みなさんこんにちは。今日の話題です。
昨年10月から放送がはじまった、NHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」。
長崎・五島列島とともに、おらが街・東大阪がその舞台になっている作品です。
このドラマ、気づいたこと、印象的だったことなどを毎週、取り上げて述べてみようという企みを第1週からお送りしています。
先週は、第15週「決断の時」前後編↑
読売大阪朝刊特別版「よみほっと」2023(令和5)年1月15日付け 7面より。
それでは、第16週「母と私の挑戦(1月16日〜20日放送)」を振り返ることにいたします。


その舞に、なんと手分けして飛び込み営業をするのだと。早速、舞は難題にぶち当たります。
舞が訪問したのは、10年以上取り引きのある「カワチ鋲螺(びょうら)」という商社。担当者に、なんでもやります!と伝えるのですが…
しかしよくよく考えてみますと、舞には社会人経験は皆無でした。観ている方も、これは大丈夫なんか?と思うのですが…

逆に、相手方から説諭されることに。
仕方が無いとは言えども、信用金庫から貰えた融資返済の猶予は、半年間。
ただ、右奥からその話しを聞いていた、個人企業時代から岩倉を支えるベテラン職人・笠巻(古舘寛治さん)の姿が、印象に残りました。
先週の記事でも触れたのですが、笠巻は、ああせえこうせえ、というのでは決してなく、あくまで相手の立場を慮り、最良の選択が出来るように導いてくれるというスタンスの人物。
寡黙な笠巻だからこそ、その発言には重みがあることを十二分に、自身でも察しているのかもな、と感じたシーンでした。第15週より。
浩太や、創業者の浩太の父(劇中未登場)以来信頼関係はさることながら、仕事に対する高い意識や、目標を共有して来たからではないか。
それは、生前の浩太が良く口にしていたこの言葉に、凝縮されているようにも思えます。
劇中では、そのあたりさらっと触れられる程度ですが、気になるところでもあります。話しが逸れましたが、第3週より。

これは、わたしも勉強になりました。ねじを取り扱うドラマですので、なおのこと。
そうなると、一度決めたこと、取り組みはじめたことには、これまでものすごい集中力を発揮して来た舞のこと。短期間で専門的知識を吸収して行くのは、見ていて感嘆した次第です。

ところが、これが良い調子!やはり、適応力と応用力の高い舞ならではやなあ、と感じたのですが…
いま、お願い出来る仕事はない、と断られてしまいます。

それでも、必死に頭を下げて食い下がる舞の姿に、担当者の森本(森本竜一さん)がこのひと言。

そう言われれば、思い出しました。
舞が幼少の頃、同じように工場が苦境に陥った時、父の浩太が森本さんに幾度も頼み込んで、
受注出来た仕事で、工場は経営危機を脱することが出来たのでした。第3週より。
ただし、見積りはねじの図面を渡されて、まずは試作品を拵えねばなりません。それが出来るのは亡き浩太と、すでに退職している結城(葵揚さん)のみだという、あらたな問題が。
結城は、18歳に個人工場から岩倉を支えて来た腕利きの職人。舞を幼少から知る人物です。
一流の職人に育ててくれた浩太に大変な恩義を感じながら、生活のために止むなく同業他社へと転じた描写がありました。第13週より。
結城は、会社に残った尾藤(中村凛太郎さん)に後継の設計担当を託していたのですが…なんと、うまく行かず。
次回に続きます。
今日はこんなところです。