2021年6月現在、日本でカラカルを見られる動物園は5園。合計6頭なのだそうです。かつては北海道の円山動物園、東京都の羽村市動物公園、香川県のしろとり動物園にもカラカルがいたようですが、お亡くなりになったり展示されなくなったりしており、今は愛知県から広島県にかけてが生息域(?)となっています。

 

会いに行くなら一番最後かな、本当にカラカルがいるのか実態が謎だな~、と思っていた三重県の五桂池ふるさと村にいるカラカルの「マック」君が最近Twitterで出てきてときめきました。温かい声をかけてくれる動物ファンの方もいらっしゃるそう。同施設内のロッジに泊まって会うという手もあるなぁ。

 

というわけで、国内カラカル5園6頭を東→西の順にリストアップ。これから生カラカルを見に行きたい方、カラカルコンプリートがまだの方は必見です!

 

①東山動植物園(愛知県名古屋市)の「カール」(♂)

 

 

2005年11月19日生まれのオス。15歳、たぶん国内最高齢カラカルかも。足にコブ(?)ができていましたが去年手術したようで、それ以降は元気な姿を見せている様子です。脚が長く、シュッとした顔立ち。

 

(その後、実際にカール氏に会いに行った記録はこちら

 

※後日注記:2022年11月10日にお亡くなりになりました。記録として当記事はそのまま残しておきます。

 

②五桂池ふるさと村(三重県多気郡多気町)の「マック」(♂)

 

 

こちらは五桂池のほとりにある農業公園で、「花と動物ふれあい広場」という動物園にカラカルのマック君がいます。同施設でキャンプやバーベキューをしたり、スワンボートに乗ったり、地元のグルメを楽しんだりと、アウトドアなレジャーを楽しめそうな場所。

 

(実物のマック君は魅惑的! 実際に会いに行った記録はこちら

 

③大内山動物園(三重県度会郡大紀町)の「カール」(♂)

 

 

年齢不詳。丸顔で目がキリッとしているタイプ。かつては寝室に引っ込んだままなかなか出てこなかったそうです。先ほど紹介した五桂池ふるさと村もこちらも紀勢本線で行けて、車でもそう遠くないので、まとめて行くという手もありますね。しかし今でも必ず会えるとは限らない様子。

 

(会えるかどうかは運次第!? 会いに行ってみた記録はこちら

 

※後日注記:2024年3月29日にお亡くなりになりました。記録としてそのまま残しておきます。

 

④姫路市立動物園(兵庫県姫路市)の「クルン」(♀)

 

 

つぶらなつり目が美しいメスのカラカル。2014年5月31日生まれ。木箱でおとなしくしていることが多いです。そして挨拶がわりに(?)威嚇。高いところが大好きなのだそう。動いているクルンちゃんを見るなら開園すぐと、ご退勤間際がおすすめ。それくらい、動いているのがレア。檻のななめ向かいにベンチがあるので、クルンちゃんを眺めて一緒にまったり過ごすのもおすすめです。

 

(→後日またクルンちゃんに会いに行った際の記録はこちら

(→クルンちゃんともっと仲良くなりたい方はこちらもどうぞ)

 

⑤福山市立動物園(広島県福山市)の「カール」(♂)と「カーラ」(♀)

 

 

こちら2頭のカラカルはご夫婦。オスのカール氏は2009年2月生まれ。つぶらなつり目のハンサムなカラカルです。放飼場を一定速度でよく歩き回ります。基本は男前ですが、丸太や麻袋などのにおいチェックをした後に頬をスリスリするときの表情がキュート。

 

※後日注記:カール氏は2023年11月23日にお亡くなりになりました。記録としてそのまま残しておきます。

 

 

メスのカーラさんは2009年4月生まれ。ブルーがかった瞳と優しげなまなざしが特徴的。よくガラス前を行ったり来たりするので、初心者にも記念撮影がしやすいです。カーラさんの美しさは写真集の表紙をでっかく飾るほど!

 

 

現在のところ、奇数日がメス、偶数日がオスの展示。奇数日ならカーラさん、偶数日ならカール氏に会えます。ちなみに④で紹介した姫路市立動物園のクルンちゃんは、こちらのご夫婦の娘さんです。

 

 

さて、合計6頭いる日本のカラカルを並べてみましたが、オスの名前、「カール」率が高いですね! そしてそれぞれに顔立ちや雰囲気も違う。最初は同じような「ポケモンみたいな猫」に見えていたカラカルも、ハマると奥が深いものです。聖地巡礼のように、カラカル巡礼を!