Twitterでカラカルの画像や動画、会ってきた記録などを気が向いたときに探しています。たいていは「けもフレ」関連が多いですが、フォローしているカメラマンさんや動物園公式以外のカラカル記録が見つかるとホクホク気分です。
先日、あるツイートで、イライラしているカラカルを脅かしてさらにイライラさせている親子がいたという情報が。その方の前後のツイートから察するに、現場は姫路。被害猫はクルンちゃんで間違いないでしょう。
ゆ、許せぬ……!!
動物カメラマンさんを何名かフォローしていて、各地の動物園で動物が嫌がらせを受けた話や勝手に餌やりをする人がいる話、いい大人が特定の動物の正面を独り占めしている話などをたびたび聞いていて「嫌だな~」と思っていましたが、推しの個体が迷惑を被るとなるとさらに悔しいですね。
動物に嫌がらせをするような人が、わざわざ当ブログを読んでいるとは思えません。しかし姫路でクルンちゃんを目の前にしていざ「シャーーーッ」と言われたらどうしたらいいかわからない人も多いはず。「カラカルかわいいって聞いてきたのに、めっちゃ怒ってるやん!」みたいな。なので、私なりにクルンちゃんと、いち来園者としてどう遊んでいるかを紹介しますね。
①ソーシャルディスタンスを確認
カラカルに「シャー」されるのは、テリトリーの主張が理由の一つにありそうです。クルンちゃんに聞いたわけではないので真相はわかりませんが。「これ以上近づかないで」というメッセージの可能性あり。福山のカラカルとサーバルは友好的ですが、それでもサイドの網側から接近すると、カール氏もディーン君も「シャー」って言っていました。
なので、近寄りすぎたなと思ったら少し下がってみましょう。
②まばたきを返してみる
これはイエネコとの接し方をカラカルでも試してみたもの。クルンちゃんがリラックスモードのときに目が合うと、ギュッと目をつぶります。猫は目を合わせるのが喧嘩売ってるサインなので、目をつぶるのは「敵意はありませんよ」の印。クルンちゃんが目をつぶったら、こちらも目をつぶります。
しばらくして目を開けて、クルンちゃんが目をつぶっている、あるいは目が合ってクルンちゃんが目をつぶったなら、こちらもまた目を閉じる。これを何回か繰り返します。するとこちらが檻の前にいてもクルンちゃんがリラックスモードになります。特に懐くわけではありませんが、こちらもほっこり気分になります。
③「シャー」=「ニャー」説
怒っているわけではなく、挨拶がわり、猫の「ニャー」の感覚で「シャー」が発せられているという説もあります。海外で人気のカラカル・Kimbo君の飼い主さんがInstagramで発信していたところによると、本当に怒っている「シャー」のときは耳が後ろに倒れるのだそうです。
(※ただし、個体差はそれなりにあると思います。「怒らせてしまった」と罪悪感を抱く必要はありませんが、刺激しすぎには注意を。)
④「またこいつか……」という顔をされたら喜んでみる
私はカラカルが大好きなので、他の動物を見に行ってもそのまま帰らずカラカルのところに戻ります。クルンちゃんのところを中心にして8の字を描く形です。
動物園が空いている日だとクルンちゃんのところに戻った際に「またこいつかよ」と目を細められてしまい、複雑な気分になりますが、あまりジロジロ見ず「覚えていてくれたのかも♡」と喜んでみましょう。
⑤ベンチを活用
カラカル舎の向かい~斜め向かいぐらいの位置にベンチがあります。クルンちゃんを刺激せずに眺めたいときにはベンチの位置まで離れれば安心。威嚇されません。ベンチでおにぎりをつまみ、水分補給をしながらまったりクルンちゃんを眺めるのもありです。
⑥姫路城を眺める
カラカル舎の位置から右上に視線を移すと、姫路城の上部分が見えます。なんというロケーションでしょう。園内で姫路城が一番綺麗に見えるのは赤い欄干の橋(城見橋というらしい)だと思うのですが、カラカルに夢中すぎて……。もっといい場所があるかもしれません。観覧車とか。
⑦動物慰霊碑に行ってみる
ひととおり動物を見たら、過去にいた動物たちにも会いに行ってみましょう。動物慰霊碑はレッサーパンダ舎の向かって右側から丘のようなところを登るとあります。初代のカラカルさんも、名カラカルだった「カツマタ」氏も、クルンちゃんとペアだった「くるり」君もここに祀られているはず。
威嚇するしそっけないし……。クルンちゃんには最初はとっつきにくかったというのが正直なところです。怒られているようで申し訳なくなってしまうというか。でも、私にだって繊細なところはあるし、クルンちゃんは警戒心が特に強い個体なのかもしれない。そう思うとクルンちゃんに親近感が湧いてきて、見れば見るほど親しみ深いカラカルになってきています。
人間同士だったら友達になっていただろうか、とも思うけれど、種族が違うからこそ過度な気遣いや駆け引きなんかがなくてオープンでクリアな気持ちで接することができるのは事実。動物と一緒にいて癒されるというのは、そういう面もあるんじゃないかな、と。