作家 吉井春樹 366の手紙。 -1528ページ目

[恋文]別れ際には。

別れを待つだけのような、

悲しい関係が続いてるとします。

好きな気持ちも一方的な気がして、

相手が好きなのかどうかも、

はっきりわからなくなるものですね。

そんなとき、良くない方向にばかり、

視点も、考え方も、向いてしまいます。

気持ちを確かめるのも怖いし、

何より終わってしまうのが、いちばん怖い。

そして、どうしたらいいのか、

わからなくなってパニックに陥ってしまう。

こういうとき、いったいどうすればいいか。

もしかしたら、たくさんの人に、

あなたは相談しているのかもしれません。

でも、僕が大切だと考えるのは、

どうすれば”良い”のか、じゃなくて、

あなたがどうしたいのか、なのです。

良い悪いなんて、誰にもわかりません。

望んでいるものが何であるか、

それが何よりすべてなはずなのです。

決断をするのは難しいし怖いです。

だからって、誰かが決めてくれるわけじゃない。

自分の本当の願望をひとつだけ選ぶ。

それでも好きなのか、どうか。

それでも譲れないのか、どうか。

かわいそうな自分を卑下するんじゃなくて、

わからせてくれない相手を怒るのでもない。

あなたが、その人を好きなのであれば、

まずは、それだけでいいのです。

好きという気持ちは素晴らしく幸せな気持ち。

そして、そんな気持ちを与えてくれた、

その人との出会いに感謝してみることです。

出会いに別れはつきものかもしれません。

そして、続けていくことは楽しいばかりじゃない。

いろんな角度から見つめなおしてください。


[やる気]泣くんじゃなくて、あなただから。

あなたは泣いたらダメ。

くいしばれ。今だから。

あなた以外なら、

泣いてもいいよと言います。

泣いてもいい、諦めてもいい、

よくがんばった。よしよしよしよし。

人によっては、こういうべき

シチュエーションがよくあります。

打たれ弱い人たちに対しては。

でも、あなたは。そんなはずではない。

もっともっともっともっと、

自分に求められるはず。

あなたの本気を知っています。

あなたの全力を知っています。

今だから、あなただから。

泣くんじゃなくて、

喰いしばって、

胸はって、それ掴みとろう。

[恋文]あなたにぼくを上書きする。

確かに、不利です。

あわや落とし穴に落ちるかも。

落ちたところで引っぱりだすけど。

でも何も気にせずに、邪魔されず、

笑って幸せになっていいハズです。

支えながら、支えられながら、

守りながら、守られながら、

疑いながら、疑われながら、

信じながら、信じられながら、

抱きながら、抱かれながら、

愛しながら、愛されながら、ね。

どんな困難な壁も山も、

どのくらい重い過去も現在も、

どれだけ怖くとも辛くとも、

味方なんて誰ひとりいなくとも、

誘惑とか同情とか罪悪感とかに苛まれても、

他の大切な何かをぜんぶ失っても、

たとえあきらかに無謀だとしても、

手の中、体の中、心の中に、

順番なんかどうでもいい、

何がなんでも、ぜんぶまるごと。

ずっとずっと求めつづけるのみです。

今日という日を誰よりも大切にして、

あなたという存在が生まれたことと、

あなたに出会えた強運に感謝しています。

そして、これからの一年、一日、一秒、

そのすべての時間を、僕の一部に。

上書き、しながら、更新、しながら、

いつまでも、どこまでも、なんどでも、

あなたに伝えるキモチやコトバは、

今日とかわらず、史上最強で最愛です。

いまいく待ってろ、

その先の僕らだけの未来。