5月31日(30日説もあり)は、姫路市立動物園にいるカラカルのクルンちゃんの誕生日です。

 

今年もクルンの誕生日、略してクル誕当日に動物園を訪れることができました。(去年の記録はこちら

 

 

ハート型の穴のあいた木箱におさまっているクルン。2014年生まれで、10歳になりました。

 

昼すぎまで小雨がぱらつき、肌寒かったこの日。クルンは雨の日だと、手前まで出てくる気がします。大好きなクルンさんがこんなに近くにいるなんて。毛並みをじっくり観察することにします。

 

10歳といえどもまだまだ若く、毛がフワフワしています。大きさは柴犬より少し大きいぐらいか。今年の2月ぐらいから心配していたしっぽの脱毛は、完全元通りではないものの良くなっていました。

 

その後、クルンは手前の棚を出てパトロールに。ロフトの上に跳び乗ったり降りたりする際に、音を立てずに着地するのがネコ科らしい器用さ。おみあしがしなやかです。

 

14時半ごろ、クルンは向かって右上、定位置の木箱におさまっておやすみになられました。「トン」と音がしたので見てみると、片方のおみあしを外に投げ出しています。

(写真は前回訪れた際のものですが)

 

ファンとしてはその「トン」の音もおみあしも、愛おしくてたまりません。

 

さて、クルンの10歳を記念してささやかなプレゼントを持参したので、動物園出入口の事務所に持ち込みます。プレゼントも寄付の扱いになるそうで、A5サイズの書類に氏名と連絡先、物品名と個数を記入して受け渡し完了です。

 

カラカル舎前に戻り、寝ているクルンを眺めます。15時ぐらいに隣のタンチョウが鳴いたら一瞬お目覚めになられました。慣れているはずでもやはりあのけたたましい鳴き声にはびっくりするのか。目が丸っこかったです。

 

クルンが寝ている間、園内を散策してみました。子供向けの遊具がある辺りをうろうろ。アラフォーの私が子供時代に遊んだような、100円を入れて動く遊具が、古びてはいるものの現役で稼働しています。ただしこの日は金曜日。遊ぶ子供の姿はというと、小さい子供と親の1、2組程度です。

 

ひっそりとしたレジャーエリアを抜けると、穴場かもしれない姫路城ビュースポットがありました。

 

16時半ごろ。閉園も間もなくです。飼育員さんがやってきて、キツネとタヌキにお肉やフルーツなどのおやつが与えられていました。クルンはもうすぐ収容か、と思いますが、飼育員さんはじっくり丁寧にキツネたちと向き合っていて、お客さんもスマホのカメラを向けています。

 

クルンもタイミングがわかるのか、木箱におさまったまま。そして直前に察して16時40分ごろに動き出し、ドアが開いてすんなりとお帰りになられました。

 

過去には帰宅拒否をして、飼育員さんに霧吹きで誘導されていましたが、今や10歳の貫禄と落ち着きです。

 

イエネコだったらすでにシニアの年齢。今や日本では貴重な存在となったカラカル。クルンにも長生きしてほしいな。今後も見守っていきます!