今年の4月21日に大和村にオープンしたアマミノクロウサギミュージアム「Quru Guru」

『くるぐる』とは、奄美の方言で『黒々とした』という意味。

交通事故にあったアマミノクロウサギの保護施設で、クロウサギを観察できるようになっている。

クロウサギと同じく国指定天然記念物のルリカケスも展示されている。

ドライブがてら行ってみた。

施設の入場料は1,000円だが、奄美群島民割引きで700円だった。

施設の中はちょっとしたカフェもあり、キレイでおしゃれな感じ。

剥製も展示されていた。

クロウサギに関することを勉強するスペースは、子どもも裸足で楽しめるようになっていた。

照明もウサギ型でカワイイね。

暗くして仕切ってあるスペースでは、自分がクロウサギになって夜の森を探索するようになっている。

人がクロウサギになった時の実物大のクロウサギもあったり…

野外展示スペースにはルリカケスが2羽いた。

 

その先に、真っ暗にして、夜の状態にしたスペースがあり、クロウサギとリュウキュウコノハズクがいた。

 

夜行性の動物だけに、暗い中でも動いているので、見るほうも楽しい。

なかなか楽しい施設だった。

この日は標準ズームのレンズしか持ってなかったが、外の池にはトンボがたくさんいたので、別の日にカメラを持って撮影に行くか。

大げさかもしれないが、義務教育から入試を経て進む高校は、自分で選択する人生の一歩目だったと思う。

昭和40年生まれにとっては、中学生は丸坊主というルールが存在した鹿児島県では、高校生になると長髪にできるというのは自由を手にする大きな出来事(笑)。

同じくらいに、私が重要視したのは『腕時計』をすることができるということだった。

 

と言っても時計に特に興味があったわけではないが、何か大人に近づくというワクワク感だった。

 

お年玉や貯金で準備して、同級生の親の時計店で選んだのは、今で言うとダイバーズウォッチのデザインの一本だった。

当時、100m防水という性能を誇っていたセイコーのシルバーウェーブ・シリーズの中で、何か分からないけど周囲のダイヤル(ベゼル)がカッコよく感じた。

選んだのは、この1本だった。

ウレタンベルトは1年くらいで切れるし、ベゼルはクリックもなく、左右に動くし、今見ると「何だかなぁ」って感じだけど、それでもカッコよく思えたんだよな。

ハードレックスのガラス面はキズが付いたりしたが、高校・大学生の計7年使った。

大学卒業後に人にあげたので、それから38年近くになる。

最近、ふとメルカリを見ていたら、この時計が出ているのに気がついた。

もちろん新品ではないし、(状態がいいものは結構なお値段)決してキレイとは言えないが動いているし、この際、買ってもいいかと思い、入手した。

 

ウレタンベルトは切れたまま、いろいろと汚れがある。

が、自分で掃除したらいいことで、ちょっとラビングコンパウンドで拭いてみた。

もちろん、防水性は期待できないので、マスキングテープで保護しながら磨いてみた。

ガラス面はキズが残っているが、改めて磨くことにしよう。

今見ると、ダイヤルはサンレイ(サンバースト)になっている?し、サイズも小さかったんだな。

やはりこのデザインが昔から好きだったからか、30歳になって購入したロレックスもサブマリーナだった。

ベルトを付けて、時々楽しむにはいいね。

この歳になって、15歳の頃の時計を手にすることができる時代、なんか嬉しいね。

 

 

2021年のマトリックスアイダ主催ナイフコンテストで見かけた迫力あるナイフ。

ブレード・ヒルト(ボルスター)・ハンドルが1枚の鋼材から削り出されるインテグラルナイフは見ているし、持ってもいるが、

”ゴツい”という言葉が似合うインテグラルナイフは初めて見た。

その後に、ナイフダイジェスト誌2022でも拝見し、「サバイバル+アイドル:さばいどる」としても知られる『かほなん』さんとコラボナイフの発表など、露出の増加と比例して人気作家となった作者が萩野力氏。

私が訪問できるナイフショウは東京で開催されるJKGショウと銀座ブレードショウだが、萩野氏のナイフを見たことがないので、参加されたことはないのかも知れない。

手にしていないナイフを購入したことは多いが、インテグラルナイフだけに重さが気になるので、手にしてから購入したいと思っていたが、どうにも物欲には勝てず、直接オーダーをお願いした。

3か月ほど経過し、届いたナイフが、このタフネスマックス・レギュラー。

TOUGHNESS MAX regular

鋼材 DC53

全長 218mm

刃長 103mm

ハンドル最厚部 14mm

ブレード背厚 4.5mm

一番気になると思われる重量 265g

握ってみると、バランスの良さに気がつく。

そのためか、重さが気にならない、というか、シックリくる重さに感じる。

違和感なし。

 

