬めに固まらせて補強としています

下翼に支柱を立てて

上翼を取り付け、個々の支柱は頼りないですが流石に片側10本づつもあると

意外としっかりした構造となります

特徴的なテールブームは針金を挟み込んで組立

尾翼を貫くように支柱が通っているのが珍しい構造

パッと見の印象で上下の主翼からブームが伸びているのかと思ったら

下側のブームはそのまま着陸脚のステーに繋がります

現物あわせでグイっとブームを曲げて瞬間接着剤で固定

適度にテンションが掛かってて作ってみると確かに見た目の割に頑丈そうです

残りのタイヤとプロペラを作り

コードロンG.3完成です

ブーム周りは厄介な機体ですが完成するとやはり独特な存在感がありますね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Fokker D.VIII 

フォッカー D.Ⅷ 戦闘機

(scissors and Planes 452) 

1:144スケール ペーパークラフト

 

第一次世界大戦の機体で続けています

今回製作はドイツ、フォッカー社がWW1時に最後に投入した戦闘機

フォッカーD.Ⅷです

 

三葉機の成功例として知られるフォッカーDr.Ⅰを元に主翼を単葉に再設計した機体

 

主翼以外のパーツは殆どDr.Ⅰとの共通で

特にエンジンはこの時期では既に非力と言える出力でしたが

三葉から単葉になった事で空気抵抗が大きく改善しフォッカー社の戦闘機としては

始めて最高速度200km/hを突破した優秀な戦闘機に生まれ変わりました

 

寸詰まりな胴体にパラソル式の一枚翼、と性能はさておき

外見はステレオ的なレトロ飛行機…と言った感じで可愛らしい機体です

 

Dr.Ⅰの成功から五葉機…なんて迷走したフォッカー社の戦闘機が

最終的にDr.Ⅰの単葉型とたどり着くのも面白い話

優れた性能を発揮したフォッカーD.Ⅷですがその登場は既にドイツの敗戦色が濃厚となった

WW1末期、十分な数が前線にいきわたる前に戦争が終結し活躍の機会に恵まれなかった不遇さから

幻の名機と呼ぶ資料もありました

 

 

製作は五葉機、三葉機から続いての単葉機

さっぱりとした一枚板の主翼に支柱も最小限とあってパーツ点数も少なくシンプルです

 

塗装は派手な黄色と黒のストライプの胴体を持った機体の物を選択

ドイツの戦闘機では珍しい空冷星形エンジン

全体通してエンジン作るのが一番時間かかったかも…

カウルを被せると半分エンジンが隠れてしまいます

2丁の機銃と主翼を作り

機首部分に支柱を取り付け

主翼を乗せると大体機体の形が出来てきます

着陸脚を作って

完成です

製作工程も見た通りのシンプルさですがこの時代の戦闘機の洗練の過程を感じる面白い機体でした