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中学受験生の習い事はいつまで続けるべきか?
悩ましいですよね。
ちょっとくらい運動した方が良い息抜きになるのではないか?とか。
結論から言うと、成績によります。
その子が目指す、行きたい志望校を目指すクラスや成績帯に現在いるのであれば、習い事はそのまま続けていいと思います。ただ、学年が変わる時、
去年に比べて全然宿題が回らなくなってきた。
宿題のやり残しが多くなった。
時間が全然足りない!
成績が下がってきた。
過去記事でも書いたように3月、4月と塾や学校の新学年になってから、新しく始まる宿題の種類の把握、ボリューム、塾に行く日程や、どの曜日に何をやるかの勉強スケジュール、新学年のマンスリーテストの感覚に慣れるまでは、最初は多少、時間がかかりますから、ゴールデンウィーク辺りまでは慣れるまで待った方が良いです。
しかし、新学年が始まりゴールデンウィークを過ぎても、宿題が回ってないという事は、おそらくこの先も回るようにはなりませんから、そうなってしまう前にキツそうだな、これは無理そうだな、時間が全然足りてないな、と思ったら、早めに子供と相談して、優先順位をつけて、習い事は整理した方が良いです。習い事を整理すると家庭学習時間が増えますので、安心感と心の余裕が全然違います。
あと、一気に身長が伸びる成長期が来たら、習い事は辞めた方が良いです。成長期が来ると、とにかくめちゃくちゃ眠くなるので、普段より睡眠時間が必要になります。
それなのに運動系の習い事などで体力を奪われると、さらに眠くて勉強なんて全く手につかなくなります。さらに、睡眠がいつもより必要なのに、習い事の為に宿題が回らず、宿題を夜遅くまで解いて睡眠時間を削る羽目になると、塾の新規で習う分野の授業中もボーとして内容が頭に入らなくなります。
それならば、朝勉をやめて寝たり、習い事してる時間を宿題をやる時間や寝る時間にあてた方が良いです。
普通の人が中学受験をしながら、無理して最後まで習い事を続けながら受験したら、習い事も塾の勉強も、結局、どっちつかずになって、最後、受験結果で悔しい思いするだけです。
客観的に見たら、どうせ続けても、結局は6年で辞めるか、中学で部活に入って辞めることになるのだから、早く辞めたらいいのに、なぜか辞めない。辞めれない。
なんでなんだろう?と親御さんに理由を聞くと、子供が辞めたくないと言っている。勉強ばかりではしんどいので気分転換に少しは運動もしないと。
そういって、続けてみたが、結果、どちらにも集中せず、どっちも中途半端になってしまい、宿題がこなせず塾の成績やクラスが落ちたり、第一志望どころか、第二志望も第三志望もダメだったという人をこの数年、何人も見てきました。。。
1人に与えられる時間はみな平等ですし、時間は有限だからね。みんな限られた時間の中で精一杯、塾にしろ、習い事にしろ頑張っている訳なので、一点集中してる人に比べたら、時間的に分散したら、そりゃどちらも結果だせないよね。下のクラスだろうと上のクラスだろうと誰であろうと、そこは共通だと思います。
成績が落ちてる、全然宿題が回ってないのに習い事をダラダラと続けるのは、もはや親の判断ミスです。
一度下がった成績を後から挽回するのはものすごい労力と時間がいるし、クラスが低いまま固定してある一定の期間が過ぎてしまうと、並大抵なことでは上がらなくなります。
なぜなら、塾で下のクラスに行くほど、算数に限っては習える内容も異なり、教えてもらえる質や量がどんどん少なくなりますから、上のクラスに上げるには塾以外に、追加で塾で教えてもらえなかった箇所を教えてもらう必要が出てくる為、親が教えられないのなら塾以外のお金も時間もかかります。
成績が下がってしまった後、上のクラスに戻る事がどれだけ大変なのかを何も知らないし、わかってない小学生の子供の意見に流されてはいけません。
親は塾に何百万もお金をかけて、子供は3年間以上、何百時間も勉強に時間をかけて、友達と遊ぶことや見たいテレビや遊び、いろんなものを我慢して、みんな本気で受験に向き合ってるのに、成績が下がったり、宿題も終わらないなら、趣味の習い事なんてしてる場合じゃないですよ!そんなのは中学に入ってから、いくらでもやればいいんです。もうね、割り切り、超大事!
