筋肉少女帯「ナゴム コレクション」
筋肉少女帯のナゴム時代の音源が、タイトルを変えて再発しました。
筋肉少女帯「ナゴムコレクション」(2006年)です。
以前出ていたCDも持っていましたが、ボーナストラックがすごくて、買ってしまいました。
以前のモノ、筋肉少女帯「ナゴム全曲集」(1990年)です。
このCD、「ナゴム全曲集」といいつつも、ドリフターズサイドからのクレームにより、「ドリフター」「高木ブー伝説」は収録してませんでした。
ナゴム、ナゴムといってますが、ナゴムというのは、自主製作レーベルの名前です。ナゴムレコード。
1982年に”有頂天”のケラリーノ・サンドロビッチさんと、”東京タワーズ”のメンバー3人、が作った自主レーベルです。
当時、東京の自主レーベルのシーンでは、ハードな音が主流だったそうですが、ハードな音じゃない、ポップな音のレコードを出したいということで、”和む”=ナゴムレコードと名付けたらしいです。東京タワーズのメンバーの3人は、意見が違ってきたため、だんだん離れていって、結局、ケラさんの個人レーベルになってしまいました。
80枚近いレコード、ビデオ、CDを出して、ナゴムレコードを閉じたのが1989年。
ナゴムレコードからは、その後、有名になる人もレコードを出していて、”有頂天”はもちろん、”筋肉少女帯”、電気グルーヴの前身”人生”、”たま”、”カステラ”、NHKの「プロジェクトX」のナレーションで有名になった田口トモロヲがいた”ばちかぶり”、漫画家になった中尊寺ゆつこがいた”ロシアバレエ団”。
そのナゴムレコードから出した、筋肉少女帯のレコードは、全部で3枚です。
今回の「ナゴムコレクション」にも、”ドリフター”は入ってませんでした。”高木ブー伝説”は、高木ブーさんの許可が下りて、CDが出ていたので、これにも、もちろん入っています。それに、ナゴムのオムニバスアルバム「あつまり」に入っている3曲も入ってて、お得ですね。ついでに、ビデオも入ってれば良かったのに、と思ってしまいました。
すごいのは、ボーナストラック。30分入ってます!ベースの内田雄一郎さん秘蔵の”ナゴム時代のデモ音源とライブ音源”が8曲です。
”いくじなし”の1987年のライブが、個人的に最高です。
空手バカボンの”パヤパヤ”の筋少バージョンのライブも入っています。アルバム「80年代の筋肉少女帯」にも、空バカの”大もうけバカボン”が入ってて驚きましたが、これ、訳わかんなくて凄い(笑)。
1982年の曲作り中の録音の”肉の王者”。しゃべりが、妙にコントチックなんですけど(笑)。
"WEBダ・ヴィンチ”に連載している、オーケンのコラムでの、「ナゴムコレクション」の自己解説です。
http://web-davinci.jp/contents/four_channel/contents/ohtsuki_index.php
オーケンが、↑の解説で書いている”あの曲”、オーケンは、”フジワラ”を”ミネシ”と勘違いした、と書いてますけど、私には、”フジワラ”じゃなくて、”イシカワ・ミネヨシ”に聞こえます。
窓から
暑い。寝苦しい夜が続いています。ということで、涼しくなる話をひとつ。
私の叔母から、もう、十数年前に聞いた話です。
叔母が、夜中、目が覚めて、トイレに行きたくなったそうなんですね。
叔母の部屋から、トイレへ行くには、居間を通っていくんですが、その日は、月が出ていたみたいで、居間の窓から差し込む月影が、居間の床に四角く映っていたそうです。
用を済まして、居間へ戻ってきました。当然、居間の床には、四角い月影が差し込んでいますが、その月影に、胸から上の人影が、映っていたそうです。
叔母は、エッ!と思って、窓を見ましたが、既に誰もいなくて。それで、窓に近づいて、外を見たそうですが、外にも誰もいなかったそうです。
ここで、説明しておくと、叔母の家というのは、丘の中腹に建っています。そして、その窓というのは、狭い道路に面しているんですが、丘の関係で、窓から地面まで、3-4mあるんですね。、しかも、外壁は、コンクリートの壁なので、素手じゃ登れないんですよ。はしごを架けないと、その窓まで、上がって来れない位置にあるんですね。
窓の外には、はしご等、台みたいな物もなくて。道路にも人影がなくて。月が出ていたので、それがよく分かったらしいんですけど。
叔母が、人影を見て、窓から外を見る間、数秒です。その間に、はしごを降りて、それをどこかに隠して、自分も隠れるなんて出来ないしね、隠れる場所もないし、変な物音も聞こえなかったし、あの人影は、なんだったんだろう?と叔母は言ってましたけど。
