【レポート】③京丹後で子午線とばら寿司とアイスブレーカー | 京都癒しの旅 世界でたったひとつの旅をプロデュース

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こんにちは。

旗をあげない、名札をつけない、

歴史案内をしない 女性の心に寄り添う旅 

京都癒しの旅案内人 下戸眞由美(おりとまゆみ)です。

 

京丹後の旅、つづきのレポートが遅くなりました。

 

 

とト屋の女将さんにお見送りいただいて、二日目出発!

 

こちらが竹野(たかの)神社の一ノ鳥居です。

地元の案内人・富田さんと一緒じゃなかったら、一生来ることがなかったと思います。

何と、昔は船でこちらに着いて、参道を歩いてお参りされたそうです。

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参道側から一ノ鳥居を見ると向こうにとト屋さんが見えます。

左手に小さなお社があり、その向こうに小さく見えるベージュの建物です。
すごい場所だったのですね。

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タクシーで参道を進みニノ鳥居をくぐり、境内に。

 

今は渡れませんが、太鼓橋があります。

寄進された方のお名前が彫られていました。

こちらは三ノ鳥居。

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狛犬を見ても歴史があるのがわかります。

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左手前が竹野神社拝殿、奥が本殿、右側が斎宮神社。

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斎宮神社に珍しい彫り物が。
富田さんの説明によると、昔からこの土地から皇室へ嫁がれるなど、繋がりが深く、ガラス工芸などの技術も発達していたが、諸々の事情でその技術も消され、こちらの神社もひっそりと祀られたそうです。

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しんみりしておりましたが、お参りを終えて、タクシーに戻ろうとした時に、メロンの箱を抱えた男性に出逢いました。

富田さんのお知り合いとのことで、地元の農家さん。

 

前日夜にとト屋さんでよばれたメロンが美味しくて、メロンをお土産にしたいと思っていた私たちは思わず、「メロン、まだあるのですか?」と。

「今日で最後です。店に置いていますので、ぜひ、お越しくだい」

なんて嬉しいこと。

ここでさ〜っと動けるのが少人数の京都癒しの旅。

 

野木源さんに到着。

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メロンを試食させていただき、皆さん、お買い上げ。

もちろん、私もです。

 

富田さん、「えっ?」というお顔をされています。

下戸「私もお客様と一緒にお土産も買います。同じものを食べて、同じくお土産も、その土地に浸り一緒に楽しみます」

お客様と案内人が旅の仲間として、一緒に楽しみ、訪れた土地をリスペクトする、そんな旅です。


余談ですが、

京都癒しの旅では添乗員さんと呼ばれたことはありません。
皆さん、下戸さんや眞由美さん、安藤さんや加恵さんと呼んでくださいます。

 

帰ってからも、女将さん、富田さんにもよろしくお伝えくださいとお客様からLINEをいただきました。

決して、富田さんのことをガイドさんとは呼ばれないのです。ガイドをしてくださった富田さんなのです。

 

レポートを進めます。

富田さん「間人(たいざ)丹後町からなかなか出られませんね〜」この後、網野町、久美浜町に向かうのでした。時間が少し押しているという心配もありますが。

下戸「良い出逢いがあって、メロンも買えたので良い感じです。お昼ご飯に間に合ったら良いので大丈夫です。これが旅の良いところなので」

 

 

車を走らせます。
網野町にある島児神社、浦島太郎伝説の神社です。

良いですね〜旅に来たのだと実感します。

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さらに車を進めます。

 

「日本最北端の子午線に行きましょう!」

「ヘェ〜」

 

京丹後には数え切れないほどお邪魔しているのに、子午線の石標がある場所が3ヶ所もあるなんて知りませんでした。

子午線といえば、明石というイメージでいたので、京丹後市も同じラインだったのだとびっくり。

 

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車に戻り、ドライブ。

次は車窓から。こちらも子午線。

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線路の向こうのお寺「龍献寺」何か(すみません、忘れました)のロケ地だったそうです。
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次にご案内いただいたのが久美浜町にある木下酒造さん。

「玉川」というお酒、下戸(げこ)の私も聞いたことがあります。

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それと、外国人の杜氏さんだということ、たぶん手に入らないと思っていた玉川純米吟醸「Ice Breaker」があり感激!

