動物園で会える全国のカラカルを見に行こう、ということで最後にやってきたのは、三重県の大内山動物園です。

 

前回の五桂池ふるさと村から、紀勢本線で西へ約1時間。風力発電の風車がある山々が車窓を流れていきます。大内山駅で降りて徒歩30分弱。健脚の人なら20分ぐらいでしょうか。ログハウス調でウッディーな雰囲気の動物園にたどり着きます。

 

こちらの動物園はありがたいことに、公式HPの園内マップでちゃんとカラカルの位置を記してくれているんですね~。他の動物園だとカラカルさんの位置が省略されていて密かに寂しかったりしますが。

 

大内山動物園/園内マップ

 

休憩所を通り抜けるとサーバルのほうが近かったので、まずはサーバルから。ルキさんという、メスのサーバルがいます。

 

 

鳥類、サル、クマと見ていきながら、カラカルのカール氏を探します。事前に見ていた地図の位置にカラカル舎がありましたが……。カール氏は不在。

 

 

上のように掲示してありました。なかなか手強いじゃないですか。ツンツンしたカラカルさんに振り回されるのは別に嫌じゃないぞ。

 

というわけで、休憩所に戻って早めのお昼ごはんにすることに。諸事情あって前の日の晩は夕飯らしい夕飯にありつけなかったため、自販機で購入した日清カップヌードルのカレー味が五臓六腑にしみ渡ります。腹が減っては戦はできぬ。

 

さて、食べ終わって再度カラカルのところへ。う~んいないか。でも丸太にマーキングの跡がついていないか?

 

 

と思ったら、いましたよ!

 

大内山動物園のカラカル、カール氏のお出ましです!!

 

 

年齢不詳のカール氏。毛並みの雰囲気から素人目に推測すると、10歳には達していそう。でもまだまだ現役、ヨボヨボではありません。

 

バックヤードとこちら側とを行ったり来たりするカール氏。柵から向かいの鳥類のエリアを覗いて観察しているかのように見える場面もありました。「あれ食べられるかな?」とかそんな感じだったのかな。

 

 

カラカル舎の横には川が流れていて、せせらぎというか、せせらぎにしては少し大きめの水音が流れています。カラカルを眺めながら水の音を聴くなんて、癒やされるひとときだなぁ。ずっとこうしていたいな。

 

……と思っていましたが、カール氏は1時間弱ほどでバックヤードにお戻りになられ、それっきりに。こちらも宿泊中の五桂池ふるさと村のロッジへ日没までに戻りたかったため、13時で大内山動物園を後にしました。

 

なかなかにタイトな旅でしたが、運良くカール氏に会えました。これで全国のカラカルコンプリート達成です。そして1回でも会いに行くと愛着が湧くので、再びベストな時期を見つけてそれぞれのカラカルに会いに行こうと思っています。