【前回】娘の拒食症を、私と一緒に耐え続けて息子。
こんにちは、仲村ゆりかです。
拒食症の娘と対応をしながら、息子のこともフォローするのは、(私のとって)心身がバラバラにあるほど大変でした。
なぜなら、理解不能な行動をする娘がいる中で、息子には今までと変わらない普通の生活をさせたい!と奮闘していたからです。
今思えば無理な事を試みていたものだな~と思いますね。
私一人の限界を感じて、息子のことは息子に関わる人にサポートしてもらおうと思い、まず学校に行きました。
息子の担任の先生に、今の家の現状を説明しました。
家の中では、変わった様子はないけれど、学校の生活の中で、いつもと違うかな?と思えるようなことがあれば、連絡いただけるようにお願いしました。
もちろん、大げさにサポートしてくださいという事ではなく、見守ってくださいというスタンスです。
担任の先生は、じっくりお話しを聴いてくださり、自分自身の子育てのこともお話しくださいました。
その時間は、毎日緊張していた(私の)心身の緊張感を和らげてくれましたね。^^
そして、塾へも同じようにお願いに行きました。
それから、息子と一番仲良しだったお友達のママにもお話ししました。
娘の病状、息子のことが心配なこと、私では出来ない事を見守って頂けるように頼みました。
お友達のママは「何でも言ってね」と、快く息子を受け入れてくれました。
このように、人に頼むことは、私にとっては凄く勇気のいる事でした。
どうしてかというと、娘が拒食症になったとき、娘の学校の先生に「母子の関係性が拒食症になる原因」と言われました。
周りの知人には「仲村さんが、厳しいからじゃないの?」とも言われました。
私には、遠回りに「お母さんが悪いんだよね」と言われている様な気がしてなりませんでした。
あれから、娘が拒食症だということを言うのが、トラウマのようになっていました。
だから、人に娘が拒食症になっていることを言うのが嫌でした。
どうせまた、遠回しに母親=私が悪いと言うに決まっている!と、勝手に思い込んで、できれば家庭の中のことを口にしたくはなかった・・・。
でも、息子のことを頼むために、お話しさせて頂いた方は、誰もそんなことは言いませんでした。
「お母さん、余り無理しないで、○○くんは、~感じなので大丈夫ですよ。」
と、声をかけてくれました。
そんな何気ない言葉にも、私は泣けてきました。
お友達のママは、即行動に移してくれました。
娘の病院時は、夕飯も食べさせてくれて、帰宅するまで息子を預かってくれました。
休日は、家族と共に息子を遊びに連れて行ってくれたり・・・・。
いつも、息子を誘ってくれました。
息子が、嬉しそうに笑いながら「行ってきま~す」と出かけていく姿に、ホッとしたことを覚えています。
殺伐とした家庭の中にいる息子の姿を目にすることも、私にとっては凄いストレスになっていたようです。
あの時の私は、感覚というか感情が止まっている状態でした。
だから、自分がどれだけのストレスを抱えているのか?も、マヒしていたような気がします。
スッキリした様子で、お友達の家から帰ってくる息子の表情を見ることが、嬉しくもあり、申し訳なくもありました。
でも、周りに我が家の状況、私の状況を分かってもらっていることで、幾分気持ちが楽になったのは確かです。
子供に問題が起きたとき、影口を言う人もいます。
良かれと思って、責めるような、押し付けのようなアドバイスをする人もいます。
でも、私は覚悟を決めました。
「言いたい奴には言わせておけばいい!
最終的に、家族が幸せになれば、いいんだから!
今、そんなことを気にして、躊躇している場合じゃない!
躊躇していたら、長引くに決まっている・・・。
幸せになる為に、今はみんなにお願いしよう!」
と、自分を振り立たせました。
そして、結果など考えずに、娘や息子を見守ってくれるように頭を下げてお願いしました。
もちろん、マンションの両隣りにもお話ししました。
そうすると、外でお逢いした時に、息子の様子や娘の様子を教えてくれました。
全ての解決にはならいなけど、何かあった時は息子のことを頼める所が出来たことは、私の心の大きなよりどころになったのです。
しかし、家庭の中の殺伐さは、日に日に酷くなるばかりでした。
続きは、次回です。
★息子の家庭内暴力に至るまでの家庭内環境&私の心の葛藤については、コチラをご覧ください。
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