あなたのココロの
パーソナルトレーナー。
「許せないんです」って言葉、
カウンセリングでよく聞きます。
昔の親のことだったり、
裏切った友人やパートナーのことだったり、
ひどいことを言われた
上司や同僚のことだったり。
ボクは会社の後輩が
人生史上一番許せない相手だったということは
本にも書きました。
で、
「許した方がいいってわかってるけど、
どうしてもできない」
って、多くの人が言うんです。
でもね、“許す”って、頭でがんばって
やることじゃないんです。
「よし、今日から許すぞ!」って気合い入れても、
そんな簡単に心はついてこない。
余計にモヤモヤが増したりして、
「やっぱ無理だ」って落ち込んでしまう。
でもあるとき、ふっと──
「あれ?もう怒ってないかも」
「なんか、まあいっかって思えるな」
ってなるタイミングが来るんです。
それって、心が自然に“ほどけた”瞬間。
そして、そのときはじめて気づきます。
本当に許したのは、
「他人じゃなく、自分だったんだ」って。
たとえばね、
こんなふうに思っていたかもしれません:
──なんであんなひどいこと言ったんだよ!
──どうして私の気持ちをわかってくれなかったの!?
──あの人がちゃんとしてくれてたら、私はこんなに傷つかなかったのに!
……でも、その裏側には、もっと切ない気持ちが隠れているんです。
──なんであのとき、ちゃんとできなかったんだろう。
──あんなことを言わせる自分が悪かったのかも。
──もっとちゃんと強くあれば、傷つかなかったのに。
そう、
相手を責めていたつもりが、ずっと自分を責めていた。
自分を責めることで、
怒りや悲しみの理由を整理しようとしてた。
でもその“罪”のほとんどは──
**そもそも「存在しなかった罪」**なんです。
ほんとは、ただただ必死で生きてきただけ。
できなかったのも、弱かったのも、未熟だったのも、
全部「人間としての当たり前」。
その時はその時でそれしかできなかったんです。
*
そしてもうひとつ、大事なことを言うと、
“許す”って言うと、なんかこう──
「仕方ないから、お前を許してやる」みたいな、
ちょっと上から目線のイメージがあるかもしれない。
でもそれ、全然ちがいます。
ほんとうの“ゆるし”って、上下じゃない。
ゆるしとは、
「ああ、もうこれ握ってなくていいんだ」って、
自分の中に握りしめてたものを、そっと手放すこと。
相手のためじゃなく、自分のために。
正義のためじゃなく、自由になるために。
だからこれは、
まったく別次元の“ココロのステージ”の話なんです。
責めるでも、見下すでもなく。
ただ、自分の手のひらをそっと開いていくような感覚。
「もうがんばらなくていいよ」
「もう、その傷にしがみつかなくていいよ」って、
自分のいちばん深いところにいる自分に
伝えてあげる言葉。
だから“ゆるし”っていうのは、
誰かを赦すってことじゃなくて、
「そんな自分を責めるのは、もう終わりにしよう」
っていう、静かな宣言。
そして、
「自分を自由にしていいよ」と、そっと許可を出すこと。
「許す」って、誰かのためじゃなくて、
自分がこれから
“自由に、やさしく生きていく”ための選択なんです。
そのとき初めて、
過去も未来もつながって、
心の奥で「ああ、やっとここまで来たな」って思える。
そう思える日が、いつか自然にやってきます。
無理に急がなくて大丈夫。
「相手をゆるす(赦す/許す)」とは
「自分をゆるす(赦す/許す)」こと。
「こんな自分でも、ま、いっか」と言えたなら──
それはもう、ゆるしの始まりなんです。
もう自由に生きてもええんやで(^ω^)
<メールマガジン>
かとちゃんの情報はメルマガを中心に発信しています。
「人生が変わった」「気軽に読めて自己肯定感が育つ!」と評判です!カウンセリングやセミナー募集などもコチラからです。飽きたらソッコー解除できます。
無料メール講座はコチラ ↓↓↓↓
終了後、メルマガ「ココロと友達」へと移行します。
かとちゃんのカウンセリングはありがたいことに現在【満席】です。
新規募集は毎月若干名、随時メルマガでさせていただいてます。
お申込み・詳細は → メルマガで募集しています
お客様の感想は → 「親を恨む気持ちが消えた・・・」