あなたのココロの
パーソナルトレーナー。
真理カウンセラーの
かとちゃんです。
今週の投稿記事の流れで
「あきらめる」と「受け入れる」の
違いがわからない、
と読者さんからご質問をいただいたので
その説明にチャレンジしてみます。
ちょっと長くなりそう。
*
「もう、しょうがない……」
という言葉、
たぶん誰もが一度は
使ったことありますよね。
でも、心の中では
「ほんとはイヤなんだけどな……」
って思ってる。
これを「あきらめ」と言いますね。
「受け入れ」とはちょっと違う。
あきらめるときの心は、
どこか「被害者モード」です。
現実に押しつぶされて、
「もう抵抗してもムダ」と
力を抜く感じ。
一方で、
「受け入れる」ときの心には、
ちゃんと「意図」があります。
「これは、
いまの私に必要な体験なんだな」
って、静かにうなずく感じ。
同じ“起きた出来事”を前にしても、
この意識の違いで
現実の捉えられ方がまるで変わるんです。
あきらめには「仕方なく」があり、
受け入れには「選択」がある。
だから、受け入れることは
負けじゃなくて、
自分の手に人生を戻す行為です。
*
ここでちょっと言葉の話を。
「あきらめる」は
「諦める」と書きますね。
この「諦(てい)」という字は、
実は仏教の
「四諦(したい)」から来ています。
「四つの明らかな真理」という意味です。
つまりもともと「諦める」とは、
「明らかに見る」ということ。
逃げるでも、投げ出すでもなく、
ただ事実を
“ありのままに見る”
ことなんです。
*
ボクも昔は(今でも笑)、
イヤなことが起きたら
「しょうがない」って
心をパタンと閉じて
ガマンして
その現実に従っていました。
でもそれをやると、
たしかに多少ラクにはなるけど、
同時に
“感じる力”まで
閉じちゃうんですね。
怒りや悲しみを
感じないようにすると、
うれしいとか感動する感情も
同じラインで鈍くなる。
だから、
「感じたくない現実」を
”受け入れる” というのは、
ほんとは
“感じることを取り戻す”こと
でもあるんです。
それができた瞬間、
不思議なことが起こります。
現実は変わっていないのに、
なぜか心が静かになる。
苦しさの中に、
ちょっとした“ぬくもり”を感じる。
それが、
あきらめと受け入れの境目です。
*
「あきらめ」は他人軸で、
「受け入れ」は自分軸。
「あきらめ」は被害者で
「受け入れ」は当事者。
外からは同じような行動に
見えるかもしれないけれど
内側ではまったく違う。
でもまあ結局のところ、
あきらめても受け入れても、
どっちでもいいんだけどね。
アナタの人生にとって
ラクな方をどうぞ(^ω^)
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