安東ウメ子「ウポポ サンケ」
好きなんですよね。このジャケット写真。
安東ウメ子「ウポポ サンケ」(2003年)です。
安東ウメ子さんは、1932年北海道生まれ。2004年没。アイヌ文化の保存活動や、アイヌ語講師としての活動のほか、音楽活動も行っていて、CDも出しています。
ジャケットの写真は、アイヌの衣装を着た安東ウメ子さんと、スーツを着た尾関昇さん。
尾関昇さんは、1924年北海道生まれ。2004年没。尾関昇 さんも、アイヌ文化の保存活動や、アイヌ語講師としての活動を行っていました。
立ち姿がかっこいいんですよ、お二人とも。
アイヌ音楽ですから、当然アイヌ語で歌われてます。収録されているのは、子供の遊び歌や、お祭りの踊り歌や、仕事の歌等です。アルバム名の「ウポポ サンケ」とは、アイヌ語で、”歌を(中から)出す”という意味で、体の中から歌が出てくる、という事です。
安東さんは、ムックリとウポポ(歌)を演奏しています。
ムックリはこれ
。
薄い竹の板に切込みを入れて、それをヒモで引っぱって、音を出します。youtubeの映像 。
それにトンコリ奏者のOKI(加納沖)さんがトンコリで参加しています。トンコリはアイヌの琴ですね。これ
です。
短いフレーズを繰り返していくことが多いですね。反復されるシンプルな演奏に、意図的にずらした、安東さんのウポポが、気持ちいいですね。好きなヴォーカルです。
OKIさんのトンコリもいい音で。琴というより、竪琴ぽい音です。
ジャケットの尾関さんも、合いの手で参加しておられます。いやぁ~渋い声です。
別な試聴サイト(real playerを聴けない人、どうぞ)
このCDでは、よりポップな演奏になっていて、初めて聴いたときは、”(以前のCDに比べて)ポップだなぁ~”と思ってたんですが、何回か聴いてるうちに気にならなくなって、今では、これくらいポップなのもいいなぁ(笑)と思ってます。聴きやすいけど、ポップスではない、ギリギリですね。
演奏は、沖縄だったり、レゲエだったり、キューバだったり、色んな音楽が、薄く混ぜてあるんですよね。その中にあっても、安東さんのヴォーカルは気持ちよくて。このCDリリース後、安東さんは、他界されたので、遺作となってしまいました。
この「ウポポサンケ」の個人的所感としては、誤解を招きそうですが、シンプルなサード・イヤー・バンド(笑)。ホントにそう思ってるんですけど、どうなんでしょうか(笑)。
彼女のCDを初めて聴いたのは偶然で、正直、特別アイヌに興味があったわけではなく、”ジャケ買い”というか”名前買い”をしたんですよね。
4-5年前、当時住んでいた家の近所に、新しく古本屋がオープンしたんですね。チェーン店の古本屋だったんですが、商店街の中の、閉店していた店の1階部分を、そのまま使って営業してました。だから、こじんまりとしたお店で、以前のお店そのままに、トイレが水洗式ではなかったですね(笑)。
その店の中に、中古CDコーナーもこじんまりとあって(笑)。そのCD棚を見ているうちに、「安東ウメ子」という名前を見つけたんですね。誰?って思って(笑)、取り出してCDのジャケットを見ても、何も情報は書いてないんですよ。
その古本屋は試聴できない店だったんですが、どうも気になってしまって。値段が安いこともあって(確か5~600円だったと思う)買ってしまいました。
それで、家へ帰って音を聴いて、更に、アタマの中は”?”印で(笑)。名前を見ると日本人だし、どこの方言だろう?と。CDのブックレットに書いてあった安東さんの略歴を見て、「アイヌの音楽なんだ」と、やっと分かりました。
艶出しB賞! と ♪夢占いぃ~
先月は、栗田さんの番組の川柳コーナーで”艶消しA賞”を頂きましたが、今回は”艶出しB賞”を頂きました!
こんなに幸運が続くと、埋め合わせのために、今後、運勢が悪くなるかも…(笑)。ドリームジャンボ宝くじ買ったのにぃ~(笑)!
