CARAVAN「LIVE」
CARAVAN「LIVE」(1993年)です。
キャラヴァンは、1967年、英国で結成。1969年デビュー。カンタベリー・サウンドの源流のひとつですね。
ワイルド・フラワーズ解散後、ソフトマシーンとキャラヴァンに分かれてしまったわけですが、そこは、そこ。お互い幼馴染の間柄ですから、くっついたり離れたりして(笑)
このアルバムは、1982年に解散した後、1990年7月24日に、一時的に再結成して行ったライヴの模様です。この後、またしばらく活動停止するんですけどね(笑)。再結成後のキャラヴァンには、リチャード・シンクレアさんはいませんでしたしね。このライヴは、やっぱり特別な編成ですよ。
このライヴは、テレビ番組用に録画されていたので、2001年にDVDも発売されてて、ライヴ映像を見る事が出来ます。1曲カットされてますけどね(爆)。
このDVD(のシリーズ)は、ジャケット絵が、ロジャー・ディーンさんなんですよ。いいですよね~。
メンバーは、オリジナル・メンバーですね。「グレイとピンクの地」までの。もちろん、オールタイム・ゲストのジミー・ヘイスティング(Jimmy Hastings)さんも、サックス・フルートで参加されています。
収録曲も豪華ですよ。ベストですね。曲名を出しておきますが、
・Headloss
・Videos of Hollywood
・Nine feet underground
・If I could do it all over again
・Winter wine
・In the land of grey and pink
・For Richard
↑もう、笑うしかない!くらいの選曲ですよね(笑)。
このライヴでの”Videos of Hollywood”の映像
個人的には、”ウィンター・ワイン”が収録されていて、ものすごくうれしい盤なんですよね。リチャード・シンクレアさんが好きな私としては(笑)。なかなかこの曲のライヴバージョンないんですよ(笑)。
洗練されてるとか、円熟した感じというか。くどさと、過剰な部分がいい具合に抜けてて、爽やかさと、叙情が一面に広がってます。
1982年に解散した後、音楽業界から足を洗って、この再結成のために、久しかぶりに復帰したメンバーもいるので、ちょっと硬い部分もあるのかな~とも思うんですけどね。そこも味ですね~。
コミックビーム編集部編「桜玉吉のかたち」
この本、完全に読者を限定してる本なんですよ(笑)
コミックビーム編集部編「桜玉吉のかたち」(2000年)です。
桜玉吉さんは、1961年、東京生まれ。漫画家です。日記漫画が有名ですね。
この本は、その桜さんのインタビュー集です。
桜さんのこれまでの人生を、
・少年期(~小学校まで)
・思春期(中学~高校の頃)
・青年期(予備校~美大の頃)
・社会人突入期(イラストレーター時代)
・社会人充実期(漫画家時代”しあわせのかたち”の頃)
・中年期(それ以降~2000年)
と6つに分けて、その各時期に縁が深い、桜さんの家族や桜さんの友人へのインタビューと、その各時期を振り返る、桜さんとO村さん(コミックビーム編集長)の座談会を収めたものです。
桜さんのファンしか興味がないでしょう、この本(爆)。
インタビュー相手も、桜さんの家族と、友人ですからね(笑)。友人とは言っても、桜さんの漫画には、よく登場する人達なので、ファンにとってはお馴染みの人達なんですけどね。
だから、ファンにとっては、非常に興味深い本です!桜さんの漫画の、ところどころに出てくる、昔のエピソードの背景がよく分かるんですよ。
完全にファン仕様の本ですけどね(笑)。
MILLADOIRO「GALLAECIA FVLGET」
MILLADOIRO「GALLAECIA FVLGET」(1995年)です。
MILLADOIRO=”ミジャドイロ”と読みます。
1970年代後半にスペインの音大生を中心に結成。1979年デビュー。今も活動を続けています。
このアルバムは、ミジャドイロの13枚目のアルバムです。しかも、元々この盤は、このバンドの中心人物の二人・鍵盤奏者のアントン・セオアネ(ANTON SEOANE)さん、ハープ奏者のロドリーゴ・ロマニ(RODRIGO ROMANI)さんが卒業した、サンティアゴ・コンポステラ大学の創立500周年祭(!)の企画盤だったそうなんですけど…。
”GALLAECIA FVLGET=ガリシアの輝き”。タイトル通り、すごいですよ。
「創世記」「討論」「郷愁」「存在」の4つの楽章に分けられた組曲。素朴で力強くて。ノスタルジックな匂いがプンプン漂ってくる感じの。
ミジャドイロのオリジナル楽曲と、民謡をアレンジした楽曲が並んでいるんですが、全く違和感がありませんね。
特に、私は1曲目。14分強の”MUSICA PARA O COLEXIO DE SANTIAGO ALFEO(サンチアゴ・アルフェオ・カレッジのための音楽)”。
竪琴とバイオリンとフルートによって奏でられる、ノスタルジックな旋律。そして太鼓(バウロン)が後ろのほうで鳴ってる。そこへ合唱隊の「キリエ・エレイソン」のコーラスが。それが終わると、竪琴とオーボエのによる郷愁を誘う、泣きのメロディ…。縦笛・バウロン・ガイタ(バグパイプ)も加わって、気分は500年前ですよ(笑)。そのあと、民謡風な女声コーラス曲…。息を呑んだままです。ため息…。
14分がアッという間。これで、私はノックダウンです(笑)。
その後の、他の曲も、シリアスなのに素朴さも忘れてないというか。ホントに親しみやすくて、泣きのメロディで。第三楽章のタイトル通り、”郷愁”を誘うような曲ばかりで。
何なんですかね(笑)。スペインのガリシア地方で奏でられている音が、日本に住んでるこの私にも、懐かしさを抱かせるというのは。
でも、この盤は、他ジャンルの音を取り入れてるので、あまり民謡ぽくないから良くない、という意見もあるみたいですけどね。私は、こういう音のも、民謡ぽい音のミジャドイロも、両方好きですけどね~(笑)。
GURU GURU「MOSHI MOSHI」
書き終えて、気付いたんですけど、3連続でドイツの音楽について書いてました(笑)。
GURU GURU「MOSHI MOSHI」(1997年)です。
グルグルは、元々ジャズのほうで活動していた、マニ・ノイマイヤー(MANI NEUMEIER)さん(ドラム)と、ウリ・トレプテ(URI TREPTE)さん(ベース)を中心に、1968年、ドイツで結成。1970年デビュー。今も活動を続けています。
今は、マニさんを中心に4人編成です。
グルグルは、初期とそれ以降とで分かれると思うんですけど、初期の音楽の中心は、ウリ・トレプテさんの(その後のソロ・アルバムでも聴けるような)ヘヴィーなロック。ウリさん脱退後の、4枚目以降は、マニ・ノイマイヤーさんの味であるコミカルで、ハードなロック。特に1970年代後半以降では、インド~中近東辺りのエスニックサウンドを取り入れたテクニカルなハードロック~ジャズロックになってます。
最近は、この音に加えて、テクノ色までも含んだ、ごちゃ混ぜ感が最高なサイケデリック・ハード・ジャズ・ロック!
