みなさんこんにちは。今日の話題です。
南北交通網が極めて脆弱な東部大阪地域の、まさにそのど真ん中を貫くモノレール延伸事業。
地元民としては、期待が膨らむ計画です。
先月のこの記事に引き続き、工事が本格化した市内の延伸予定区間を、定点観測の意味合いで探索しようというシリーズ。
グーグル地図より。
今回は、延伸予定区間(↓)の南端にあたる「仮称・瓜生堂駅(うりゅうどうえき、同東大阪市)」周辺(○)の様子を探索した様子をお送りしたいと思います。
先日のこと。先ほどの○で記した「仮称・瓜生堂駅」予定地にやって来ました。
南北に走る高々架は「近畿自動車道」、地上には「大阪中央環状線(中環)」。
モノレール開業に合わせて、近鉄側でもここに新駅を建設、モノレール新駅と接続する予定になっています。

さて、思い切り地元の話しで恐縮ですが…
この近畿道・中環と近鉄電車が直交する瓜生堂というと、この「ニトリモール東大阪」です。
生活圏内ですので、度々お世話になっているのですが、広大な敷地にはもともと「近鉄玉川工場」が昭和50年代までありました。
閉鎖後は近鉄系列のショッピングモールが新設されたのですが、これも不振で、閉鎖された後に出来たものです。余談でした。

それでは、本題の「仮称・瓜生堂駅」についてです。南北に走る中環と、高々架の近畿道の間に延びる細長い遊休地に、モノレールと新駅が設置されることになっています。

中環南行きの車線を渡り、中洲様になっている
駅建設予定地へ。計画では、いまいる真上を通り、近鉄高架に少し跨がるような形で、新駅が出来るようですが…


クルマや電車から目立つ、延伸区間に新設される予定の、駅イメージパースがありました。
これは、自ずからムードが高まります。
延伸予定区間は8.9km、計画当初は4駅を新設。
2029(令和11)年に開業予定です。
いずれも、大阪近郊を東西に走る既存の鉄道と南北に延びるモノレールが接続を図ることになるので、各路線沿線からの利便性が飛躍的に向上するのでは、と期待されています。ここまで出典①。
さらに、「ららぽーと」や「コストコ」がオープンすることになった門真・松生町(まつおちょう)付近にも昨年、これらへ最寄りの新駅建設が追加で決まりました。都合、5つの新駅が一気に開業することになります。
ところで、冒頭でも触れましたが、大阪近郊の鉄道網というのは、東西方向には放射状に充実しているものの、市内各ターミナルからその東西方向に延びる鉄道路線を南北方向に接続するものというのは、相当に数が限られています。
さらに「JRおおさか東線」も数少ないそれに該当します。新大阪にて。
「おおさか東線」の全通で、南北軸の移動は便利にはなったのですが、路線自体は大阪市内からさほど離れていないので、それよりも広域的な南北軸の移動となると、本項で述べている「大阪モノレール南進」が、大きな効果を発揮しそうです。
↓大阪モノレール南進区間、←おおさか東線、←今里筋線。出典②。
次回に続きます。
今日はこんなところです。
(出典①「大阪モノレール延伸事業」大阪モノレールホームページ)
(出典②「スルッとKANSAI」2dayパスご利用エリアマップ スルッとKANSAIホームページ)