さらば!大阪環状線のオレンジ201系が引退 後編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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(ヤフーブログ 2019年6月8日アップ分)

 

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

 

 

朝日大阪夕刊 令和元(2019)年6月7日付け 1面より。

 

昨日(6月7日)、「大阪環状線」から引退した、オレンジ色の「201系電車」についての話題をお送りしています。

最後の列車は「普通 京橋ゆき」として運行されたとのこと。

 

 

この駅で、14年あまりにわたった「大阪環状線」での営業運転は終了。

この後、大勢のギャラリーに見送られ、駅に近い車両基地へ回送されて行きました。しかし、すごい人出だったことに驚きます。

 

 

さて、前回の記事でも触れたのですが、もともと「環状線の顔」として長年活躍していた「103系」という電車を徐々に置き換えることで、主力の存在となって行った頃のショットがこの頃、10年ほど前からのことでした。

つい数年前まで、こういった光景は当たり前のものだったのですが…

 

 

 

平成28(2016)年12月、環状線にこの「323系」という最新型の車両が導入されました。新今宮(同浪速区)にて。

 

「環状線専用の新型車両」としては40数年ぶりの投入(今項で取り上げている「環状線のオレンジ201系」は他路線から転入したもの)ということで、最新の車内設備とともに大変話題になり、次々と投入がはじまりましたが、登場の際には、大阪では大変な話題になりました。

 

こちらもどうぞ↓

当ブログ

「ついにデビュー!大阪環状線に新型車両323系が登場 前編」(2016年12月24日アップ)

https://ameblo.jp/kyle-of-lochalsh/entry-12477830552.html

 

「ついにデビュー!大阪環状線に新型車両323系が登場 後編」(2016年12月25日アップ)

https://ameblo.jp/kyle-of-lochalsh/entry-12477830631.html

 

 

そういったことでここ数年ほどは、「201系」や一世代前の「103系」、そして最新型「323系」との並びが多く見られるという、いわゆる過渡期だったのですが、今年に入って「323系」の導入計画がすべて完了したこともあり、「201系」は今回の引退に至ったという次第です。

この引退で、環状線では50年以上に渡って親しまれた「オレンジ一色」の電車、そして旧・国鉄時代から使用されている車両がすべて姿を消すことになりました。

 

6月8日以降は「環状線専用」の車両はすべて「323系」に統一されるとともに、同線で走る車両がすべて3扉車に揃えられたということで、環状線の一部の駅ではホームドアの設置工事が段階的に進められているなど、車両ともども大きな変化の時を迎えようとしている「環状線」です。

 

 

ところで「環状線」からは姿を消すこの「201系」ですが、「天王寺駅」などで接続している「大和路線」や、今春に「新大阪駅」まで全線開業した「おおさか東線」では、まだまだ主力車両として運行されています。

 

 

 

これらの路線への新型車両導入の計画はいまのところないので、当分の間は旧・国鉄時代から活躍するこの「201系」電車はまだまだ安泰のようです。

 

 

話しは変わりまして、伝統的にJR西日本では、比較的車歴の古い車両でも、車両内外を大きく改装するという「体質改善工事」を行うことで、長年に渡ってそれを使用するということを行って来ました。

 

そういった事情もあり、首都圏では相当の以前に姿を消した、その「201系」より一世代前に登場した、この「103系」という電車の姿も数年前までは、大阪市内でも日常的に見られることが出来ました。放出駅(はなてんえき、大阪市鶴見区)にて。

 

 

ウグイス色の塗装をまとったこの「103系」は、「大和路線」や「おおさか東線」で運用されていたものです。こちらは、先ほど取り上げた環状線の最新型車両「323系」の導入で余剰となった「201系」の「大和路線」「おおさか東線」への移籍によって、昨年(平成30年)の1月で姿を消しました。新今宮駅(同浪速区)にて。

 

 

そして、その「天王寺駅」を発着する「阪和線(はんわせん)」も、つい最近までは「103系」の天国と言えるものでした。浅香(堺市堺区)にて。

 

 

路線が比較的長い距離であり、「山手線に新製投入された初期車がつい最近まで現役で存在していた」など、さまざまな経歴を持つ「103系」が活躍していたことで趣味的には興味深いものがあったのですが、この「阪和線」の「103系」も、平成29(2017)年までその活躍を見ることが出来ました。

 

本題からは少し外れましたが、今回の「環状線」然り「阪和線」然り、長年旧・国鉄時代の車両が主力だった路線に、ここ数年で急激に新型車両の導入が進められ、一気にその顔ぶれが変貌したという事実には、沿線で見ている者としては驚きを禁じ得ないものです。


はたまた他の路線でも、また同じように新型車両の導入があるのか、そして車両の顔ぶれが一気に変わってしまうのか…などと、興味は尽きないところでもあります。

 

 

ともかくは、14年余りに渡って「環状線の主役」を務めて来た「オレンジ201系」に感謝と敬意を表したいと思います。

長い間本当にお疲れさまでした。

 

今日はこんなところです。