太陽と月の結婚 -207ページ目

1/19(土)「お江戸の暮らし衣食住~冬」レポート

ジャーン!




すごいお料理でしょ。








今回のお料理~冬



















これは、昨日、半蔵門の「日本の風」で行われた”お江戸の暮らしの衣食住~冬”でのお料理の数々。冬の「食」ということで、お正月のおせち料理を中心にしたお料理を味わいました。こうして眺めるだけでもきれいなのですが、これが食べてみると本当においしいんです。



お料理のメニューは、鰤大根、小鯛と菜の花の昆布〆、烏賊の炊いたん、身欠き鰊昆布巻き、数の子、田作り
、なまこ酢、生麩とか、アワビ、蛤のみそ焼き、煮〆、牛蒡、人参、蝦芋、蒟蒻、椎茸、黒豆、金柑、金団、合鴨焼き 、おから、ご飯 、小柱飯
、ちっちゃな、おみやげ(きんとん)などです。









私実は、このお江戸暮らしシリーズには、初めて伺ったのですが、はじめはお手伝いとして見学させてもらうだけのつもりだったんです。









が、









高月さんから、「見てたら絶対食べたくなるから」と聞き、実際に参加させてもらうことに変更。









よかったです、参加して。だって、こんな素敵なお料理を目の前にして見学だけなんて耐えられなかったですもの。お料理を用意してくださったのは、中村史江さん。「お料理は人柄が出るのね~」と参加者の方もお話していましたが、どれも上品なのに、気取らない優しいお味でした。こんなお料理を作れるひとになれたら…、ん~、ちょっと私には無理ですね。













今回のお料理~冬一部














これは、私の前です。あと、2~3倍くらいはあったでしょうか。ブリ大根なんて最高。とにかくおいしかったです!ごちそうさまでした。幸せ~♪














今回、初めて参加した私、ちょっとどきどき。せっかくの機会なので、着物で参加しました。久米島紡ぎに朱色地の更紗帯を合わせて。っというのも、「衣」のテーマは「更紗」。









更紗って日本だけでなく、世界中を魅了してきた柄ですが、なんなんでしょうね。この魅力。いろんな柄があって個性的だし、なんでも許されちゃいそうな世界観にわくわくします。高月さんが持参した更紗の見本帳をめくっていて、その中のひとつに目が止まりました。そこには、羽を広げたコウモリが。よく見ると、このコウモリの目がとっても愛らしい。更紗って遊び心がいっぱいなんですね。時代を経てもなお新鮮な更紗。もっと好きになりました。









江戸の「住」については、山東京伝(さんとうきょうでん)の著書『四季交加』の冬について。”山東京伝”って、恥ずかしながら私、はじめは「人の名前」ってわかりませんでした。この方、江戸の天才的プロデューサーだったそうです。江戸の人々の暮らしがおかしくユニークで、時にはパロディで描かれていたりして、とっても面白かったです。もっと勉強しよ!













江戸の暮らし衣食住2008冬














さてさて、約2年間続いたこの「お江戸暮らしの衣食住」シリーズは、残念ながら今回が最終回。また、別な機会にお会いしましょ~。










■「お江戸暮らしの衣食住~冬」


 日時:2008年1月19日(土) 14:00~16:30 


 場所:日本の風(半蔵門)







スタッフ(と)




【旧暦:師走(12月)13日】

今日は「冬の土用入り」!

