【前回】私と母親との確執。⑨「母親に認めてもらうための子育てをしていた、私」
こんにちは、仲村ゆりかです。
母親のようになりたくない!
母親に「いい子に育っているね」と、(子育てを)認めてもらいたい!
誰にも理解されることのない葛藤を抱えながら、子育てをしてきました。
そして、よいお母さんになりたいと、子育てを学び、心理を学び、努力を続けていた、私。
子育て11年目に、とうとう心身ともに限界を迎えました。
過呼吸になり、体と心がバラバラになっている状態に襲われました。
家事やPTA役員など、何とか気力でこなしていました。
が、心臓が締め付けられるほどの息苦しさや、起き上がれないほどの倦怠感。
色々なことをすることが、段々困難なっていきました。
人に迷惑はかけられない!と、自分に厳しい私は、這いずるように起き上がり、出かけていました。
帰宅したあとは、体が全く動かなくなり、涙が溢れてきました。
自分の体が、どうなてしまったのか?
不安で、不安でとてつもなく心細かった。
主人は、単身赴任中。
娘も息子も小学生でした。
私に何かあったらどうしよう??
子供達は、どうなるの?
こんなに頑張ってきたのに、このまま死ぬのかな・・・?
あのときは、そんなことまで考えていましたね。
知人に相談したら、心療内科の受診を勧められました。
え?心療内科?
凄い違和感がありました。
その時の(私の)心療内科のイメージは、行動や言動異常がある方が行くところだと思っていました。
私は、おかしくなってしまったのか?
ガ~ン、立ち直れないほどの絶望感でした。
でも、友達もパニック障害で受診しているということ、周りにも数人体調不良で、心療内科を受診している人がいました。
その方たちの話しを聞くと、そんなに特別ではないことが理解できました。
それで、心療内科を受診しました。
病名は「適応障害」。
病名が着いたことで、ちょっとホッとしたことを覚えています。
病気であれば、頑張らなくてもいい。
主人の前でも、堂々と体を休めることが出来る。
やっと休める事に、内心嬉しかったのかもしれません。
振り返れば、私はここまでしないと止まれない人だったんですね~。
でも、薬を服用し始めると、体がだるくて、家事が今まで以上に辛くなりました。
一日中、カーテンを閉めて、パジャマでいることも多々ありました。
死にたい!と、ベランダから下を見ていることもありました。
でもね、私が死んだら、子どもたちはどうなるの?と考えると死ぬことはできませんでしたね。
(とても、主人が面倒を見れるとは思えませんでしたから・・・。)
こんな風にボーっとしていると、
「こんなだらしがない姿を、子供に見せていいのか?」
という言葉が、頭に浮かんできます。
自分に厳しい私が、ニョキッと顔を出します。
お母さんは、元気で明るくいないといけない!
そんな私の思考が、廃人のようになった私を苦しめました。
気力を振り絞って、子供が学校から帰ってくる頃には、着替えるようにはしました。
でも、食事が作れなかった。
子供達には、カップラーメンで我慢してもらう日も多々ありました。
この出来事のお蔭?で、子どもたちはお湯を沸かし、カップラーメンを作ることが出来るようになりました。(笑)
そんな子供たちに姿を見ていて、苦しい中にもちょっと嬉しかったですね。
周りの方のアドバイスや、手助けもあり、私は少しづつ回復に向かっていきました。
この病気を期に、私の凝り固まっていた思考が、ほんの少しだけ和らいだように思います。
そして、自分の今までの人生を振り返ってみました。
随分我慢して、頑張ってきたよな~、自分のやりたい事やったらいいんじゃないのかな?と、そんなことを何となく考えるようになりました。
私は、何がやりたいのかな?やりたかったのかな?
犬を飼える生活がしたいと思って、今のマンションを買ったことを思い出しました。
そう思って、ペットショップへ出かけました。
数件回って、決めたのが、今のワンコでした。
子供達も、小さなワンコに喜び、久しぶりにみんなに笑顔が戻りました。
そんな様子を見ていると、生きていてよかった!と心から思いました。
そして、これからはワンコと子供たちと、楽しい生活を送れるはずでした・・・。
でも、現実は甘くなかった。
この1年後に娘の拒食症。
その後、息子の家庭内暴力と、我が家の苦悩の10年が始まったのでした。
「幸せになりたい!」それだけを求め続けた、私。
今までの出来事は一見、いばらの道のようですが、本当は幸せに繋がる道を一歩一歩、私は歩んでいたんですね。
今振り返れば、この苦悩があったからこそ、今の私があるのだと心から感謝することが出来ます。
こんな私が、母の確執から解放され、子供の問題を解決し、幸せを手に入れるまで、日本NLP学院でどんなことをしてきたのか?
続きは、次回です。
★息子の家庭内暴力に至るまでの家庭内環境&私の心の葛藤については、コチラをご覧ください。
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