叔母は、たまに見る人です。
EBERHARD WEBER「THE COLOURS OF CHLOE」
好きなジャケット、EBERHARD WEBER「THE COLOURS OF CHLOE」(1974年)です。
エバーハルド・ヴェーバーさんは、ドイツのジャズ・ベーシストで、このアルバムは、ドイツのレーベル”ECM”から出ています。
このジャケットは、彼の奥さんのMAJA WEBERさんが描いたものです。彼のアルバムは、ほとんど彼女が描いています。薔薇の茂みの前で、家族全員そろって記念写真を撮っている、という絵。まぁ、それだけなんですけど、好きなんですよ。
実は、このアルバムを買ったとき、本当は、彼の別のアルバムを買うつもりだったんですが、横の棚にあった、このジャケットに惹かれて、このアルバムを買ってしまいました。
音の方は、いわゆる、”ジャズ”ぽくなくて、ジャズ・ロックといっていいですね。モコモコうねってます。イマジネイティヴで、グルーヴィーで。ECMですから、どこまでも、静かで、広がっていく感じ。鍵盤のライナー・ブリューニングハウスさんが良くて。
ヴェーバーさんが、最近アルバムを出したのは、2000年でしたけど、これも良かったですね。
ZABADAK「IKON」
好きなCD、ZABADAK「IKON」(2000年)です。
ザバダックは、1985年結成のバンドで、当初、3人いたメンバーも次々抜けていって、1994年からは、吉良知彦さんのソロユニットとなっています。
元々、男女ツインヴォーカルのバンドだったのですが、一人になってからも、ゲストとして、女性ヴォーカルを迎えて作っていたりするので、どうなんだろ?という感じなんですけど(笑)。
このCDは、一人になってからの盤です。一人になってからの盤は、地味めなものが多かったんですが、このCDは、聴いて驚きました。
鈴木光司さんの小説「楽園」にインスパイアされた音楽だそうです。
このCDで、個人的に好きな曲は、3部構成になっている、13分強の「遠い旅の記憶」です。
8-9-8-12と、木琴の刻むリズムの上を、メロトロン風なシンセ、エレキギターが、泣きのメロディを奏でていく、冒頭の2分くらいまでの音で、もう琴線を掻き鳴らされっぱなしです。
あとは、もうため息をつくだけですね。
こんな曲を書いたりするから、ZABADAKも目が離せないですね。とは言っても、全部持ってないですけどね(笑)。
ここ で(部分的に)試聴できます。ただ、「遠い旅の記憶」は、冒頭の部分じゃなくて、ヴォーカル部分が試聴パートになっています。
横関敦「DINOSAUR」
好きなCDです。
横関敦「DINOSAUR」(1989年)です。
彼には、”ジェットフィンガー ”っていう愛称があります。愛称から分かるように、ギターの速弾きが有名な人です。
”ブロンクス”という、彼のバンドをやってる間も、ソロアルバムを何枚か出していますけど、1987年に解散したあと、筋肉少女帯に(ゲスト扱いで)加入して、2nd「シスター・ストロベリィ」(1989年)でギターを弾いています。ゲスト扱いとは言っても、ライブにも普通に出ていて(「80年代の筋肉少女帯」参照)、 キーボーディストの三柴”エディ”江戸蔵さんと意気投合して、2人して、筋肉少女帯を抜けてしまいます。その後、二人で作ったのがこのアルバムです。
このアルバムは、インスト3部作の1作目で、「SEA OF JOY」(1990年)、「EMPTINESS」(1994年)と続く、コンセプトアルバムの幕開けです。
恐竜の誕生から滅亡。その後の生物の盛衰。人類の誕生から、現在。現在を経て、未来へ。宇宙へ飛び出した人類。という地球上の生物の営みを、3枚のアルバム表したものです。サブタイトルが、”9億年後の記憶”ですから。
音の方は、とにかく、ジェットフィンガーさんとエディさんのからみがすごいんですね。
メタルというより、アル・ディメオラみたいな、フュージョンな匂いも。ドラムがそうる透さんで、こっちも叩きまくりで(笑)。
このアルバムでは、恐竜の誕生から絶滅までを描いています。
アルバム収録曲
当時、エディ&ジェットフィンガーの組み合わせで色々やってて、そっちも面白いですね。
例えば、大西結花さんの「レジスタンス」(1989年)では、
”エディ”&”ジェットフィンガー”+ヴォーカル以外の”リンドバーグ”+諸田コウ+塩野啓一(ザ蟹:エディとのユニット)という濃いメンバーでバックをやってます。