このアルバム、何枚目になるんでしょうかね(笑)?
ジャケット写真は、どこかの本屋かコンビニで撮られたと思われる、漫画雑誌棚の写真(笑)。タイトル文字も、漢字や平仮名片仮名を意識したんじゃないか、という怪しい文字(笑)。タイトルが被さって見えにくいですが、お好み焼屋のネオンサインも写ってます(笑)。
裏ジャケットは、日本での、メンバーが公衆電話の受話器を握ってるスナップ写真(笑)。「モシモシ」(笑)。
バンド名をカタカナで「グル グル」と、CDに表記してるんですが、↓上下逆さまに書いてるんですよ(笑)。CDの盤面にも書いてあるんですが、これはCDの背の部分。
とにかく1曲目の「モシモシ」ですね。エスニック色が強い音なんですけど、マニさんの片言日本語が炸裂して、ものすごいです(笑)。
日本語が分からない人が聴いたら、「おぉー!マニさん、日本語で歌ってるの?」と感心するところなんでしょうけど(笑)。マニさんが、日本語交じりの英語で、日本人に電話してるという曲なんですけど、思わず噴出してしまいますよ(笑)。まさに、裏ジャケットのスナップ写真状態で、「モシモシ」(笑)。ごめんなさい、降参~って感じです!
他の曲もバラエティに富んでいて面白いです。
サイケなハードロックの”ジェットラグ”、
インド~な、気持ちがいい”タミル・ナードゥ”、
マニさんと、ギターのルイージ・アルケッティ(LUIGE ARCHETTI)さんのユニットである「夜の野獣」(TIERE DER NACHT)のカバー(「WOLPERTINGER」 収録)で、オリジナルよりハードな”イル・マエストロゾ”、
これもハードロックの”インカーネション・ストンプ”、
グルグルらしい、テクニカルなジャズロックの”XLジェネレーション”(笑)、
「この曲、ブルージィーな曲だなぁー」と思って、曲名を見ると、”ジョニー・フィルター”というタイトル(笑)、
そして、グルグルお得意の、モノを音にしている”スカイ・ラブ”、
マニさんが奏でる、琴の音色がジャパネスクな”ドント・ウォーリー・アバウト・ザ・コト”
最後の曲だからって、”ボーナスドレック”(笑)。ボーナストラックじゃなくて(笑)。DRECK=くだらないもの、ですから(笑)。
全曲、ホントに簡単に(笑)紹介しましたけど、これ、よく聴く盤ですね。面白いですよ。
HARDFLOOR「DADAMNPHREAKNOIZPHUNK?」
HARDFLOOR「DADAMNPHREAKNOIZPHUNK?」(1995年)です。
ダダムン…フリーク…ノイズ…ファンク?(笑)
最後にクエスチョンマークが入ってるのが、笑えますね(笑)。「…タイトルを一応読んでみたけど、この読み方で合ってるの?」という不安な感じが(笑)。
ハードフロアは、ドイツ・デュッセルドルフのオリバー・ボンツィオ(Oliver Bondzio)さん、ラモン・ツェンカー(Ramon Zenker)さんのテクノのユニット。1992年デビュー。
デュッセルドルフの人達なのに、ドイツのエレクトロ系プログレのタンジェリン・ドリームやクラフトヴェルクは、嫌いらしいです(笑)。音が冷たい、というのが理由らしいんですけどね。
ハードフロアの音を、簡単に、誤解を恐れないでいうと、KRAFTWERK「NUMBERS」を早送りしたような感じでしょうかね(笑)。あの「ナンバーズ」のウニョウニョいってるようなシンセ(笑)に、速い打ち込みを絡めた音。打ち込みは、やっぱりドイツなので(笑)、マーチぽい感じですけどね(笑)。
この盤は、その速い打ち込みが、スロー~ミドル・テンポになっています。でも、これがいいんですよ。ただ、曲の速さが遅くなった、というだけじゃなくて、何か、音がキラキラしてるんですよね。
オフィシャルサイト(”MUSIC”の”EP1”がこの盤。全曲試聴できます)
テンポが遅くなっても、ハードフロアはハードフロア。遅くなった分、速いビートに隠れていた気持ちがいい音の塊がむき出しになった感じ。
この後、”DADAMNPHREAKNOIZPHUNK”というユニット名でも、活動して、音源も発表しています。