後で悲しい結果に親子で泣くくらいなら、早めに習い事は整理して、本気で塾の宿題と向き合った方が絶対いいです。
習い事を続けた為に受験が終わった後、小さな子供が第一志望や第二志望どころではなく、安全校だと思っていた志望校にすら、ことごとく落ちた事でショックを引きずり、ずっと泣いている。それを見ている親は何もしてあげることもできないのです。受かった私立中学校に入学したものの、高いお金を払って遠くまで通わせているのに、当の本人はこんな中学なんて本当は行きたくなかったと進学先の中学を前向きに捉えることができないで一年が過ぎ去った。そんな話もよくあるからです。
第一希望に受かったとしても、全然友達ができないとか、学校が合わないなど、そういう場合も、もちろんありますが、想定外なことが起こり、2月全落ちして行く予定のなかった一月校に行く事になったとか、思うような受験ができずに全然希望通りの結果にならなかった場合、さらにそこで友達ができなかったりすると、子供にとってはこんなはずじゃなかった、自分は本来、ここにいる人間じゃないのに、周りとは色んなレベルが合わない、など、色々理由を見つけやすいのでしょう。
知っている同級生でも、せっかく中学受験をして私立中学にいったのに、結果的に途中で辞めて公立中に転校して、再度、高校受験しなおしたというお子さんもいます。
それならば、つまずいた時、もしくはつまずく前に習い事をさっさと整理して、真剣に塾の勉強と全力で向き合った方が良いです。全ての時間をかけ、全力で挑んだ結果、多少思うような結果にならなかったとしても、全力で挑めただけ、挑めなかった時より良い結果なはずです。
運動は学校の休み時間や体育の時間、登下校の行き帰り、塾の行き帰りにやったらいいです。受験生なんだから、それで十分。小学校の休み時間にボール遊びしたり、追いかけっこしたり。登下校で友達としゃべりながら競走して走ったり、塾の行き帰りでも電車やバスの移動をあえて徒歩にして、運動不足解消の為、親子で走ってる子もいたし、うちも公共機関を使わず、友達と走ったり、歩きながら帰ってきたこともありました。
どうせ習い事は、6年になったら中学受験組は周りもみんな辞めるし、チームプレイの競技の場合は公立中学進学組の人しか途中からフル参加で真剣にはやれなくなるので、練習にフル参加できない中受組は、気まずい思いをすることになります。
うちも、チームプレイの必要な習い事をやっていたんですが、どちらが悪いわけでもないけど、やはり中学受験組と公立中学組では考え方や情熱度合いが違いすぎて、本当に色々大変でした。
練習にたまにしか参加できなくなると、人数も多く、チームレベルの高い習い事ならレギュラーから外されますし、ゼッケンの番号も下がりますし、コーチから冷たくされたり、周りから練習をサボるやる気のない人と見なされ、冷遇されるだろうし。
逆に人数が少ない習い事や、その子がチームの主戦力の場合は「君が来ないと人数足りなくて試合に参加できなくなる。」とか「お前が来ないせいで試合に負けただろ」とか「休むなよ。裏切るなよ」など周りの友人から変なプレッシャーをかけられたりする場合も。
親同士でも受験組の子達はきっといつかは辞めるだろうとわかっていながらも、「え、まだ辞めないよね?」「もうちょっと続けようよー」「◯くんが抜けるとチームとして痛いよー」「上手になってきたのに今辞めるのはもったいなくない?」「人数足りなくなったら試合出れずに子供達が可哀想」など悪気なく、辞めるのを先延ばしにするよう言われたりする事もあるでしょう。
チームプレイが必要な競技の場合、近所でやってる事が多いので、隣の他校の親の場合もありますが、同じ小学校の親も沢山いるので、なかなかむげにもできないですしね。
