作家 吉井春樹 366の手紙。 -1526ページ目

[元気]昨日より今日のあなた。

アタリマエだけど、

今日のあなたは

昨日とはちがっています。

なかなか成長していない、

ずっとずっと変われていない。

自分に対して、そう思っちゃうのは、

やっぱりちょっと、淋しいものです。

意識したいのは、

自分の変化に、気づいてあげる。

そして気づいたら、

それを見守ってあげられる。

大切なのは、そんな感じの

ささやかな今日のあなたです。

[やる気]ほらのりこえられる。

やむを得ない理由や、

バカみたいなイージーミス。

単に飽きたり、精神的理由から、など。

続いてた何かを、

その継続を断絶してしまうには、

多かれ少なかれ、理由が生じます。

で、

もし、また始めたいなと考えた時。

いかに気持ちをリセットできるか、

新鮮な気持ちで取り組むかが、

大切で肝心要だと考えている人が少なくない。

でも、そうじゃなくて、

一回、切断したように見えたツナガリは、

実は、ずっと結ばれ続けているのですね。

過去の失敗とか、後悔とかを、

背負い込んで、胸に秘めたうえで、

その道をまた行くのです。

勝手に細い道だと思ってたそれは、

実は、とてつもなく太く長く、

ちょっとやそっとじゃ逸れられないのです。

[元気]握り返して。

期待に答えられない。

ノルマを達成できない。

障害を乗り越えられない。

土壇場で力を発揮できない。

何かを過剰に負担しすぎたり、

過敏に意識しすぎたりすることで、

戦いて、後ずさりしてしまう。

声が出ない、身動きがとれない。

情けないと思いつつも、

こればっかりは仕方ないのですね。

何を隠そう、僕だって同じです。

今回は自分を棚にあげず(笑。

じゃ、一体全体、

何ができるのかって考えてみたのです。

いきなり背伸びしたら、

くたびれてしまいます。

ジャンプするなんて発想すら浮かばない。

そういうとき、

まず一歩目にすべきかもしれないこと。

それは力は弱いかもしれないけど、

そっと差し伸べられてるはずの、

その人の、その手を、

自分の意志で、キモチ込めて、

しっかり、握り返してあげること。

んなことくらいじゃないかと、

いま、思うのです。