先のブログで触れたが、今回の第44回JKGナイフショウで購入したのは、1本だけだった。

それが、このナイフ。

九鬼隆一氏作 ニューヨーク・スペシャル レプリカミニ

大きく見えるかもしれないが、全長134mm、刃長60mmと可愛いサイズ。

手に取ると、このとおり。

九鬼さんのナイフは、ラブレスナイフをデフォルメしているものが多い。

だが、このNYスペシャルはスケールダウンで、デフォルメはないな。

これ以上に小さいサイズは、流石に作るのが大変だろう。

九鬼さんのテーブル前にいると、そこにナイフメイカーの大泉氏がやってきた。

ナイフを見ながら『いや~、これはヘンタイ的ですよね』『このサイズでNYスペシャルを作ろうと思うのはヘンタイだよね』などと話しているうちに、買おうかという気が強くなった。

 

* ヘンタイというのは「普通の情熱ではない」という意味の誉め言葉です。

ハンドル材はスタッグ、スネークウッド、アイアンウッド、マイカルタと4種類が並んでいた。

マイカルタも良かったが、サイズにあったイイ感じのスタッグハンドルを購入することにした。

と、九鬼さんから大泉氏に『ご一緒に来られたんですか?』と。

いや、この方は鹿児島の奄美大島からですよ、クロウサギさんです、と話すと、どうやら私のことを知っていただいているようだった。

九鬼さんのナイフは、JKGナイフショウの度にデフォルメナイフを見ていたが、ノーマルサイズから3/4サイズや2/3サイズのビッグベアやNYスペシャルは、1本持っていてもいいなと思わせてくれた。

ミニサイズのナイフなので、本当に趣味性が高いナイフにはなるが、安いとさえ思える価格設定なので、こういうのもいいなと思った次第。

私が購入する際に、若い女性も熱心に九鬼さんのナイフを見て、いろいろと質問していた。

多分、その後に買ったんじゃないかな。

私が呼び水になっていたら、それは嬉しいことだね。

 

と、買った後に、九鬼さんから私の顔を見ながら一言。

『中々私のナイフは買っていただけなかったですね~』って。

バレてたんですな(笑)