【前回】母親としての悔しさが、今の私の活動の原点になりました。
こんにちは、仲村ゆりかです。
娘の受験が近づくにつれて、今まで以上に修羅場になっていく我が家。
娘も何とか体重を増やそうと、泣きながらひと口のパンを食べ、スープを飲みがんばりました。
親子ともに極限状態でした。
息子は、毎日学校に行き、お友達と遊び、いつもと変わらない様子だったようです。
「何とか、今日は娘も息子も無事だった・・・」
私は、そんな毎日を過ごしていました。
苦しくても止まる事の出来ない、ゴールの無いマラソンを走っているようでした。
そんなゴールの見えない生活でしたが、月日が過ぎる中で、来年受験が終わったら、良い方向にいくのではないかと、ほんのわずかな希望もありました。
娘と私の泣きながら走っている姿を、息子は静かに見ている感じだったように思います。
私の中には主人の存在は消えていました。
ただ、年末年始の主人が帰省してきたときは、子供たちの前では、平静を装っていました。
なぜなら、主人の前では、娘は普通にしていたので、その雰囲気を壊したくなかった。
あと、毎日殺伐とした食卓を、少しでも楽しく食べられるような雰囲気にしたかったのです。
そう思っていても、私にとって日々の生活を知らない主人が、当然のような態度で家庭の中にいる事が、どうしても許す気持ちにはなれませんでした。
でも、ひと時でも娘が普通に戻ってくれていることの、心の安らぎがあったのも確かです。
そんな複雑な気持ちの中、娘と主人を見ていると、「こんなにがんばっている私を、娘も主人も何で苦しめるのか?!」と大声で叫びたくなる時もありましたが、グッと押さえました。
なるべく普通に過ごしたいと、家族でゲームをしたりしました。
家族でゲームをしている時は、娘も息子も笑っていました。
娘も息子には、普通に話していました。
息子も笑いながら娘に言い返している姿を見ていることが、本当に嬉しかった。
でもね、私の本音を言えば、一人になりたかった・・・。
そして、なにも考えず眠りたかったですね。
毎日張りつめた生活を送っていた私は、心身ともに疲れ切っていました。
でも、今のこの雰囲気を壊さないように必死でした。
本当は、こんな生活を送れていたはずなのに・・・。
どこから間違って?どうして、こんな辛い状態になってしまったんだろ・・・。
この子たちだって、こんな風に笑える子なのに・・・。
私の前では笑う事もなくなっていた子供たち、ヤッパリ私が悪いのか?悪かったのか?と、自問自答していると、気持ちが落ちこんでいきました。
そんな時間もつかの間、主人が単身赴任先に戻ると、また生き地獄のような生活が始まりました。
年明けは、娘の私立の受験も近づき、緊迫感は半端ないものでした。
推薦のない進学校を受験することに決めましたが、倍率も凄かった・・・。
合格発表の日。
娘は、もしもの時のために、推薦校の受験に行っていたので、私一人で見に行きました。
私の心臓は、破裂するのではないか?と思うくらい鼓動が高まっていました。
これがダメだったら、娘はどうなるんだろう・・?
きっと、気がおかしくなるに決まっている。
また、今までの悪夢が蘇ってきて、呼吸ができなくなりそうでした。
合格者の番号は目に見えているけど、理解できないというか認識できませんでした。
目に映っていても、見えないということはこういう事をいうのでしょうか?(笑)
たくさんの番号から、娘の番号を確認した時は、今までの苦労がぶっ飛びました。
今度は喜びで、心臓が破裂しそうでした。(笑)
それを期に、娘は少し上向き加減になってきたようでしたが、公立の試験に向けて、また娘の精神状態は乱れまくりました。
あの体で倍率の高い進学校を受験するのですから、不安定になるのも仕方がないことかもしれません。
レベルを下げれば、不安も軽減できたのに・・・
進学校を受験したいという娘の意見を尊重したのですが、サポートするのが、本当に大変でした。
ですので、息子の卒業式、進学に向けての準備もしなくてはいけないと思いながらも、実際息子はほったらかしになっていました。
娘は、残念ながら公立はダメでした。
試験の時から、出来なかったと言っていたのですが、やはり現実になると辛い・・・。
娘は、私の前では泣かないで、お風呂で泣いていました。
娘が私の前で泣けないことが、私には本当に辛かった。
私は、お風呂の扉に前で「ごめんね」と、小さく呟きました。
こんな風にしてしまったのは、私なんだ・・・。
そう思うと、申し訳なくてしょうがありませんでした。
でも、受験が終わり、見た目では活気が出てきたように見えた、娘。
以前から行きたかった、青森のお友達に会いに行きました。
嬉しそうにしている娘の姿に、これで元の生活に戻れるかも・・・?!
と、希望がもてるようになりました。
息子は、いつも通りでしたが、顔の表情が柔らかくなったように感じました。
娘も息子の卒業式も、最初から涙・涙・涙でした。
卒業式では、ここまできた道のりが頭にダーッと溢れてきたのです。
「がんばってきてよかった!」
「この場を迎えられて、本当に良かった!」
その言葉以外に何もありませんでした。
そして、努力は報われると感じた瞬間でした。
息子も、ひねくれることもなく、休むこともなく学校に行ってくれていました。
あの家庭状況の中、文句も言わずに一番がんばっていたのは、息子だったのかもしれません。
半狂乱だった姉と母親を見守り続けた息子に感謝しかありませんね。^^
家庭の中の張りつめていた空気が、段々緩んでいくように感じました。
あの時は、今まで辛かった分以上に子供たちも私も、これからは幸せになっていくものだと思っていました。
でも、神様はまた私に試練を与えてきたのです。
続きは、次回です。
★息子の家庭内暴力に至るまでの家庭内環境&私の心の葛藤については、コチラをご覧ください。
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