みなさんこんにちは。前回からの続きです。
昨年10月から放送がはじまった、NHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」。
長崎・五島列島とともに、おらが街・東大阪がその舞台になっている作品です。「イオン鴻池店(市内鴻池町)」にて。
このドラマ、気づいたこと、印象的だったことなどを毎週、取り上げて述べてみようという企みを第1週からお送りしています。
https://ameblo.jp/kyle-of-lochalsh/entry-12783782355.html
今日は、第15週「決断の時」編まとめを前後半に分けてお送りしています。前編はこちら↑
読売大阪朝刊特別版「よみほっと」2023(令和5)年1月8日付け 7面より。
それでは、先週第15週「決断の時」後編です。
工場を大規模拡大した直後に「リーマンショック」のあおりを受け、経営危機に陥った、特殊ねじを製造する「株式会社IWAKURA」。
その大黒柱だった、社長の浩太(高橋克典さん)を突然に喪い、主人公・岩倉舞(福原遥さん)と母・めぐみ(永作博美さん)は、今後の工場の処遇に迫られます。

再建に当たり、取り引きしている信用金庫から融資の返済を半年待つ代わりに、リストラを含めた抜本的な事業計画を求められためぐみ。
浩太が決してしなかった、リストラを敢行することに。苦渋の策だったに違いありません。
ただ、その再就職先を探してから、というのには、社員を家族同様に大切にしていた、浩太へのせめてもの思いを汲んでのことだったのだろう、と感じます。つらい展開が続くのですが…

工場の再建のため、このようにめぐみと奔走していた舞ですが、ついに、舞自身にも別れが訪れます。

航空学校で同期、交際していた柏木(Snow Man・目黒蓮さん)が、ちゃんと話しをしたいと東大阪へやって来たのでした。

舞は、内定していた「ハカタエアライン」から採用を一年延期すると、通告されている身。やはり、リーマンショックの影響でした。
それからしばらくも、柏木君とは電話でやり取りしていた描写があったのですが…

めぐみに、こう告げる舞。
「旅客機のパイロットになる」という、同じ目標で繋がっていたふたりにとっては、否応なく決定的に、現実は違ってしまっていました。
ただ、柏木君は…「人間としての岩倉舞」というより「ともにパイロットを目指す岩倉舞」に恋していたような気がして、なりません。
方向性の違いは如何ともし難いのでしょうが、柏木君に、もう少し広い視野や度量があれば、とも感じます。複雑な心境になります。
そして、その柏木君と苦楽をともにした帯広・航空学校時代の、大河内教官(吉川晃司さん)のこの言葉を思い出しました。
退学を余儀なくされた、同期の水島君(佐野弘樹さん)を慮る言葉ですが、まさに舞がいま、その状況に立っているのではと。第11週より。
ついに、パイロットへの道を「自らの意思」で封じた舞。めぐみとともに「IWAKURA」再生に臨むことになる、というところで、当週はおしまい。
舞の夢が、自身を空への憧れを導いてくれた、父の抱いていた夢を叶える、というものに変わった、この週でした。
ただ、次週も波乱の展開になりそうです。
兄・悠人(関ジャニ∞・横山裕さん)が、なんとも不穏な提案、ですが。
今日はこんなところです。