それと別に、栗田さんの番組に「マドモアゼル・ワイの夢占い」(笑)という夢占いのコーナーがあるんですが(”マドモアゼル愛”さんのパロディです 笑)、私が投稿していた夢が、川柳で賞を頂いた同じ日に紹介されてました。
私が送ったのは、こんな夢でした…。
………… … … … … … …
そのうちに自宅の前まで来たので、私は散歩をやめて家の中へ入りました。喪服の女性は、そのまま、道路をフラフラ歩いていきます。
次の瞬間、「わ!寝てしまった!」と目を覚ましました。何気なく、寝たまま、首を左に向けると、50cmほどの高さに、焼け焦げた人骨が積み上がっています。
MIKE KENEALLY&BEER FOR DOLPHINS「DANCING」
MIKE KENEALLY&BEER FOR DOLPHINS「DANCING」(2001年)です。
マイク・ケネリーさんは、1961年米国生まれ。1987年にフランク・ザッパさんのツアー・メンバーになって、有名になります。ザッパさんのバンド解散後、1992年にソロ・デビューします。
このアルバムは、”マイク・ケネリー&ビア・フォー・ドルフィンズ”名義ですが、”ビア・フォー・ドルフィンズ”とは、マイクさんのバンド名で、実質ソロアルバムです。
ザッパ・バンドの同僚でもあった、スティーヴ・ヴァイさんのレーベルから世界発売されたアルバムでもあります。マイクさんは、ヴァイさんのツアー・メンバーでもありましたしね。
マイクさんは、基本的に、ザッパさんのバンドにいたくらいなので、ザッパさんの影響が強い人なんですけど、このアルバムでは、よりポップな歌物アルバムになっています。簡単に言うと、フランク・ザッパ+カンタベリー+ジェントルジャイアントですね。
マイクさんのギターは、ザッパさんの音そっくりです。そして、マイクさんは、元ザッパ・バンドの”スタント・ギタリスト”の一人なので、”馬鹿(テク)兄弟”の一人(笑)です。やっぱり、ザッパさんと言えばコレ!というような、木琴の音が象徴的ですね。
一聴すると、ポップなメロディなんですが、よく聴くと、変なこと(笑)を色々やってるジェントルジャイアント風味。しかも、そのポップさ加減がカンタベリーで。鼻歌をメロディにのっけたみたいな、あの感覚ですね。不思議ポップス。このアルバムは、基本的に歌物なので、あまり変なことはしてないんですよ(笑)。それでも、にじみ出てくる変な感じ(笑)。
スイスの「アイランド」を思い切り脳天気にしたという感じもありますね(笑)。チェンバー・ロック風味に関しては、フランク・ザッパ+カンタベリーな匂いが漂ってきます。面白いです。
マイクさんのプロフィールを見ると、ジェントルジャイアントのファンだそうで、納得!です。
喜納昌吉&チャンプルーズ「火神」
チャンプルーズは、これ一枚しか持ってないんですが…。
喜納昌吉&チャンプルーズ「火神(ひぬかん)」(1994年)です。
喜納昌吉(きな・しょうきち)さんは、1948年沖縄生まれ。”喜納昌吉&チャンプルーズ”として、1977年デビュー。
太陽の光輪に包まれた、喜納さんを写したジャケット写真。
実は、このアルバムは、”すべての人の心に花を”が再録音してあったので、買ったんですけどね(笑)。
1曲目、”滝落し”がすごいです。あの琉球民謡の”滝落し”をロックにした曲。でも、ロックとはいっても、チャンプルーズのロックですから、民謡ぽいんですけどね(笑)。アルバム中、インストはこの曲だけです。8分強の作品です。
”火神”もロックですね。同じ節回しが延々と続く曲なんですが、迫力があって。雄大さと力強さを感じますね。
”滝落し”みたいに、民謡をアレンジした曲も数曲ありますが。大半はオリジナル曲です。
喜納さんの声が力強くて、アルバム全体的に、力強い作品です。特にアルバム前半。力強い曲は、ハードロック!ですね。生命力にあふれて、ノリがいい、あの琉球のリズムとからまって。お祭りというか。
逆に、アルバム後半は静かな曲が続きます。静かな曲では、フルートの音が印象的です。深いエコーがかかって、夜の海という感じです。
ネットを見てると、この盤について、プログレだ、という意見をよく見ます。人それぞれ、色んな見方があるでしょうから。
私は、プログレ云々というより、日本のイメージをロックにした感じですね。曖昧ですけどね(笑)。ファー・イースト・ファミリー・バンドに近い感触かもしれませんね(←やっぱりプログレ? 笑)
