先週、東京に2泊した。

本来の用件で時間を取られ、2泊の間で自由になった時間は、計2時間。

うち40分ほどは、近隣駅にあるナイフショップに行き、雑談の後にヤスリを1本購入。

まぁ、欲しかったものを買えて満足。

 

次の日の1時間半ほどは、表参道付近にあるスウォッチショップ原宿店を目指した。

目的というほど強い思いではなかったのだが、あればいいなぁと思ったのが「ムーンスウォッチ」だった。

2022年3月に突然発表されたオメガとスウォッチのコラボによる「ムーンスウォッチ」は、オメガの最大のヒット作である『スピードマスター』を、スウォッチがクォーツ時計として手頃な価格で販売するというもの。

11色で展開・ケースはバイオセラミック製で軽量・3万円台(発売当時)というニュースが世界を駆け巡った。

 

50万円以上する時計の雰囲気を、その10分の1以下の価格で楽しめるということで、世界中で大人気となり、限定生産ではないのに購入希望者が殺到して各国でパニックになり、販売中止になったというニュースも報道されたことは記憶に新しいところ。

1年以上経ったが、一部のスウォッチショップでしか購入できないということもあり、入荷を訪ね歩く人もいるとか。

通販もなく、予約も問い合わせもできず、在庫がある時にだけ買えるという、今どきの話とは思えない(笑)

そんなこともあり、一番近いところにある原宿店を軽い気持ちで訪ねた。

 

以下、ショップ店員さんとの会話

 

店)何かお探しですか?

私)このショーケースにあるムーンスウォッチを見に来ました。在庫とかないですよね?

店)明るめの色と、暗めの色と、どちらがお好みですか?

私)私は暗めの、オメガのオリジナルに近いモデルが好みですね~

店)…。ご案内できますよ。

私)え?在庫があるんですか?

店)はい、ご購入いただけますよ。

 

SNSを見ていると、ショップ開店時間前に並んでも在庫がなかったとか、何度か通って、本命ではない色のモデルしか買えなかったとか。

オークションなどでも転売が出ていて、定価の2倍・3倍で取引されているのも見た。

 

で、思わず『買います!』と言っていた私。

 

その後の店員さんとの会話では

・スウォッチのクォーツモデルなので、保証期間内に故障した場合は修理ではなく、新品交換になる。

・電池は無料で交換する。

という話のほかに、今でも「1日につき1人1本」しか購入できないそうだ。

 

ともかく、幸運にもムーンスウォッチの一番人気モデル『Misson to the Moon』を購入することができた。

まずは外箱から

世界最大のスウォッチグループにオメガ、ロンジン、ハミルトン、ティソからブレゲ、ブランパンなど多くのブランドが入っているからこその、このコラボだね。(最近はブランパンとスウォッチのコラボも発売された。)

パッと見は、ホント、スピードマスターにそっくり(当たり前か)

文字盤にもベルトにもOMEGAとswatchの表記があるのは嬉しくなるね。

裏蓋の電池室には月のプリント。

 

ベルクロのベルトには

Speedmasterのプリントが、また心をくすぐるね。

 

プラスチックのケースがオモチャのようだとか、安っぽいという評価もあるが、

偽物ではなく、まぎれもなく『オメガ公認』のクォーツ製スピードマスターということは言えるね。

 

気軽に楽しめるという企画はいいんじゃないかな?