ハンドルの削りをよく見ると、左右対称ではない削り。

右サイドでは指の付け根が当たるので広めの削り。

左サイドは第一関節から指先が当たる削り。

これは握って、観察しないと分からない点だと思う。

シースもレザーでお願いしたが、強固な造りで拘りを感じられる。

 

カイデックス製がメンテフリーだが、レザーの味には勝てないな。

ベルトに横に着けるタイプでお願いした。

 

『質実剛健』だけでない、大胆かつ繊細に、緻密に作られたナイフだね。

これだけのインテグラルナイフをフライス盤とベルトグラインダーだけで製作しているという。

時間と情熱と手間を惜しまず掛けて作られたナイフ。

素晴らしいの一言です。

 

 

今はナイフ製作から離れているが、かつて、世界最大のナイフショーのコンテストで1位に輝いたナイフメーカーが鹿児島にいた。

 

その名は宮前敏行氏。

 

14,5年ほど前だと思うが、ブログをたまたま見つけ、そこに載っているナイフに魅せられた。

ファイティングナイフにマーブルスナイフのセーフティフォルダーを組み合わせたナイフを最初に譲っていただいた。

それ以来、宮前氏とは交流をさせていただいてきたが、お手元にあるナイフを放出されるとのことで、1本、譲っていただいた。

Sharkという名のナイフ。

ラブレスナイフのニューヨーク・スペシャルをモチーフとしたようで、ブレードにはエッチングが入っている。

フォルダーなのにブレードの長さを確保しているのは、流石の技術とセンスだと思う。

そのためには紐を通す穴をハンドルに開けるのではなく、背側で対応するようにしており、ハンドルエンドまでブレードを伸ばすことができている。

 

カーボンハンドルには独鈷杵が埋め込まれ、アクセントになっている。

また、ブレードのサムスタッド(ブレードを起こす指掛け)に赤いワンポイントが…

本物のルビーが埋め込まれている。

アクションは軽く、ロックを外すのも非常に軽やかで驚く。

 

宮前氏いわく『渾身の作』とのこと。

 

今、手元にある宮前ナイフを並べてみる。

どれも個性的で、ワンオフのナイフたち。

何せ、細かな設計図は書かずに作り上げるという、感性のメーカーだから。

宮前ナイフは、今の市場にあるナイフで終わりだが、その魅力は光り続けるな。

機会があれば、宮前ナイフを手にしていただきたい。

 

我が家の近くに「千年松」と言われるリュウキュウマツの古木があった。

樹齢は230年とも400年ほどとも言われるこの木は、神社のない当集落では『御神木』とされ、近年付けられた千年松という愛称とは別に、『カンマチギ(神松木)』と昔は呼ばれていた。

写真の下に写っているベンチの大きさからも、その大きさが分かるかと。

幹周3.8m、樹高13mの巨木だったが、2018年6月に松枯れのため伐採された。

その後、板材としての利用が模索され、地域の公民館の看板・ベンチなどのほか、表札用に200枚が製材された。

その表札200枚は希望者に抽選で配布された。

それが2021年2月のこと。

伐採後2年以上経ち、防虫防縮加工されたものだが、手元に来て更に2年が過ぎた頃、ラブレスのプロハンターモデルをオーダーする機会があった。

で、ハンドル材として使用してもらうことでオーダーしたのが、2023年11月だった。

1年半経ち、届いたナイフがこれだ。

作者は向大喬氏。

北海道在住のナイフメーカーで、プロハンターモデルと言えば、最初に頭に浮かぶメーカーだ。

2012年・2015年・2016年とJKGコンテストで3回の優秀シースナイフショウ受賞。

2017年にはJKG大賞受賞で、もちろんプロハンターモデルでの受賞だった。

以前にもプロハンターモデルを作っていただいたが、今回のモデルは、ラブレス氏が実用仕上げで作った廉価版ともいえるハーフタング・プロハンターのレプリカになる。

向氏は、焼き印を残してプレートを作ってくれた。

しかし、手前みそになるが、リュウキュウマツのハンドルが、とてもいい木目を見せていると思う。

シースもカッチリしている。

届いた後にラナパーとミンクオイルを染み込ませたので、シースの色がイイ感じになっている。

以前のものと並べてみる。

どちらも良いなぁ。

ラブレスがデザインしたプロ用のハンティングナイフだが、このブレードのデュプレックス・グラインドは魅力的だな。