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こちらは「タイムマシンアイス」お酒のアイス。
美味しかったそうです。

私はノンアルコールの地酒ソフトをいただきました。お酒飲めるようになりたいとチビチビ練習中です。

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朝から盛りだくさん、そろそろお腹も空きます。

豪商・稲葉本家に到着。

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建物の見学の前にランチタイム。

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丹後のばら寿司。

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ポイントは鯖缶が使ってあるところです。
甘めの味付けで、癖になる味です。

 

お祭り、お祝い事、集まりごとの時に各家庭で作られる料理。

ミルフィーユのように二段になっているのはお祝い事の時だそうです。

こうして、富田さんにお話し聞きながらの旅で丹後に浸っています。

 

ごちそうさまでした。

ちなみに京都駅新幹線改札入ったところや伊勢丹地下などで、丹後のばら寿司を求めることができます。
網野のとり松さんのものです。

 

話を戻します。

1年後、3年後、5年後のお正月に郵便物を届けてくれるポスト。
「先のことはわからないし〜」とお客様、私もです。

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建物内部です。

掲げてある表は納税番付け。

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稲葉本家とは、HPより

「織田信長家臣、美濃の稲葉一族の末裔と言われ、
この久美浜の地にて糀製造で得た富を背景に廻船業を営み、沿岸交易によって巨富を得、
付近諸藩の金融を独占するほどの豪商でした。

母屋は、衆議院議員も務めた12代目の市郎右衛門英裕が明治18年から5年の歳月をかけ建設し、
13代目の稲葉市郎右衛門は、多額の私財を投じて旧国鉄宮津線の久美浜-豊岡間を開通させたことで有名です」

 

春に訪れた富山の岩瀬地区を思い出しました。

 

 

稲葉本家、二階には猪目窓が。

今回は二組のご夫妻とご一緒させていただきましたが、私もこんな風に歳を重ねたいと思う素敵なご夫妻でした。

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穏やかな笑顔が今までの積み重ねてこられたものを感じます。

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稲葉本家を後に、如意寺へ。

海の見えるお寺です(海は道路を挟んで背中側)。

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こちらでは法話をお願いしていました。

大きな木の一枚板の机を囲んで。

 

たくさん、御住職からお話し伺ったのですが、ざっくばらんにお辛いことも笑顔で。

それはなぜか?

 

「お寺に来られる方は、辛くて来られる方が多いです。

仕事が大変な状況だったり、病気が深刻だったり、お子さんのことで悩まれていたり。

皆さんを見ていたら、お幸せそうなお顔をされていますね。

何をお話ししようかと思いましたよ。

それでも人生、いろんなことがおありでしたでしょう。

ご病気されたこともあったでしょう。」

って。

 

ぽつりぽつり、話されるお客様。

なんて良い時間なんだろうと。

 

こちらのお庭のこともお話しくださいました。

「今まで何度もやり直してきたけれども、思うようにいかなかったので、思い切って小川治兵衛さんにご連絡したのです。そうしたら、本当に来てくださって、好きなようにしたら良いですよと何度も足を運んでくださっています」と。

 

歴史あるお寺を継いでおられる御住職でも、小川治兵衛さんにお願いするのは勇気がいったと。

ご連絡されたからこそ、ご縁が繋がったのですね。

 

ここにも学びがあります。

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久美浜町を後に、峰山町へ。

三つ目の子午線石標はトンネル手前、実際の子午線はトンネル内で写真撮れずでした。

 

峰山バス停に到着。

富田さんとはこちらでお別れ、二日間、本当にありがとうございました。

 

地元のスーパーにしがきでイワシの竹輪を買って終了。

バスに揺られて京都駅に。

 

旅の終わり。

お客さまの後ろ姿を眺め、どうか、ご自宅までご無事にと思うのでした。

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ご参加くださいました二組のご夫妻、企画段階からお世話になったとト屋の女将さん、京丹後龍宮プロジェクトの富田さん、シーカヤックインストラクターの奥田さん、灯籠作りを教えてくださった西途さんを始め、とト屋のスタッフの皆さん、網野タクシーさん、行った先々でお世話になった皆さま、本当にありがとうございました。

 

とト屋さん

https://totoya-kyotango.com/

 

 

また、カニのシーズンに。

幻のカニ、間人ガニをぜひ。

 

 

旅創りにはたくさんの方にお力を借りて時間は掛かりますが、心が通う旅ができた時の嬉しさは何物にも変えることができません。

オーダーメイド旅では京都はもちろん、ご縁のある方がおられる場所へご案内いたします。

 

 

10月には沖縄へお供いたします。

ご興味のある方はお気軽に京都癒しの旅LINEやメールなどでお声掛けくださいませ。