このところ本当に寒いですね。








昨日は、各地でこの冬の最低気温を記録したというニュースを耳にしましたが、今日は昨日よりずっと寒いように思います。お昼を過ぎてもいっこうに気温があがる気配がしません。きっと今日、冬の最低気温は、また更新されてることでしょう。

















今日は、「冬の土用入り」です。








土用とは、中国から伝わった五行思想に基づくもので、季節の変わり目にあたる頃のことです。土用っていうと、今では「うなぎを食べる日」としてすっかりお馴染「土用の丑の日」をイメージしてしまいがちですが、季節の変わり目に存在するので、春、夏、秋、冬と四季それぞれにあるんですね。今年は、今日から立春前日の節分(2月3日)までの17日間が「冬の土用」です。この期間が、1年の中で最も寒さが厳しいときでもあるのですが、このところ寒いわけですよね。

















私!この冬まだ風邪をひいてません。しかも、静電気の被害にもそれほどあっていません。冬の土用を乗り切れば、今年は健康に過ごせる予感がしてなりません。みなさん、風邪には十分に気をつけましょう♪


























































スタッフ(と)


【旧暦:師走(12月)11日】





















LUNAWORKS:旧暦ダイアリー「旧暦日々是好日」






























1/12(土)「和と暮すヒューマンスケール」レポート

先日行われたワークショップの様子を一部ご紹介したいと思います。

この日は、朝からあいにくの雨。しとしとと降る雨がいつ雪にかわってもおかしくないほど寒い日でした。ワークショップが開かれたのは、新高円寺駅すぐの中庭の緑が心和む「GALLERY 工」 さん。テーブルを囲んでアットホームな雰囲気で始まりました。でも、最初はみんなどこか緊張気味だったかな。

和と暮すヒューマンスケール

今回のテーマは、「和と暮すヒューマンスケール~旧暦から器まで」。日本古来の身体尺である「尺貫法」を体感しました。日本で旧暦が使われていた頃は、長さをはかる”ものさし”も、今とは全く違ったんですよね。

今のメートル法は、フランス革命後の1791年に地球の北極点から赤道までの経緯から導かれた長さを縮尺して、世界基準の単位として制定したもの。それまでは、世界中で異なる長さの単位が使われてたし、日本国内でも、地方や地域によって様々な単位の長さが存在していたんです。共通のものさしがないっていうのは、不便じゃなかったのかな?なんて思いますが、当時の人たちは、自然や土地柄、そして個々の事情に沿った暮らしをしていたから、自然なことだったんでしょうね。

実際にメジャーを使って、それぞれの「1寸」「一咫」「1尺」「ひろ」「器の大きさ」などを測ってみました。自分の体の一部を基準にして物の長さを把握できる「尺貫法」にびっくりです。「これからは、メジャーがなくても長さがわかるね」なんて話しにもなりました。そうですね。今後は、3cm、15cm、30cmはどこにいても、測ることできますよ!

そこで、私は考えました。「ものさしに頼らなくても、自分で長さを判断できる」時代には、個人の技量がすごく重要だったんだろうなって。マニュアルに頼らなくても、自分自身の中に価値判断を持てば、いざという時になんとでもなるってことにもつながりますね。きっと。

上の写真↑は、高月さん(中央)が「自分にぴったりのお茶碗の大きさは、親指と人差し指で輪をつくった大きさね」っと、お椀を持って話しているところ。へぇ~、そうだったんですか。日本の器の大きさって、身体尺を使った”日本人が使いやすい大きさ”に、きちんと設定されてるんだそうです。日本の技術やものの捕らえ方って、緻密なのに限りなく人や自然に優しいんですよね。すばらしい!


今日のワークショップでは、”私も「自分のものさし」を持てるようになろ!”と思いました。これは、いろんな意味でですね(*^ー^)ノ 明日からも柔軟にがんばっていきますよー!

(ニシヤマ)


■「和と暮すヒューマンスケール~旧暦から器まで」
講師:LUNAWORKS 高月美樹
日時:2008年1月12日(土)13:00~16:00ごろ
場所:「GALLERY 工」
なつかしい自然な緑がひろがる中庭が魅力的なギャラリーでした。午後のひととき、ちょっと足をのばして、アートに触れてみてはいかが。詳しくはギャラリーのHPをチェックしてみて!


【旧暦:師走(12月)10日】
LUNAWORKS:旧暦ダイアリー「旧暦日々是好日」