サッカーやバスケ、野球などチームプレイを重んじる競技の場合、「親も子も真剣に練習して上達し、試合に勝って上を目指したい。できたら中学でも同じ部活に入って欲しいし、高校はスポーツ推薦も考えている」という人を含むような真剣な公立中学組と、「メインは受験!習い事は運動不足解消程度でヨシ!」というゆるゆるな中受組はそもそも習い事に対する価値観や考え方、熱量が親も子も全然、違うのです。
公立組の人は中受組の人がどれだけ塾にお金がかかってるか、どれだけ塾で高度な難しい内容をやっているのか、どんなに宿題量が多くて日々の生活が大変か、子供達が成績によるクラス昇降にどれだけプレッシャーを感じて真剣に向き合っているのかを全然知らない訳です。
小学校時代に、公立組の人に驚かれた事があります。公立組の人は中学受験の内容を全く知らないので、少し中学の内容の先取りもしてるのかな?程度に思っていたそうですが、まさか理社が高校の内容まで食い込んでいるとか、国語が大学受験並みの長文読解であるとか、算数は学校では習わない特殊な内容で、東大生も解けないような超難問題をやっている、など全く知らなかった訳です。小6の子供が1年間でダンボール10箱分ものテキストを勉強しているなんて全く夢にも思ってないのです。
公立組の家庭では、小学生の子供は早く寝て、学校の宿題をやり、友達と遊んでるか、習い事を一生懸命に頑張っている生活が普通で、彼らにとっては受験などまだまだ遠い先の話なのです。そして、彼らが受験する高校受験の時は、全員部活を引退して中3は真剣に受験に集中しますからね。
そして、そういう集団のチームプレイな習い事って、親も熱心で熱い場合が多くて、遠くまで試合や合宿について行ったり、習い事以外の日も親子で自主練していたり、親もスコアを付けたり、会場整備や荷物の運搬、練習時は親がコーチの補助として教えたり、メインのコーチへの連絡やフォローなど、親の手伝いも多かったりするので、子供がたまにしか参加しない場合、子供だけでなく、親まで「あの子の親はいつも手伝いに来ない」と陰で言われたりしているのです。
とにかくトラブルに発展しやすいです。自分は直接的に言われてないとしても、他の同じ立場の人が何か言われている話を聞くだけで、明日は我が身です。
でも、中受親からすると「子供がたまにしか参加できないので、親も子供が参加するときはもちろん手伝うけど、子供がほとんど参加してないのに親だけ、フル参加してる子の親と同じくらい手伝う必要があるの?子供の参加率と親の手伝い率はせめて同じ比率にして欲しい」と思ったり。もうね、永遠に公立組と中受組は意見が合わない交わらない平行線なんですよ。
そうこうしてるうちに1人また1人と中受組はひっそりと抜けていき、高学年では親も役員を兼任していたりするので、その引き継ぎを残る人にしてもらう事になり、最後に残れば残るほど辞めづらくなります。学年が上がるほどに宿題も忙しくなってきて、本人も思うように習い事の練習もできなければ、勉強も満足にやれず、どちらのモチベーションも保てなくなります。
スパッと、辞めた人に対しては諦めがつくので、チームの人ももう何も言わないけど、細々とたまに参加というのが、案外、1番被害を受けやすいのかも。子供は無邪気にたまに友達とはしゃぎながらやれる運動を楽しんでいても、親の方が大変かもしれませんね。
そういう点では、親の協力や役員がなく、休んでも突然辞めても周りに迷惑にならないような、チームプレイではない、水泳とかピアノ、書道、絵画などの個人競技の方がマイペースにできると思います。というわけで、細々と続けるなら、個人競技がおすすめ。

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